『賤の小田巻』…舞台前最後のお稽古

　水無月朔日…おついたち。
六月最初の日の最初のお稽古は、舞台前の最後のお稽古です。

　舞台前の先生に見て頂ける『賤の小田巻』の最終日に、
とうとう成ってしまいました。
と云うか、終わってしまいました

本日は「通し」と云いましょうか、
最終確認のお稽古です。
今までなら衣装・小道具等の具合をお伝えしての、
調整し乍らの「通し」って感じでしたが、
今回は、
　草履を脱ぐ型に変った事
　笠が持ち難い
　「水干」の袖の具合…での「六骨扇」の扱い
等々…
いつもとは違った変化？確認が多かったので、
要所要所止まっては確認、やり難い所は変えて・・・とし乍らの「通し」でした。

大きく変わった訳ではありませんが、
今まで数ヶ月もやって来た事を数日間で変えるのですから、
少々の焦りもある只今です
まぁ、要は・・・
　臨機応変！
なのですけれど
（それが何事も無く出来れば苦労はしない・・・です ）

それと、
「水干」（後段にて着ている上着の事）に関しては、
下浚いの物とは変る予定です。
（立派な物でしたが、イメージが違うのと、
　　まめぞう には合わなかった様です。）
ですので、
只でさえ扱い難かった物が、当日のぶっつけ本番状態に成るので、
「六骨扇」も大変になるかも・・・と云う事もあったり無かったりで、
先生所有の「六骨扇」を当日持参する事に成りました。

　後は・・・
ひたすら自身で考えお稽古して当日を迎えるだけです。
でも、身体を休める事もお稽古の内！
余り考え過ぎず動き過ぎず居なければ・・・でしょうか。

まだまだ当日のお支度が残っております。
ボチボチと、でも、忘れ物の無き様にシッカリ準備を進めます・・・明日からに！