fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事の無断転用はお断りいたします

Information

『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

登戸研究所

2017年02月18日 | 日記
 現在の正式名称は、「明治大学平和教育登戸研究所資料館」です。
 明治大学生田キャンパスの一角にあり、建物は旧日本軍が建てたものを手直しした築70年。
 当時の正式名称は、「第九陸軍技術研究所」。戦争には必ず存在する「秘密戦」のためのものでした。スパイ活動のため、宣伝のための秘密戦兵器が開発されていたわけです。電波兵器や風船爆弾、中国の偽札などなど。正直いって、その展示のすべてを理解はできませんでした。
 でも、かつて前線で行われていた戦いの裏で、ここでさまざまな研究をしていたといいことはわかります。戦争というのは、そういうもの。
 私が生まれる十数年前のこと。まだ100年も経っていないことなのです。

 楽しいところではありませんが、行ってみてください。
 解説ビデオも視聴できるのですが、中国で捕虜を人体実験していた方の証言などもあります。有名なのは、731部隊ですが、別のところにいた方。捕虜を人間だなんて思わなかった。そういう意識になってしまうのが戦争だというようなことをおっしゃっています。
 この後、兵隊経験のある方がどんどんいらっしゃらなくなるでしょう。
 ちゃんとバトンを受け継ぎ、同じ過ちを繰り返さないように。「くさい」けど、そう思います。
 多くの児童文学者さんたちが、平和活動に熱心なのですが、ホントに大事なこと。