大阪近代建築BLOG

消えていく近代建築に異議申し立て
-大オオサカまち基盤(大バン)-

大阪近代住宅ものがたり(ま)

2005-07-21 17:38:45 | ニュース&トピック
『大阪近代住宅ものがたり あこがれの住まいを求めて』と題した展覧会が、大阪くらしの今昔館で今日から始まります。江戸時代には、上町・船場・島之内・天満に限られていた大坂。しかし旦那衆が天下茶屋・帝塚山など大阪南部や阪神間といった郊外に別荘を建て、やがて本宅を移し、また大大阪の時代には人口急増により市街地周辺に貸家や長屋がどんどん建てられました。
そんな時代の住宅地や住まいを取り上げた展覧会。必見です。
  期間  平成17年7/21(木)~9/4(日)
  場所  住まいのミュージアム内 大阪くらしの今昔館(こちら)

※この大阪くらしの今昔館というところ、本当によくできていて大人でも子供でもホンキで楽しめます。この機会にぜひ足を運んでみて下さい!

金庫バン奮闘劇はじまる(ま)

2005-07-20 17:50:02 | 大バン活動記録
先日の大バンでは、ほとんど全方位的に拡大している次回イベント企画について「そろそろ着地点を想定しようよー!」という事が話し合われました。BGMは我が大バンの頼り『金庫バン』が弾く電卓の音。
彼女が考案中の<大オオサカまち基金>募集のお知らせが近々発表されるかも?!

欧米では、ある建物を大切に思う人が保存したいと思ったら、その人が買い取る、というようなことがよくあるそうです。だけどそれはなかなかできることではありません。例えば多くの市民がお金を出し合って建物を買い取り、活用する、というような市民ファンドを作れたら・・・。そしてその建物が利益を生み、経済的に成り立っていくことがやはり必要ですよね。

何をするにも、先立つものはお金ですよね。その現実をにらみつつ、9月のイベントに向けて金庫バンの奮闘劇が開幕しました。

芝川ビル探検(ai)

2005-07-17 10:54:01 | 近代建築フィールドワーク
イベントのメイン会場、芝川ビルの探検に行ってきました。

ペンキ塗りなどで何度か訪れている芝川ビルでしが、
今回は「建築様式」の観察と、建設当初や花嫁学校時代、
どの部屋に何があったのかを確認する機会をいただきました。

古代メキシコ、マヤ・インカ文明の影響を受け、播州産の龍山石を使った彫刻装飾、
各フロアや部屋で異なる表情を見せる床や壁のタイルのパターン、天井の装飾、
暖炉など、重みのある不思議な空間でした。
地下には花嫁学校時代に使用されていたであろう調理実習用の流し台があります。


今はテナントビルとして活用されている芝川ビル。
事務所の中に暖炉、天井には怪しい顔の彫刻があったりと、
こんな不思議な空間へ仕事をしに通うのも楽しそうです。

9月のイベントでは、この空間を体感できます。是非、お越しください!

7月定例大バン@江戸堀児玉ビル(ま)

2005-07-09 12:18:28 | 大バン活動記録
今月の第3土曜日の大バンは、肥後橋駅近くの江戸堀児玉ビルで開催します。
日時 7月16日18:30~
江戸堀児玉ビル(肥後橋8番出口すぐ)で開催します。(場所はこちら)

9月のイベントに向けて各コバン(大バンの中であれこれ目的別チームがありまして、それをコバンと呼んでいます<笑>掛け持ち可!)からの報告などがあると思いますが、中でも芝蘭社学園という芝川ビルにかつてあった花嫁学校の歴史を追いかけてる花嫁コバンの活躍ぶりを見るのが楽しみなところ。

ご興味ある方、参加くださいませ!
連絡は→daiosaka1925@yahoo.co.jp

イベント会場ご紹介(ま)

2005-07-03 13:13:22 | 大バン活動記録
9月の秋分のイベント会場、ペンキ塗りをした後で入居されるテナントさんが床を貼られ、イイ雰囲気になりました。この部屋が今回のメイン会場です。ここでは、<近代建築オーナーサミット>を開催する予定。そのほか、芝川ビルにあった花嫁学校に注目した企画や、芝川ビルオーナーの千島土地さんが深く関わった大正区の方から、つまり運河や川沿いから近代大阪を考える企画などが進行中。
さらに前回の大大阪ハガキに加えて、新たな大バングッズも登場予定です。

ところでこの会場、入り口の扉に「大阪人大加工会社」と以前のテナントさんの名前が書いてあります。
「大阪人 大加工 会社?!」すごい、なんて大バン向きな場所!!
本当はきっと「大阪 人大(人造大理石)加工会社」なんだとは思いますけど、大阪人を大加工する会社なんてオモシロイ。
大加工ってほどじゃないですが、「大阪ってカッコイイ街やん」て風に見えるように大阪人の目を加工したいですね。お金も掛からないしとっても簡単。例えば夕方中之島で橋を渡るときに夕焼けの川を眺めるとか、実は船で一周できる大阪を川から眺めてみるとか、意外にたくさん近代建築が残っている三休橋筋を歩いてみるとか、もうすぐ運賃も安くなるし中央線で海まで行って、天保山や南港の海の独特な風景を眺めるとか、そんなことで簡単に加工できるんですけれど。手術代無料。たぶん一度加工されたら一生持ちます。