so what?

しばらく放置してたけど、久しぶりに再開。今度は、映画や本の感想に加え、日常で思ったことなども書いていこうかなぁ・・・と。

◇ドミノ(DOMINO)

2006-04-26 17:43:53 | 映画の感想(海外)
実在した
“女性バウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)”
をモチーフにした映画。

人物描写、映像、音楽のどれをとっても
「ロック(Rock'n Roll)」してて、
最初から最後まで
とにかく「カッコイイ!」という言葉に尽きる作品。

特に主要人物(ドミノ/エド/チョコ)たちがイイ!

ドミノ演じるキーラ・ナイトレイ
(「パイレーツ・オブ・カリビアン」)
が、これまでとはぜんぜん違った一面を見せてるんだけど、
これがすごくハマってて・・・。

チョコも言葉が少ない分、表情でいろいろ語ってたし、
なによりもエド役のミッキー・ロークの変貌にビックリ!!

観る前から出てるのは知っていたんだけど、
正直、途中までどの役やってんのか気がつかなかった。

ミッキー・ロークって、
これまではどっちかっていうと好きじゃなかったんだけど、
一歩間違えると、
ただの胡散臭いオヤジになりかねないエド役を巧く演じてて、
見る目が変わっちゃったくらい、ホント良かった!

けっしてスタイリッシュなわけじゃないんだけど、
バウンティ・ハンター特有の胡散臭さとか
アウトローな雰囲気を醸し出しつつも
“ロック”で“クール”な一面が見え隠れしてて
不覚にも

「ミッキー・ローク、ちょっとカッコいいじゃん」

って思ってしまった(^ ^;)

あと、セレブを皮肉ってる(おちょくってる(?))のも
個人的にはツボ。

ビバリーヒルズ高校/青春白書(BH90210)」の
スティーブ(アイアン・ジーリング)と
デビッド(ブライアン・O・グリーン)が
本人役で出てきた時には、マジ大笑い。

正直、ストーリーとかアクション性ってところでは、
ちょっと物足りない感じもしたけど、
それを差し引いても充分に観たかいがあったし、
なにより「ロック好き」な人にはオススメ!


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若くして亡くなった映画俳優ローレンス・ハーヴェイの娘ドミノ。常に心に隙間を感じていたドミノは、セレブとしての恵まれた環境に背を向け、生き甲斐となるものを探しながらも荒れた日々を送っていた。そんなある日、新聞でバウンティ・ハンター募集の広告を目にして・・・

●監督:トニー・スコット
●出演:キーラ・ナイトレイ、ミッキー・ローク、エドガー・ラミレス、ルーシー・リュー他

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◇ザスーラ

2006-04-21 21:27:59 | 映画の感想(海外)
「ジュマンジ」の続編で、
ティム・ロビンスが出てるっていうから観たんだけど、
最初の15分くらいから随所で早送り攻撃(笑)。

ティム・ロビンスも

“あれだけかよっ!”

ってほどにしか出てないし。

今回はゲームの舞台が“宇宙”だから、
そういう意味ではジュマンジに比べて
スケールが大きくなったと言えるかもしれないけど、
宇宙空間も、宇宙人も、ロボットも、一昔前のSF映画のような感じで
敢えてそうしてるんだとは思うけど、私的にはNG。

(「銀河ヒッチハイクガイド」のようなコメディで
  こういうチープな演出を敢えてしてるならOKだけど)

それに、ストーリーも単純で、
万人が楽しめるエンタテインメントだったジュマンジに比べると
こっちは、もっと子供向けになってるなって。

私はダメだったけど、
主役の子たちと同じ年代の子供に観せるんならいいかもね。

(特に、兄弟が仲悪かったりする場合はなおさら(笑))


---

●監督:ジョン・ファブロー
●出演:ジョシュ・ハッチャーソン、ジョナ・ボボ、ティム・ロビンス 他

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◇エンジェルス・イン・アメリカ

2006-04-18 04:40:42 | 映画の感想(海外)
1980年代のアメリカを舞台にしたヒューマン・ドラマで、
同性愛・エイズ・宗教・人種差別・
 政治・法律・権力・歴史・生と死・・・などの
アメリカが抱えている様々な問題をテーマを織り込みながら
登場人物たちの苦悩や葛藤を描いたミニ・シリーズのTVドラマ。

“エミー賞&ゴールデン・グローブ賞を総ナメ!”

