店主のたわごと

まれ助堂店主、八神まれ助の煩悩吐き出し処。
小次健、やおい、BLが含まれます。意味の分からない方嫌いな方はご遠慮下さい

OH MY SISTER!(3)

2009-06-26 02:33:58 | 小話
姉がいってしまうと、若島津はため息をつきながら脱衣所に戻った。濡れた服を無造作に脱ぎ出す。
姉がいると分かっていたのに、なんでキスなんてしちゃったんだろう。誘惑に負けた自分が恨めしい。大体なんでこの男はこの時期に日本にいるんだ?
不機嫌モードを全開にしたまま風呂場へ戻ると、さすがにばつの悪そうな日向と目が合った。
「香子さんがいるなら、先に言えよ」
「言う間なんてなかったでしょうが! 大体なんであんたがここに居るんですか!」
不機嫌な若島津は自然と口調が険しくなった。それを受けて日向がフッと目を逸らす。
それを訝しく思った若島津はその日向の目を追いかけた。
「…あんたまさか怪我をしたとかじゃないですよね…?」
答えない日向に不安になる。日向が怪我をしたとは聞いていないが、もしかしたら情報が送れているだけなのかもしれない。
「日向さん…?」
「安心しろ。怪我なんざしてない」
不安に駆られた若島津がもう一度呼びかけると、日向はやっと返事を返した。怪我をしていないという日向の言葉に安堵する。
「じゃなんで?」
「理由ならさっき言っただろ」
さっき…さっき言った事って…
「あんたマジでそんな理由で帰ってきたの?」

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ごめんなさい、超久しぶりなのにまたしても眠すぎてここでダウン
今度の月曜の法事が終わればもうちょっと時間ができるはず~~

更新が止まっていてものぞいてくれる皆様ありがとうございます~~
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夏コミ

2009-06-17 01:35:16 | 日記
小話の続きを書いてなくてすみませんです
またしてもちょっと私生活がワタワタ状態なのですが、もう落ち着きそうなのでそしたら続きを書きますね

さて、夏コミですが相変わらずまれ助堂は不参加なのですが、新刊を作ったら置いていただける事になったので頑張って作りたいと思います
以前言っていたアラフぉーな二人の激エロ本にするつもりです(ニヤリ)
でっきるかな~~♪
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OH MY SISTER!(2)

2009-06-12 01:06:03 | 小話
「あんたなんでっ!」
そう叫けびかけた若島津は、外に香子が居る事を思い出して、ハッと口をつぐんだ。濡れるのもかまわずに浴室へと入ると、戸を閉める。
「何で今時期にこっちに帰ってきてるんですか?」
風呂に浸かっている日向に顔を近付けて、なるべく声を抑えながら聞く。
「お前に会いたくなったのさ」
「なにバカな事言ってるんですか」
しれっと言ってのけた日向に若島津は呆れた声を出した。
「本当だぜ…?」
日向は風呂の縁に掴まっていた、若島津の手を自分に引っ張った。不意に力を加えられて、若島津が体勢を崩す。
「お帰りのキスはしてくれないのか?」
「…っ」
腰にダイレクトに響く日向の声を、耳に直接吹き込まれた若島津はザワリと肌が粟立つのを感じた。こんな事をしている場合じゃなと分かっているのに、近付いてくる日向の唇から逃れられない。
「んん…っ」
熱い舌が口腔内に侵入して、若島津の舌を絡めとった。
「………イチャイチャしてるとこ悪いんだけど」
「どわっ!」
突如聞こえた姉の声に、若島津は瞬間的に我に返った。ありったけの力を込めて日向を突き飛ばす。ゴインという音と共に日向が変な叫び声をあげていたが、若島津はそれを無視して後ろを振り返った。
「ねねねねね姉さん! いつ入ってきたの!」
「いつじゃないわよ。あんまり待たせるから、どうかしたのかと思って様子見に入ってきたんじゃない」
浴室の戸の前で、腕を組んだ香子は狼狽している弟を見下ろした。
「なのに当の弟と来たら、姉の事を忘れてイチャイチャしてるなんて…いい度胸じゃないの」
「いて~~…、うわっ! きょ、香子さん! なっなんでここにっ?」
若島津に突き飛ばされたショックから立ち直った日向は、仁王立ちで腕を組んでいる香子の姿にやっと気が付いて驚愕した。そして自分が真っ裸な事に気が付いて、慌てて息子を隠そうとする。
「今さら隠したって遅いわよ。安心なさいな。弟と同じと思っている男の下半身を見たって、何も感じないから」
フッと鼻で笑って、香子はそう言い放つと自分の弟に向き直った。
「居間で待ってるから、お風呂入っちゃいなさいよ」
そして香子は青くなったり赤くなったりしている二人を残して、浴室を後にしたのだった。

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…すいません、もう眠くて限界です…
続きはまた明日~(多分)
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OH MY SISTER!

