土曜はあいにくのお天気。
それでも、昼前には雨が止んだ。
結婚式は屋外、しかも山のてっぺんで執り行われるという。
会場に到着したはいいものの、いまいち勝手が分からない…
スタッフの方が機材を搬入するために案内してくれた場所が、小高い丘の下。
そこにEさんが車を停めて、電子ピアノやスタンドを運ぶのだ。
しかし…この階段を登るのですか?
ピアノは2人がかりでもかなり大変。女性の手には余る。
スタッフの男性が2人でよっこらしょっと運んでくれたが、
この階段、幅が狭くて登りにくい。しかも距離が長いのだ。
私もスタンドなどの部品を抱えてえっちらおっちら登ったのだが、
ハイヒールにタイトスカート。
くは~歩きにくい。
ふんっと足を上げたときに、
ビリッ!
と、不吉な音が!!
スカートの縫い目がべリベリとほつれてしまったのだ!
…買ったばかりなのに。
おニューなのに。
くそう~
雨上がりで靴は泥だらけ。
おまけに頂上は芝生でふかふかして足場が悪い。
最悪にも日が照り始めた!
列席者の皆様はお喜びでしたが、笛吹きには困った事態。
ものすごい湿気!
楽器のジョイントがおかしい!!
おまけに私の椅子は無い!
ううう…
でもお仕事です。
それでも演奏しなくては。
式は人前で、つつがなく終わった。
花嫁さん、おきれいでした
記念撮影後に、今度は披露宴会場に移動する。
ピアノをまたスタンドから外して山を降りるのだ。
ぜーはぜーはーいいながら下っていき、車を走らせて披露宴会場となるレストランへ。
そこでまた新郎新婦が入場する前に楽器をセッティングするのだ。
屋外で演奏して欲しいという要望で、天気が心配だったがとりあえずセッティング完了。
そしてお2人が登場、演奏開始!
十分間に合った、よかった。
ところが、皆さん披露宴会場に入ってまもなく、雨が本降りに!
楽器がやばい!
またあたふたと楽器を移動させた。
後半の演奏のために室内にセッティングをしなおして、休憩…
それでもなんとか演奏を終えることができた。
坂や階段から転げ落ちそうになったり、
服は破れたり、
息継ぎのたびに口に虫が飛び込みそうになったりしましたが。
何事も経験です。
演奏の機会をありがとうございました
新郎新婦のお幸せをお祈り申し上げます。