映画のせかい

私が最近見た映画 ※ネタバレあり

タワーリング・インフェルノ #266

2005-03-22 | た行映画
1974年 アメリカ 165分

サンフランシスコに138階建ての超高層ビルが落成!現在の日本で言えば六●木ヒ○ズが落成記念日に・・って感じだろうか。それよりも実際に起きてしまった911事件のビルが燃える映像がショッキングで、この映画もリアルに感じられてしまう。一酸化酸素に耐えられず窓ガラスを割って飛び降りる女性など・・・。

3時間弱という長い映画でありながら、最初の10分くらいで最初の火が点く速い展開。緊張感高まりっぱなしなのである。中でも好きなシーンは、ポール・ニューマンが単身で家族を助けに行く所。どこなんだか良くわからないけれど、非常階段の裏っかわのビルの中によくありそうな空間で爆発がおき、金属のポールを伝って降りていく。そのあとの配管がズーっと上まで続いている構図は綺麗だった。

それからスティーヴ・ マックイーンがエレベーターをヘリコプターにつないで地上に降ろすシーン。あのエレベーター、絶対止まりそうだなあと思ってたけど、あんなチャチな作りでいいの?マックイーン、手を離すなよ!と手に汗握るシーンだった。

この両雄、当初はPニューマンが人気先行だったが、撮影時はほぼ互角の人気。どちらをメインにするかでポスターの右か左か、気を遣ったようだ。結局Pニューマンがやや上に配置されているが、これは正解だと思う。出てる時間が長いから(単純)!でもお互いのカッコよさが引き立っててよかったです。

その他の巻き込まれて人たちも多彩で、物語に厚みを増す。夫婦や恋人が別れ(死別)たり、再会したり。ロビーで恋人を探す詐欺師のおっちゃん(フレッド・アステア)は可哀想だったなあ。社長は最初は嫌な奴だったけど、腹を括ってからはよかった。その分下請けの嫁婿が、憎まれ役だったかな。期待通り?ぶっ飛びます。


「ポセイドン・アドベンチャー」で豪華客船を作ったスタッフが今回は地上33メートルのビルを作り、138階に見せたそうなので、実際にあの橋の近くに高層ビルはないみたい。あったら誰も行かないだろうなあ。強風でヘリが屋上に着地できないという悪条件の中、最後にウルトラCで奇跡を起こす。全員救助できるのか?

パニック映画の中でも制作費、キャスト、ストーリーどれをとっても絶品の一作で間違いない!

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4 コメント

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海から高層ビルに… (ぽこ)
2005-03-22 21:43:41
好きな映画です。

ポセイドン・アドベンチャーでは登場人物が少なかったのですが、これは豪華キャストで見せ場を作る人物が多い中、よくここまで纏め上げたと思います。



問題児はどこにでもいますが、期待通り?ぶっ飛んでくれたと私も思います(笑)。展望エレベータもガラスが簡単に取れたり…あのエレベータには普段からでも乗りたくないですねぇ…ああいうところも手抜きだったのでしょうか。
パニック映画 (Samurai-kyousuke)
2005-03-22 21:54:39
当時乱発されたパニック映画の中では、この映画と「大空港」「大地震」「ポセイドン・アドベンチャー」がお気に入りでした。

マックィーンの消防隊長姿はかっこ良かったですねー。

Unknown (映画のせかいマスター)
2005-03-23 07:58:43
コメントありがとうございます。



この頃のパニック映画は制覇してたいところですね。Samurai-kyousukeさんのご紹介の大空港や大地震なども見たい映画です。(実はまだ見たことがありません)

タワーリング~では、救助する人たちが文句なくかっこ良く描かれていて、その分一癖あるような脇役たちも光っていましたね。全体としての完成度も高いと思います。

でもあのエレベーター乗りたくないですねー(笑)

では!
Unknown (micchii)
2005-03-26 12:59:58
こちらこそコメント&TBありがとうございました!

『ロンゲスト・ヤード』まで来ると女性の方にはちょっとつらいかもしれませんが、この映画ならまだ大丈夫ですよね。

こちらこそよろしくお願いします。