というニュースを耳にしてから
DVD化をずっと待っていたんで、
全6話を一気に観たら・・・眼が疲れた(笑)。

で、どうだったかというと、
私なりに考えさせられるところも多々あったし
アル・パチーノを筆頭に俳優陣の演技もすごい良かったから、
観てソンはなかったし、気に入ってるんだけど、
その反面ちょっと残念な気分。

良かったとか、良くなかったとか、そういうんじゃなくて、
もっとこのドラマの
深いところまで解りたい(入り込みたい)んだけど、
それが出きないことが歯がゆいって感じ。

このドラマに織り込まれているテーマは、
エイズにしても、宗教にしても、人種差別にしても、
それぞれが複雑に絡み合っていて、
しかも、それらは

“アメリカという国と人”

を土台にしてるもんだから
日本で生まれ育った私としては、
“知識”としては知ってるけど“肌”で感じていない分、
ある程度のところまでしか解らないし、
解ってないと思うんだよね。

(もしかしたら半分も解ってないかも)

だからこそ、当事者=“アメリカで生まれ育った人”は、
このドラマをどう感じたのかなってのが気になるし、
自分も当事者の目線から観てみたかったなって。

そんな風に思える作品ってなかなかないから
そういう意味では、やっぱり観れてよかったのかも。

---

エイズが発症した同性愛者のブライアーと恋人ルー(ルイス)、大統領夫人でさえも言いなりになるほどの権力を持った大物弁護士ロイとその部下ジョー。1980年代のニューヨークで最初は接点がなかった彼らの人生が、次第に交差しはじめて・・・

●監督:マイク・ニコルズ
●出演:アル・パチーノ、メリル・ストリープ、エマ・トンプソン、パトリック・ウィルソン 他

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◇銀河ヒッチハイク・ガイド

2006-04-12 09:21:34 | 映画の感想(海外)
面白かった〜!
コメディ(ホントはSFだけど)では久々のヒット!

オープニングの歌と映像から始まってラストのくだりまで、
もうクスクス笑いっぱなし。

(大爆笑ってんじゃなくて、
  あくまで“クスクスッ”って感じで)

主人公は最後までパジャマ+バスローブ姿で
大事なアイテムがなぜか“タオル”。

宇宙語の翻訳機に至っては
クリオネ+ヒルのような形の魚
(しかもそれを耳に入れる!)だし、
無限不可能性ドライブをした後の宇宙船のカタチは、
SFとはほど遠いものばかり。

も、ほんと「おバカ映画だなぁ〜」って(いい意味で)。

それと、
超陽気な宇宙船コンピュータと、
陰気で超ネガティブなロボットにも笑えた。

(でも、私的にはこのロボット=マーヴィンがお気に入り!)

とにかく、全編にわたって
軽いタッチで進んでいくんだけど、
ところどころで、
政治やお役所仕事とかへの皮肉がチクチク入ってたり

(地球を爆発しちゃう理由が
 「銀河バイパスを通すため」だもんね)

ちょっと哲学してるところもあったりして、
それがまた、イイ感じに力が抜けてて面白いんだよね。

パッケージとタイトル見たときは
「ハズすかも」って思ってたけど、
予想に反して“アタリ”な映画でよかったっ!

---


原作は、世界的なベストセラーSF小説。ある日、突然、爆発されてしまった地球。実は宇宙人だった十数年来の親友フォードに間一髪で助けられた主人公のアーサーは、フォードと共にヴォゴンの宇宙船に密航。しかし見つかってしまい宇宙空間に放り出されてしまう・・・

●監督:ガース・ジェニングス
●出演:マーティン・フリーマン、モス・デフ、サム・ロックウェル、ジョン・マルコビッチ他

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◇THX-1138

2006-04-10 23:06:09 | 映画の感想(海外)
1971年に製作された、
人間が完全に管理されている未来社会を描いたSF映画で、
監督は、なんとあのジョージ・ルーカス!

