日限山4丁目日記

横浜市港南区日限山4丁目は美しい町です。美しい庭・家は町を美しくし、人々を幸福にします。まちびと

無電柱化

2017年01月13日 | 日記
日限山4丁目は戸建て住宅からなる概して美しい町ですが、欲を言えばまだまだ問題が多い町です。
生け垣が道路にはみ出して、道路を狭くしている家があります。
このような生け垣のある家は古い家で、木はカイズカイブキが多いと思います。
大規模宅地造成を行った京急が大通りの並木にカイズカイブキを採用し、この並木道を「カイズカイブキ・グリーンベルト」と呼んでカイズカイブキを町のシンボルツリーにしたこと、昔は生け垣で庭を囲む家が多く、カイズカイブキがいいと思う人が多かったことなどが影響したと思います。
日限山4丁目の老人会は「日限山いぶき会」と言いますが、カイズカイブキから来ました。

ところが「カイズカイブキ・グリーンべルト」は見通しが悪く危険ということで、まもなく全廃になりました。
生け垣として残ったカイズカイブキも今では道路に枝が大幅にはみ出しており、自治会の悩みの種になっています。
自治会は刈り込んでほしいと時々回覧を回しますがはみ出しはなくなりません。
カイズカイブキは刈り込みがきかない木だからです。
刈り込んだら最後、太い幹だけ残った枯れ木になるからです。
また生け垣に慣れた人は、生け垣がないことに抵抗感があるでしょう。
家の建て替えがないかぎり、カイズカイブキの生け垣の処分はむずかしいようです。

しかし町ではどんどん家の建て替えが進んでおり、見通しのいい囲いの家が増えています。
道路にはみ出した生け垣の問題は時が解決するでしょう。

残る問題は電柱です。
電力線、通信線が増え、道路を見ると電柱電線だらけです。
日限山4丁目は美しいと思って写真をとりますが、電柱電線が美観を壊しています。
電柱は歩行者の邪魔になっています。
大地震、大雪、大風で電柱が倒れることがあります。
特に大地震で倒れると、救急車、消防車、その他の車両の邪魔になります。

道路の下に共同溝を設け、電力線、通信線、水道管、下水管などを配線、配管するといいのですが、横浜にはしっかりした無電柱化計画がありません。
幹線道路で実行に移していますが、計画的とはいいがたい状態と思います。

共同溝建設は従来法では1mつくるのに50万円以上かかると言われています。
新技術を開発して大幅にコストダウンをはからないと日限山4丁目のような街中の無電柱化は実現しません。

横浜市が計画的に無電柱化に取り組むことで共同溝産業が育ち、技術開発が進み、コストダウンが実現するといいと思います。
コメント
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