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世界のベストセラーを読む(347回目)西欧の人権思想の成り立ち(フランス国において)

2017-05-17 19:54:41 | キリスト教神学
 先、神学者大木英夫さんの採用において、アメリカ革命、フランス革命についてのバークとペインの論争はいずれもプロテスタント側からの見解であったことに興味を引きます。このとき、北部ヨーロッパといっていいか、宗教改革でもめていた時、カトリックはフランス国においてその様子を静観していた訳です。しかし、人々はやはり目覚めていた、北部における宗教改革において、その神髄を伝搬派生して、より聖書のエッセンスに基づいて(動かさずそれに聞いて)、宗教改革からのさらなる改革を望みイギリスにおいて革命を起こし、大西洋を渡りアメリカ革命を実践した(ピューリタニズム)に対して(日本国憲法はこちらの人々が拘わっている)、フランスでは啓蒙思想が勢いを増してきていたのです。
◆それで「人権」思想なのですが、カトリックは組織的に大衆に戦う言葉を聖書からそもそも導くことをしないで組織的、体制的な規範に従順にさせよとしたことに対して、紆余曲折でできあがったフランス議会が、猛烈に反発したという歴史がありました。それは、学校の教育自体がカトリックの寺子屋状態であったことに関して特にその教育に関しては教会からとにもかくにも独立を果たすのだという猛烈な大闘争があったのですね。1905年に議会が政教分離法を無理繰り通そうとしたときにフランス共和国とヴァチカンが国交断絶までしたそうだ。この辺のキリスト教のマイナス面はあまり表に出てこない。
◆だから、以降、フランスからは、キリスト教をベースにした神学というものが聞こえてこない。むしろなんと言って人の理性による哲学がもたらされることになる。だから、フランスでは今も女性でもガンガンしっかりものを言うのはその伝統があるからだろうと思いますね。プロテスタントにおける宗教改革から、当時の大国フランスはこちらの路線となったのは、ほとんどの今までに体制を形作っていたカトリックがその反面教師となっていたのです。このキリスト教における大本の質の違いは、甚だいまでも些細な事ですが、今もキリスト者にとって非常に重要なポイントとなっていると思います。それを大木先生はイギリス国での革命、新大陸をめざしたピューリタニズムとして詩人ミルトンを引用し、彼の言葉「宗教改革のさらなる改革」として、今も世界の理念の動向となった起爆剤を持ってその核心を形づくったとしているのです。
◆もとに戻りますと、こういう訳で以外や西欧では「人権」とは中世来のすべてにおいて臍のをつかんだような宗教体制から自由になることキリスト教との政教分離からの大闘争の上、勝ち取ってきたものだというのが一般の人々の考えなのです。教会を相手にしても自己主張する精神、それが「人権」のエッセンスをなしているのですね。哲学でいうところの「啓蒙」ということば、それは神の創造せし世界において人間精神がなんとかやるんだという考えがそもそもその思想の意味をなしていたのです。
◆ですから、プロテスタントではありましたがクエーカー教徒でジャーナリストであったペインの「人権」に関する文章を読みますと誰でもがまったく今読んでもいいこと言うじゃないかという文章を読むことができます。(日本国憲法にも採用されているような部分)で、そこに聖書に拘わる、つまり我々には神が世界の歴史をもって動かされ、キリストが来られたというエッセンスが解消されてしまっている。それが、バークが先に書いた「自由」の中の「罪」があると見抜いたと書いた事です。
◆世俗化・・・これは、キリストの「いのちのことば」を宣教するには大きな戦いです。人間の宗教的束縛からの解放。「真理はあなた方を自由にする」とはキリストのことばではなかったか。まさに問題はそこなのですと。いのちの言葉のエッセンスとしての見分け、質的会得。イエスの言葉を自分の言葉で読みとろうとする今、内容如何に関わらず情報は瞬時に世界を駆け巡る時代となりました。すべてグローバル化において、本来の真の聖書的な意味合いとしての「人権」思想を僕らは、神の(聖書を基本においてきた)世界史的動向のいくすえを聖書に聞き、イエスそのものに求めて、彼に繋がっていなければ、人の欲求解放のエントロピーが拡散して糸の切れた凧のように、融解して、塵に返って行くだけだろうと思われます。・・・ Ω 
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