・・・とはいっても『スター・ウォーズ』とは、
まったくテイストが違っていて、
それよりも
ガタカ』『マトリックス』『アイランド』に近いかなって感じ。

(今思えば、どの映画にも
 「『THX-1138』を参考にしたのかも」
 って部分があったなと)

で、どうだったかっていうと、
公開当時に観たらその映像とかストーリーに
すっごい衝撃を受けたと思うんだけど、
今観ると、
こういうテイストの映画に慣れてしまっている分、
物足りなさがあるというか、
ちょっとダルかったっていうのが正直な感想。

ただ、特典映像のコメンタリーでジョージ・ルーカスが、

「自分の原点の映画」
「いつかはここに戻る」

っていうようなことを言ってたんで、
そういう意味では、観て損はなかったかも。

20代半ば(って言ってたと思う)で
『THX-1138』を撮った監督が、
今、これをリメイクしたら
一体どういうものになるんだろう。

それを観てみたいなぁ〜。

---

行動のすべては監視され、薬によって感情を抑制された完全管理の未来社会。自ら薬の服用を止め感情を持ったルームメイトの女性LUH-3417の手で知らぬ間に薬の服用を妨げられたTHX-1138は、LUHと愛し合うようになり・・・

●監督:ジョージ・ルーカス
●出演:ロバート・デュバル、マギー・マコーミー、ドナルド・プレゼンス 他

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◇プライマー

2006-04-07 23:08:21 | 映画の感想(海外)
一言でいうと、
「パズル(映画タイトルじゃなくて)」
のような映画。

途中まではそんな風に思わなかったんだけど、
ラストに近づくにつれて
「えっ? えっ? えっ〜〜????」って感じに
頭が混乱しはじめて、
で、エンドクレジットが流れる頃には、
もう頭の中がゴチャゴチャ状態。

実は、今さっき2回目を見終わったところなんだけど、
それでもまだパズルが解けないし。

パズルっていっても
「謎を解く」とか「暗号を解く」とかじゃなくて、
なんというか、
「知恵の輪」とか「ルービックキューブ」を解くような感じ?

タイムマシンを使って過去に戻ったことで
『AとA’』『BとB’』が同時に存在することになって、
もちろんタイムパラドックスを回避するために
事前に策を講じているんだけど、
そもそも、
各シーンで行動をしているのは

『AとB』
『AとB’』
『A’とB’』
『A’とB』

のどれなの?????

さらには、
それぞれが、それぞれの考えで行動しているもんだから、
さらにパズルが複雑になっていて、
で、2回観ても、まだ解けきれない・・・と(^ ^;)

最後のほうで、
解説のようなものがあるにはあるんだけど、
それが余計に訳わかんなくさせる要因になってたりするんだよね。

私としては好きなジャンルなんで、
面白いか面白くないかっていうと「面白い」んだけど
それよりも「ハマった」ってほうがシックリくるような
なんか不思議な感覚になる映画。

観るからに低予算映画だし、
出てくるタイムマシンもチープなんだけど
それがまたイイ感じに独特な雰囲気を醸し出していたしね。

こういう頭が混乱するような映画が好きな人にはオススメ。

私はあと何回観れば、このパズルが解けるかな(笑)

---


エンジニア仲間とオリジナル製品を開発していたアーロンとエイブ。ある時、偶然にもタイムマシンが出きてしまったことに気がつき、他の仲間には内緒で株取引で一攫千金しようと過去に戻る。その後、何度もタイムトラベルを繰り返すようになった2人は・・・

