大阪近代建築BLOG

消えていく近代建築に異議申し立て
-大オオサカまち基盤(大バン)-

戦後建築はカッコイイのだ3(ま)

2007-06-26 21:43:23 | 近代建築フィールドワーク
戦後建築はカッコイイのだ!に共感のメールをいただきました。
コメントもいただいたフランキー中尾さんのご推薦は
伏見町の関西ペイント本社(1950年代半ば・東畑謙三設計)。
当初2階建てだったものが4階建に増築されたんですって!
当時の雰囲気を残しながら上手く維持されているので感心しています、とのこと。

いわゆる近代建築がすっきりしていく過程のような建物ですよね。
わたしも前を通るたびに気になっていました!

戦後建築にはこのように縦長窓でモダニズム以前のヨーロッパの雰囲気を残しつつ、シンプルになったものや、
大バンきっての戦後建築マニア高岡氏が恍惚とする水平連続窓シリーズ
まちかど逍遥のぷにょさんの目に止まるような白くてちょっと船っぽいシリーズ
わたしが結構すきなのは御堂筋に並んでいるようなわりと大きめの、だからこそグリッドの作り方にこだわったシリーズ、
それに御堂筋ダイビルに代表されるような、ちょっとメカメカしたアトムっぽいシリーズなど、
ホントにいろいろあるんですよねぇ。。。

大バンで話題になったとき、
例えば「わたし伊万里焼が好きなのよねぇ」みたいな感じで、
街の人たちがみんな、建物に対して自分の好みの流派を持ってたりしたら
渋いくて面白いやんなーと話していました。

この奥が深い戦後建築ワールドを、
来月の大バンではチラリとお見せしたく思っております。
とは言え、まだどうやって流派を分ければいいのかもわからない世界ですので、
写真でも見ながらビール飲みません?

という企画を近日中にお知らせします。
戦後建築はどうでもいいけど気持ちよい屋上でビール飲みたいわー、という皆様も、
7月の第3土曜日の夜は空けといて下さいね!

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