2009-06-10 02:47:09 | 小話
「姉さん! 何やってんだよ!」
若島津は待ち合わせの場所に着くなりそう捲し立てた。
「ちょっと、久しぶりに会うのに、開口一番がそれなの?」
不本意そうに若島津の姉、香子が口を尖らす。
「言わせてるのは姉さんだろ! 何だよ、家出って!」
「だって実家に帰りますじゃ、在り来たりで芸がないじゃない」
いや、そんな問題じゃなくって… しれっと言ってのける香子に若島津は頭を抱えた。
香子から連絡があったのは今日の夕方だった。クラブに電話をかけてきた香子に、何事かあったのかと出てみれば家出したから泊めてと言われたのだ。バカな事をと断ろうと思ったのだが、既に名古屋に来ていると言う。そこまで来ているのにまさか放り出す訳にもいかず、帰りに拾いにきたのだった。
「それより健、あんた一応有名人なんでしょ? こんなところでもめていたら、写真を撮られちゃうわよ」
にっこりと確信犯的な笑みを浮かべた香子に、更に文句を言おうとした若島津はここがどこであるのか気が付いて、はっと口をつぐむ。
「……取りあえずウチに行こう」
ハァっと嘆息して若島津は香子の荷物を持つと、タクシー乗り場へと歩き出した。目立たないようにしているつもりでもでかい図体は隠しようがないので、なるべく公共の交通機関は使わないようにしているのだが、間の悪い事に現在車は修理に出しているのだ。
タクシーの中では一言も話さぬまま、マンションに帰り着く。
香子の荷物を持って若島津はタクシーから降りた。そのまま肩を落としながら入り口へと向かう。
「健」
暗証番号を押そうとしたところで名前を呼ばれて振り向くと、バシンと背中を叩かれた。
「武道家たるものが猫背で歩かない! だらけて見えるわよ」
あなたの所為ですとも言えず、若島津は黙って背筋を伸ばした。
「あら? 今背筋伸ばせって言ったばかりだけど、ちょっと屈んでくれる?」
「?」
頭に?マークを浮かべながらも、言われるまま屈む。
「もうちょい頭下げて。ああ、顔は上げててよ。…目をつぶって」
目をつぶるとすぐに優しい指の感触が目のすぐ下をかすめた。
「睫が顔に付いてたのよ。いやねぇ、あんたなんでこんなに睫が長いのよ?」
取った睫をしげしげと眺める香子に、若島津は赤くなった。自分でも長いなと思っているだけに、人から指摘されると羞恥を覚える。
「そんな事別にどうだっていいだろ。ほら、もう行くよ」
「ちょっと、待ってよ」
スタスタと歩き出した若島津を、香子は慌てて追いかけた。
「で、なんで家出なんてしてきた訳?」
エレベータに乗ると、若島津は香子を問いただした。突然やって来られたのだ。理由くらいは聞いておいたっていいだろうと思った。
「だって、あの人ったらカチンとすること言うんだもん」
香子はこの春に結婚したばかりだ。義兄になった人は、若島津家にはいないおっとりとしたタイプで、気の強い香子を優しく包み込むような人だった。そんな人がカチンとくるような事を言うとは思えない。
「まさか義兄さんがカチンとくるような事言うはずないだろ? 姉さんが何かしたんじゃないの?」
エレベーターを降りて自室の鍵を取り出しながら、若島津は疑わしそうに姉を見た。
「何もしてないわよ!」
「本当に? …ッ!」
玄関を開けた若島津は、思わず叫びそうになった。朝にはなかった、でも見覚えのある靴があったのだ。
「ちょっ、ちょっと待ってて!」
怪訝な顔をし当ている香子を外に残して、若島津は慌てて部屋に飛び込んだ。投げ出された鞄を見た途端、急激に自分から血の気が引いていくのが分かる。
「なんでこんな時に……」
居間には姿が見えないので寝室に行ったが、そこにも居なかった。後はいるとしたら……
若島津は水音がするのに気が付いて、風呂の戸を開けた。
「日向さん!」
「よう~、遅かったな。勝手に風呂に入らせてもらったぜ」
ニヤリと笑って悠々と風呂に入っていたのは、イタリアにいるはずの日向だった。


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突発思い付きネタです。
若誕も終わっていないのにいいのかしら~
二、三回で終わらせたいです。…終わるかな…?
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やられました……

2009-06-05 02:38:34 | 日記
水曜日に泥棒にはいられちゃいました……
自分の家ではなく、仕事場として毎日通っている実家のお店なんですけど、真っ昼間にやられちゃいました……
お客さんが入るとセンサーに反応してチャイムが鳴るようにしていたので、暇なうちにみんなでお昼を食べちゃったんです。レジに鍵はかけていませんでした。
まさか昼間にそんな事をする人がいるはずないと言う思い込みと、センサーのチャイムを過信していたんです
どうも犯人はセンサーが鳴らない死角を通って、店に入ったらしいのです。
そして非常用フックでレジをあけて、ちゃんと閉めてまたセンサーの死角を通って店から出ていったようなのでした。
おかげで全く気が付かず、気が付いたのはお昼後にお客さんをやった時。
なんとレジを開けたらお札が一枚もはいっていないのですよ
みんなぼう然自失…しばらく信じられずにそこら中を探してから、これは…警察に連絡しなければならないんじゃ…?とやっと気が付いて警察に連絡しました。
それから、やれ指紋採取だの、事情徴収だのと全く営業にはなりませんでいた。(当たり前)
しかし指紋採取用のパフパフを間近で見られて面白かった。あれって何でできているのかと思ったら、ウサギの毛でできてたんですね~一個欲しいな
盗られた金額は六万強
いかに防犯意識が足りなかったか、高い授業料を取られちゃいましたよ……
皆さんも油断しないように気をつけて下さいね……

そして今週もYJが本屋になかった…
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