●監督:シェーン・カルース
●出演:シェーン・カルース、デビッド・サリバン 他

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◇ヴェラ・ドレイク

2006-04-06 21:27:22 | 映画の感想(海外)
なんというか、最後まで消化不良でモヤモヤって感じ。

観る人に考えさせる映画っていってしまえば、
それまでなんだけど、
それにしてもちょっとなぁ・・・。

人に尽くすことが生き甲斐のようなヴェラが、
純粋に“困ってる娘たちを助けたい=善意”で
中絶行為を行っていたのは解るんだけど、
逮捕されてからのヴェラの表情や姿が
純真無垢というか、天然というか、世間知らずというか、
まるで

「子供が悪さをして怒られた」

ようにしか見えないんだよね。

ヴェラのやっていた“石けん水”っていう方法のせいで
死にそうになった娘がいて(しかも複数?)
それで医師から告発されたわけだから、
善意の固まりのような性格のヴェラにしてみれば
中絶という行為そのものよりも、
自分が人の命を危険にさらしていたって事実に
想像を絶するようなショックを受けたと思うんだけど、
それがあんまり感じられなかった。

あと、ヴェラが逮捕された後の家族の描き方も
ちょっと物足りない気が・・・

途中まで

「戦後イギリスの下流だけど暖かな家族を描いたドラマ」

だった分、あまりにも素っ気ないというか、
もっと触れてもよかったんじゃないかな。

(最初はあんなに怒っていた息子も、
  判決あたりではトーンダウンしてたし)

とはいっても、この映画。
第61回ヴェネチア国際映画祭で
金獅子賞と女優賞を獲得してるくらいだから、
やっぱ作品としては上位ランクなのかなぁ。。。

---

人に尽くすことが好きで、明るく働き者の主婦ヴェラ・ドレイク。戦後のイギリスで、家族とともに貧しいけれど仲良く幸せに暮らしていたヴェラだが、彼女には家族には言えない秘密の仕事が・・・

●監督:マイク・リー
●出演:イメルダ・スタウントン、フィル・デイヴィス 他

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◇ナインスゲート

2006-04-03 12:03:27 | 映画の感想(海外)
「リバティーン」のCMを観たら、
無性にジョニー・デップものが観たくなって、
で、久しぶりに観たんだけど、やっぱり面白い!!

ジョニー・デップ主演で、
監督は「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキーなのに、
忘れ去られているっていうか、
なぜか、あんまり注目されることがないのが不思議。

(雑誌のジョニデ特集とかインタビューでも、
 この作品について触れられることってほとんどないし、
 ある映画雑誌なんて
 出演作品一覧にすら載せてなかった(ホントに!)くらい。
 ま、「ニック・オブ・タイム」も
 あんまりオモテに出てこないけど(笑))

ストーリーとしては、オカルトが入ったミステリーで、
悪魔の祈祷書「ナインスゲート」を
探すことになった古書の探偵コルソが
やがてその本に隠された秘密を知ってしまう・・・という内容。

ちょっと怪しげな古書の探偵(+古書鑑定家)を演じる
ジョニー・デップはもちろんだけど、
映像がまたいいんだよね。

独特の雰囲気を持った映像なんだけど、
それが“古書”“ミステリー”にピッタリで。

悪魔の祈祷書というオカルトな題材を扱っている割りには
オカルト色はそんなに強く感じないから
オカルト好きには物足りないかな。

あと、ラストがね・・・ ちょっと残念!
それまで真剣に観てたのに、つい笑っちゃったもん。


そういえば、確かこの映画の撮影中に、
現パートナーのヴァネッサ・パラディと出会ったんだよね。

(昔、なんかのインタビューで聞いた覚えが・・・)

そういう意味でもこの映画、
もっと注目されていいと思うんだけどなぁ〜。

--

世界に3冊しかないという悪魔の祈祷書“ナインスゲート”。その所有者のひとりから、「残る2冊を探し出してほしい」という依頼を受けた古書の探偵(兼・古書鑑定家)コルソだが、探していくうちに“ナインスゲート”に隠された秘密に気がついて・・・

●監督:ロマン・ポランスキー
●出演:ジョニー・デップ 他

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