ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

岐阜県恵那市中野方町の山里にある坂折棚田に、たぶん5年ぶりに訪れました

2016年10月22日 | 旅行
 岐阜県恵那市中野方町坂折という山里にある坂折棚田に、約5年ぶりに訪れました。

 中央高速道の恵那インターから県道を北西側に向かって、恵那峡の下流側にある橋を渡って緩やかですが次第に山里を上っていきます。すると、山里の斜面に巧みに築かれた坂折棚田にでます。





 この坂折棚田の特徴は、棚田の段々をつくる石積みを専門の石工職人が築いた点にあります。このため、段々の見た目が美しい棚田です。この坂折棚田はNPO恵那市坂折棚田保存会が保存しているそうです。



 坂折棚田は江戸時代初めから築かれ始めたといわれるために、約400年の歴史のある棚田です。しかも、この石積みは名古屋城の石垣を築いた職人集団「黒鍬(くろくわ)」と呼ばれた職人によると伝えられています。

 明治時代には、ほぼ現在の姿の棚田が完成していたそうです。

 この棚田のイネはもう大部分が刈り取られていました。稲刈りが終わり、晩秋を感じさせます・



 刈り取られた稲穂は、ハザに架けて天日干しされています。美味しい米ができそうです。





 この棚田の上側に出る農道は、くねくね道で、途中が狭かったり、広かったりと、現在の自動車が通ることを前提にしていない道です。万が一、車同士がすれ違うのは、場所によっては大変、困難です。
 
 江戸時代初めに、専門の職人集団に依頼して石を積んだという事実は、当時はここは豊かな集落だったのではと想像しました。

 また、中央高速道の恵那インターから観光地の恵那峡の下流側を北西側に向かう県道の両側は棚田風の石垣が多い農村風景です。また、水に恵まれた土地のようです。