2016年5月14日(土) 7.0km
累積標高(+)757.392m(-)-714.298m
今回、またもや痛恨のiPhoneバッテリー切れの為、距離の計測が途中でストップ。JogNoteの計測5.9km +GoogleMapの計測1.1kmで7.0kmを手入力。
昨夜は、F君・N君・Kさんと4名で、某ファミレスチェーンのSでワインを飲み過ぎたせいか、寝坊してしまった。
今日は特に予定は無かったのだが、あまりに爽やかな好天で、じっとしているのはもったいない。残ったアルコールでボケた頭で行き先を考える。
昼から行ける所と言えば、お決まりの「旗尾岳・府庁山」(直近では昨年12月)位しか思い付かないが、出来る事なら初めての所に行きたい。地図とにらめっこしていると、同じ「千早口」駅で下車して反対側の「学文峰」と言う山が目に留まる。コースタイムも丁度いい感じだ。眺望などは期待が持てないが、そもそもこんな時間から計画を練っている様では贅沢は言っておれないし、迷っている時間ももったいないので決定する。
急いで支度を済ませ、ダイエーで買い出しをして、「白鷺」駅12:20発の電車に乗車。「金剛」駅で「橋本行」の快速急行に乗り換え。
これが失敗だった。停車するものだと思い込んでいた「千早口」駅を通過して、「林間田園都市」駅まで行ってしまう。「林間田園都市」に到着するまでの車中で地図を見ながら、乗越しついでに、予定変更して「三石山」に登って見ようかとも考えた。しかしこの時間からだと、さすがにコースタイムが厳しい。思案している内に到着。運良く、隣のホームに折り返しの電車が停車していたので、慌てて飛び乗る。
そんなこんなで「千早口」駅に到着したのは13:09だった。
ここで家にモバイルバッテリーを忘れて来た事に気付く。とにかく、人間慌てるとロクな事がない。この事が冒頭に書いた出来事の原因になる。
スタート前からミス連発だが、気持ちを落ち着かせてスタート。
駅前から集落の中を縫う迷路の様な細い道を行く。
工事中の広い農道に出ると、目の前のこんもりとした新緑の森に包まれる様に「地蔵寺」がある。鄙びた山寺という風情で、農道が無ければもっと良いのだが。
その農道を少し歩くと、トンネルがポッカリと口を開けている。地図によるとトンネル手前の左手に、登山道の入口があるはずなのだが、石積みの高い壁になっている。見落としたかと思い、戻って探すが見当たらず、少し焦る。落ち着いてもう一度辺りを見渡すと、左手ではなく右手に赤テープを発見。
近寄ると草陰に「←ジルミ峠/千早口駅方面→」の道標を発見。細い山道が延びており、間違いなさそうだ。
「シライトソウ」が群生しており、可憐な白い花の中を進む。
薄暗い植林帯の谷筋の緩やかな傾斜を登る。
河内長野市が設置した、山中に似付かわしくない道標が忽然と現れる。ここが「ジルミ峠」の様だ。直進すると「唐久谷・神納」方面に抜ける。
ここを左折、ここから「旗尾岳」の急登を彷彿とさせる激登りになる。
少し残っていた昨日のワインが一気に抜ける。
幸い激登りはそう長くは続かず、山腹を巻く平坦な道をしばらく歩く。再び登りになり、尾根筋の三叉路に乗り上げる。
ここは右折が正解の様だが、左も気になり少し進んでみると小さなピークが現れた。
山名板が取り付けられており「地蔵山」(393m)とある。地図にも乗っていない山だが眺望がいい。こう言う場所を穴場と言うのだろう。昼食にしようかと思ったが、日陰がないので今日の気候だと暑い。
三叉路まで戻り先へ進む。背丈程もある羊歯の中を登って行く。
程なく「学文峰」(414.43m)(山名板の山名は間違いか?)の山頂に飛び出す。
山頂には「唐久谷 三等三角点」の石柱がある。良く見ると三角点には「Ucode」と書かれた小さな丸いプレートが埋め込まれている。気付かなかったが、後で写真を見てみると「一徳防山」や「高取山」の三角点にも埋め込まれている。調べて見ると「インテリジェント基準点」という物で、場所情報などが書き込まれたICタグを内蔵したプレートの様だ。
木々に囲まれ清涼とした山頂で、木立の間から「金剛山」が顔を覗かす。
今度こそ昼食にする。三角点の石柱をテーブル代わりに使わせて貰う。
先ずは、よく冷えたビールでぷは〜!
ここで一句
「鮮やかに そよぐ青葉の 風の音
グラスでゆれる 木漏れ日を呑む♪」
(本日のメニュー)
・ラ王(担々麺)
・(ラーメントッピング用)豚肉・ネギ
・ホテイ やきとり缶詰(塩味)
・キリン ハートランドビール500ml
・上撰 白鶴 200ml
ラーメン、缶詰、ビール、日本酒という王道を行くラインナップだが、多少の変更点はある。ラーメンは何時もの「マルちゃん正麺」ではなく初めて「ラ王」に、味も「担々麺」にしてみた。缶詰はバーナーで温めて、ラーメン用のネギを流用してトッピング。(それぞれ、ラーメンはもう少し辛さをプラス、缶詰はレモンかユズをかけるのもいいかも)
食事中ふと足元を見ると、大きな蟻が自分の二倍以上はあろうかという白い物体をせっせと運んでいる。よく見ると私の落としたインスタント麺のかけらだった。こうやって掃除をしてくれていると思うと、ありがたい事だ。
白鶴のぬる燗も飲み干して、ほろ酔い気分で撤収する。
ここからは、あまりアップダウンは無いが、林道や関電道が交差していてややこしい。
赤テープの目印を頼りに尾根道を行くと、三叉路にぶち当たる。
左に進むと「伊谷ノ峰」(491m)だが、今日は時間もないので、登頂は次回の楽しみに取っておこう。
三叉路を右折して更に尾根道を進む。
「ジルミ峠」の物と同様の道標が現れる。ここが「上峠」になる。
落葉の急坂を下ると舗装された林道に出る。林道を下ると流谷の集落が見えてきた。
この辺りの路傍にミツバが群生していたので収穫させてもらう。
長閑な田園風景の中を歩き、スマホで写真を撮影しようとシャッターを押したところで画面が真っ暗になった。
トボトボと「天見」駅まで歩く。
帰宅後、収穫したミツバを卵とじにしていただく。さすがに天然物は香り高く美味しく思った。
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