一歩前進！？

土曜の夜、ブログをアップしてから、Mちゃんから電話がかかってきた。彼女、２週間前のKコーチのいじめで、相当、傷つき、先週はテニスに来られないくらい体調を崩した。

しかし、私はテニスを休むどころかテンションが上がった

小さい頃、乗馬レッスンに行った時、落馬した直後に先生に「泣いたり、痛がる前に、馬にすぐ乗れ！」と怒鳴られたことがある。子供ながらに落馬した痛さや恐怖を感じた上に、「直ぐに馬に跨れ！」と怒鳴られ、訳もわからん！と思ったのですが、レッスンの後に「落馬してから直ぐに馬に乗らないと、「落ちた！」という恐怖心がどんどん大きくなり、時間が経てば経つほど馬に乗れなくなる。」と先生に言われてから、妙に納得した。

スキーでも同じことがありました。スキースクールに入りコーチに上級者コースへと連れて行かれた。ゲレンデの上から下を見下ろすと急斜面…足がガクガクして、思わず「無理」と言うも、「僕のあとを付いて来い」と滑り始める。私はこんな所に一人取り残されては大変だと必死でコーチの後を付いて行った。そして無事、その斜面を滑り終えたら、余りの怖さに膝が笑う始末。でもどうにか降りて来られたとホッとするもコーチに「もう一回行くぞ」と言われる。

「嫌だ！絶対、もう無理！」と言ったら

「今、降りて来られたんだから、大丈夫ここでもう１回行って置かないと、この斜面は怖かったという気持ちだけが残るから、もう２度とこの斜面を滑ることはできなくなるよ」と言われ、渋々コーチに付いて行った

そうしたら、本当にコーチの言うとおりで、２度目は最初ほどの怖さが無くなっていた。

と、前置きが長くなりましたが、私の言いたかったのは「嫌だと思ったことから遠ざかってしまうと、それには二度と手をつけなくなる」ということを２つのスポーツを通じて教わったということ。

今回のテニスも「あのコーチの態度嫌だなぁ～Mちゃんが来ないなら、私も休んでしまおう」と思ったら最後…テニスはコーチにいじめられるし、つまらないと思ったら、テニスが上達することなく絶対にスクールを辞めてしまうことは目に見えていたので、私はいじめられた直後にコーチに直談判したりして、先週もスクールに行った訳なのですが、Mちゃんはコーチにいじめられてから、ひたすら一人でうじうじループに入ってしまい…数日経ってから役員にクレームをつけたものの、コーチ本人に言わなかった分、気まずくなり、スクールに行きづらい状況を作ってしまった／(-_-)＼

そしてスクールには大手ホテルの役員から連絡が入り、事が大きくなってしまったのです。

そして、先週のスクールでもKコーチは出席した私に冷たい態度を取った。

でも私はそれが悔しくて、日曜日の特別レッスンを意地で２コマ取った。

最初は１コマの予約を入れた。１コマやってヘロヘロだったけど、日曜日もKコーチが大人気ない態度を取ったから「くっそ！」と思い、レッスンを延長したのです。

話は戻りますが、土曜日の夜のMちゃんは電話越しで「月曜日に支配人と会うから一緒に行こう。そしてKコーチを辞めさせよう」と意気込む。そこから何が大変だったのかというとMちゃんをなだめること。

余りの剣幕に「一緒に行って、事実を説明するのはいいけど…」と口ごもると

「何、一緒に行きたくない訳ね。では私だけで行ってKコーチに責任を取らせるから、もういい！」といじけるMちゃん

私「いや、行きたくないわけではない。やっぱりKコーチの態度は上の人に報告すべきことだから、私も一緒に行くけど、いきなり辞めさせるというのは違うと思う」と答えると

「なら、これからずぅっと木曜日のレッスンはKコーチでいいの？」と切口上になる

私「あんな態度がこれからも続くようなら、Kコーチは嫌だけど、物事には順序ややり方というものがあるのよ。彼のやったことは大人気ないし、間違っているのは彼だから、何も私たちがスクールを辞めたり、違う時間帯のクラスに行くことはない。やるべきことは事実を伝え、スクールやコーチを改善させることであって、彼を辞めさせることは本題から飛躍しすぎている。そんなヒステリックに辞めさせる！と騒いだら、私たちの方が厄介なクレーマーだと思われるだけでしょ？」と言う

Mちゃん「何？Kコーチの見方をする訳？」ともうここまで来たら手がつけられない状態

私「いや、私も当事者だから嫌な気分だけど、私は悔しいのよ。今はどうやったらKコーチを見返せるかと考えるばかりで、本来テニスを始めた意図から大分ブレていて、違うような気がするけど、物事にはやり方と順序というものがあるから、この時点で「Kコーチを辞めさせる」のは違うと思う」と主張。

そしてどうにかMちゃんをなだめすかし、月曜日の支配人との面談で、Mちゃんが暴走しないよう私も立ち会ってきました。Mちゃん、土曜の夜中の電話では意気込んでいたのに、スクールに行ったら、どこか弱々しく見える

開口一番、支配人「この度は申し訳ありませんでした。一応Kコーチに事実確認をしましたところ、彼は普段通りのレッスンをしたまでだ、と申しておりまして…」と言う。

Mちゃんの電話では彼女をなだめすかしていたのに、この支配人の謝り方にムカッとした私。でもここで怒ってはこちらの負けだ…と思って、心を落ち着けながら

「あぁ～確かに普段通りと言えば普段通りのレッスンだったのかもしれません。この一件の前から、彼は機嫌の良い悪いをあからさまに態度に出していましたから…彼の言うとおりいつも通り態度が悪かっただけのことかもしれませんねぇ～」と答えた私。

支配人が支配人なら私もそれなりに対応その後、１時間程、支配人とのやり取りがあり、最終的に支配人が「Kコーチの配置替えを考えてみます。」と言う

Mちゃん、それまで暗かったのに「本当ですか？」と喜ぶ。

私「エェーっ！残念！Kコーチのお陰でテニスへの情熱が湧いてきたのに、彼がいなくなったら、「Kコーチを見返すためにテニスを上達しよう！」と思う私の気持ちはどこにぶつけたらいいの」と言うも、

Mちゃん「今週から、木曜のクラスのメインコーチを変えて下さるということですか？」とニコニコする

支配人「今週は、時間的に厳しいかもしれませんが、なるべく早く対処したいと思います…」

私「Mちゃん、そりゃ、今週からなんて無理よ。それにKコーチには「今迄有難うございました。これからもお元気で…」くらいのご挨拶もしないと大人気ないわよ」と言う私も大人気ない

支配人との面談の後Mちゃん「外見とは違って、まりっぺはどこまで強いんだ」と苦笑いしていました。

私も相当大人気ないけど、取り敢えず、支配人に話ができたこと、そしてKコーチが私たちのレッスンから外されることに満足したMちゃん、今週はレッスンを出るそうです。

私としてはKコーチを私たちのレッスンから外してしまったこと、ちょっと納得できないけど、まぁ～彼をスクール自体から辞めさせるには至らないでよかった…万が一、生徒たちの評判が悪く、役員から抗議の電話が入ってKコーチがクビにでもなったら、どんな恨まれ方するかわからないし…あぁ～本当につまらないことが大きくなってしまったけど、一応これでMちゃんの気持ちも少し落ち着いたようなので、一歩前進