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「軍師官兵衛」所感

2014年02月18日 16時42分56秒 | 📺ウォッチング
今年のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」を毎回観ています。

20年近く前に姫路城へ2回行ったことがあるぐらいで、舞台は馴染みのない姫路が中心。
初めはまじめに観るつもりはなかったのですが、やはり「大河ドラマのない1年は淋しい…」と思い直しました。
人物相関図やウィキペディアなどを参考に、まずは官兵衛周辺の登場人物名や実在か創作かも含めたプロフィールを覚えるため、録画を繰り返しじっくりチェックしていたら、観るほどに理解が深まり、感情移入ができて面白くなってきたので、今年も最後まで観続けようと思っています。

さて、前回2月16日(日)の第7回「決断のとき」は、最初のヤマ場でしょうか。
西の雄・毛利家と東から版図を広げる新興の織田信長が播磨で激突寸前。
主家の小寺家中が毛利ではなく織田に帰順するという一大決断を下した官兵衛、このとき30歳。


官兵衛役の岡田准一さん、ジャニーズらしからぬ落ち着いた雰囲気がイイですね。
今回から見せ始めた「策士」の表情(かお)とか、言うべき時に臆せず明瞭に発言するところとか。
大河ドラマは主役の俳優さんが岡田さんのように「歴史好き」だと、
セリフも活きてくるし、求心力も出てドラマ全体が締るような気がします。
  

幼くして母を、青春期に初恋の人や重臣を亡くした悲しみを心深く刻み、
祖父や父からの掟、「いかに生き残るか」を念頭に軍師としての活躍はもとより、
キリシタンになる未来を予感させる堺で目にしたキリスト教伝道風景(第三回「命の使い道」)なども…
今後の官兵衛の人生が楽しみになってきました。

これまでの第1回~第七回で記憶に残るシーンは…
・第二回「忘れえぬ初恋」~第三回「命の使い道」…職隆(官兵衛父)の尽力で小寺と赤松が和議を結ぶ。しかし赤松は浦上の室津城攻略を密かに企てていた。小寺に同盟を求める浦上との間に政略結婚が決まり、官兵衛の初恋の人、おたつの婚礼の夜、婚礼中の室津城にこの同盟に反発する赤松が奇襲(ここまで第二回「忘れえぬ初恋」)。巻き込まれたおたつは虫の息、駆けつけた官兵衛号泣。余談、おたつ役の南沢さん可愛いけど、もうちょっと痩せた方がいいと思う。

・第四回「新しき門出」櫛橋の領内へ狩場の下見に訪れた官兵衛は、左京亮の娘・光(中谷美紀)と出くわす。
ヤマモモの木から降りられなくなった子供の救助にあたって口論になるも、
無事助けた後「これで仲直りです」とヤマモモを一枝渡すところ。やがて光は官兵衛の妻に。


・第五回「死闘の果て」…黒田の宿敵・赤松との戦いで母里小兵衛(塩見三省)・武兵衛父子が戦死。帰らぬ許嫁を待つお国(しょこたん)の悲しみ。この父子にはずっと出ていてほしかった。特に武兵衛(永井大)が早々に退場してしまって残念。

惹かれる人物および俳優さんは…

竹中半兵衛(谷原章介)第二回~…「両兵衛」と呼ばれた官兵衛と同様注目の人物。


安国寺恵瓊(山路和弘)第七回~…よく知りたい人物。高松城攻防戦が見もの♪


黒田(小寺)休夢(隆大介)第一回~…官兵衛の叔父。公式HPの人物相関図に載らない脇役ながら、すごく存在感を感じる。ずっと出番があるのでうれしい。


荒木村重(田中哲司)第三回~…心服していた信長への裏切りが楽しみ。


小寺政職(片岡鶴太郎)第一回~…最初は薄紅色だった鼻の頭が回を追うごとに赤くなり(笑)
  

蜂須賀小六(ピエール瀧)第二回~…このいでたち、お似合いのような。


ところで、2月16日(日)の第七回「決断のとき」でナレーションの担当者が女優の藤村志保さんから広瀬修子アナウンサーに交代しました。
ネット上で取沙汰されているように、私も当初、藤村さんのナレーションには違和感を覚えていたものの、
かつて「風林火山」で親子役(寿桂尼と今川義元)を演じた谷原章介さんを、
第2回のナレーションで「この男がのちに官兵衛を軍師へと導いていくことになる。その名は竹中半兵衛」と紹介した時、「義元悔しいか…」のシーンを懐かしく思い出しました。
だんだん藤村さんの声に慣れて、いざ交代してみると、広瀬アナの声が嫌という意味ではなく、藤村さんのナレーションもアリだったのになぁ…と思いました。
大女優さんですから、お怪我を理由に視聴率のことをご配慮されて、敢えてご勇退(降板)なさったのではないか…と思ったりしています。

昨今何かと取沙汰される視聴率ですが…
「視聴率が高いから面白い番組」はおおむね当たっているかもしれませんが、
「視聴率が高くないから面白くない番組」が当たっているとはいい切れない場合もあるかと思います。

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