長野市北部の戸隠森林植物園で、夏鳥のキビタキに出会いました

　長野市北部の山岳地域の戸隠にある戸隠森林植物園に野鳥観察に行った話の続きです。

　戸隠森林植物園は、戸隠神社の奥社の参道近くに広がる自然豊かな森林・湿原です。5月上旬は、野鳥観察愛好家の方が全国から多く集まります。その野鳥観察愛好家のお目当ての野鳥は、夏鳥のキビタキです。

　入園した午前6時過ぎごろは、木の上ではクロツグミが美しい鳴き声を聞かせてくれました。

　午前6時過ぎの朝日に照らされる、黄色い花のリュウキンカです。



　早朝の午前6時ごろは、お目当てのキビタキはほとんで姿を見せませんでした。ところが、午前8時を過ぎて、太陽光が上から差し込み、気温が上がって来ると、キビタキが続々と姿を見せ始めました。

　ますは、背の高い木の上部に登場したキビタキです。



　夏鳥として、日本に飛来し、平地の各地の雑木林などを経由して、各地の高原にたどり着きました。

　次第に“水ばしょう園”近くの低木に、キビタキは姿を現しました。





　湿原にかかっている木道を行くと、ミズバショウの花が美しい湿原の場所で、多くの方が集まっていました。

　彼らが見つめる先を見ると、一羽のアカハラがいます。



　太陽光がよく当たる明るい場所に、アカハラが出てくると、いっせいにシャッター音が鳴りました。



　実はアカハラは、佐久荒船高原の夏のコラース部隊のメインメンバーの野鳥です。

　戸隠森林植物園の木道を進むと、シジュウカラやヒガラ、カワラヒワなどもあちこちで姿を見せました。戸隠森林植物園が野鳥の楽園であることを再確認しました。