ITSを疑う

ITS(高度道路交通システム)やカーマルチメディア、スマホ、中国関連を中心に書き綴っています。

ウェアラブルについて思う事

2014年01月22日 | モバイル・ウエアラブル
携帯通信端末がいずれウェアラブルになることは鉄板だという。
確かにそれが進化の方向ではあるだろう。

日本の電器関連メーカーがスマートフォンで完敗したことから、ウェアラブルについては絶対に負けるわけにはいかない、というような声も聞く。

しかし、携帯端末のウェアラブル化に対する懐疑の意見も多い。
私もどちらかというとそういった見方をしている。
今年のCESショーではウェアラブルが目玉だといいながら、結局のところはキラーコンテンツと思しき商品は出てこなかった、というのが大方の見方のようだ。
すでに技術は確立している中で、ここにいたってもキラーコンテンツが出てこない。未だに「いずれ誰も思いつかないような商品がでる」というのはあまりに楽観的かもしれない。

確かに、メールの着信やSNSの確認を腕時計でできる、というような程度であれば、あまり面白いものではない。ポケットからスマートフォンを取り出すか取り出さないか程度の違いしかない。

また、よく言われるが、Googleグラスも結局は際物でしかないのかもしれない。
一番言われるのは「あんなもの恥ずかしくてつけれられない」だか、仮に傍から見て不自然でないウェアラブル端末が完成したとしてもそれはそれで厄介なものになるだろう。
歩いている最中にメールやSNSをメガネ的なデバイスでチェックしたいという気もするけど、これはかなり危険なことになる。前は見ていても意識の9割はどこかに行ってしまっているので、「歩きスマホ」となんら変わりない。というか見た目は普通に歩いてるので運転者からはむしろ危険な存在になるだろう。

それ以前の問題として、カミサンと二人っきりで食事なんかしてたら話は全部上の空。間違いなく離婚される。

確実に市場を形成するであろうものは血圧や心拍数、消費カロリーをフィードバックして健康管理をするタイプだが、これは限定された市場だ。そんなこと気にせずに生きている人のほうが数でいえばマジョリティ。

では、いったいどんなものなら市場が受け入れるのか。
それを踏まえてアップルはどんなものを出してくるのか?

私が思う一つの可能性は、7インチタブレット。

7インチタブレットは携帯性と視認性のバランスが最もとれていると思う。
なんとかポケットに入るし、画面の見やすさとかエンターテイメントコンテンツを見るクオリティはスマートフォンとは比べ物にならない。

しかし、ネックは通話や、手軽にすぐ取り出して画面を確認するということができないこと。
これを補完するウェアラブルなら、ありだと思う。

以下は私が思う理想形。

1.母艦端末は7インチ程度。できれば尻ポケットに無理なく入るほどに小型化してほしい。折り畳みでもいい。
2.通話、メール等のチェックは腕時計型のような身に着けるタイプとの連携。
3.腕時計型は電池問題があるので、仕事中などは外して母艦かクレードルと簡単につなげられるようにする。
4. 以上を満足し、かつ身に着ける気になる優れたデザインと使い続ける気になる「気持ちのいい」UIが備わっていれば、市場形成は可能だとおもう。

噂されてるiPhoneの大画面化とiWatchはこんな組み合わせになって欲しい。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