p3ぶろぐ おかわり : 糸井正和経済経営研究所

金融・経済・経営の幅広い分析をお届けします。身近な路地裏経済から陰謀渦巻く国際戦略まで、様々なハナシをお楽しみ下さい。

燕が飛んだ

2010-06-18 14:14:14 | 企業・産業
東京工業大学がこの10月に稼動を開始させる予定のスーパーコンピュータが、話題になっています。
そのスーパーコンピュータ「TSUBAME2.0」は、Intel製CPUとnVidia製GPGPUの組み合わせという、「世界標準」の構成です。実際の利用時の速度向上を重視したそうですが、ベンチマーク上でも前回の「トップ500」ランキングで2位になった中国製スパコンを超えているとのことです。
注目すべきはそのお値段で、メンテナンス費用込みで32億円とか。

これに対して、「事業仕分け」で注目を浴びた、文部科学省の「次世代スーパーコンピュータの開発・利用」プロジェクトはというと…
今年度予算に関する概算要求額267億円が「仕分け」された(後に復活)ことが広く知られています。
プロジェクト全体では1,230億円が必要とされており、それだけの予算があれば、単純計算で「TSUBAME 2.0」40セット近くが調達できることになります。

この一件は、現在の公共事業が如何に無駄の多いものであるかを象徴するものと言えるでしょう。
消費税増税を議論する前に、やはりこうした無駄の削減をやって欲しいものだと思います。

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