AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

シンクライアントサーバーデモ機のセットアップ完了まで(1)

2008年06月13日 21時00分13秒 | Weblog
愚痴はここまでにして、シンクライアント端末デモ機のセットアップ、テストがほぼ完了したので、その手順をメモしておきます。

使用したのは、下記です。

CPU Sempron(クロックはよくわかりません後日調べます。2005年に購入したものです。)
メモリー 768M
ハードディスク 80G
ホストOS CentOS 5.1
エミュレーションソフト VMWare Server 1.0.5
ゲストOS WindowsXP ×2台分
接続方式 リモートディスクトップ(RDP)

このうち、CentOS、VMwareは無償です。

まず、VMwareを使用することを決めました。(以前、使用したことがあるので何となくよさそうに思いました。)
VMwareにXPをインストールしてリモートディクトップでシンクライアントと接続する方式をとります。PCについては空きのパソコンがこれしかなく、サーバーとしては不足ですが、動作確認するだけなので、まあ仕方ないです。

1.ホストOS
Redhatの無償版であるCentOSをホストOSと使用します。ホームページを調べていると、今はやりのUbuntuがVMwareとは相性が良いように書いてあるものもあり、一度はUbuntuをインストールしてみましたが、VMwareのインストールに失敗してあっさり、CentOSに変更しました。
結果から言うと、CentOSでもVMwareのインストールに同じところで失敗してしまい、特にUbuntuが悪いわけでもなかったのですが、Debian系のOSはどうも自分としてはトラウマ的に印象が悪く、Redhat系に変更してしまったのが正直なところです。
Debianは訳もわからず、CD版を購入した最初のLinuxですが、半年printcabの設定をしてあきらめた経緯があり(行の最初はスペースでなくTABを入れなければならない、ということがわらかず、えらい目に遭いました)、非常に印象がよくありません。当時はまだDebianも開発過程でslink(バージョン2.1)でした。今は、ToyStoryの主役woody(バーション3.0)を通り越して、sarge(バージョン3.1)になっています。さぞかし完成度が上がっているのでしょうが、過去の印象というものはしょうがないもので、Redhat系が使い易いという印象が既定観念になってしまっています。
実際、VMware Serverは.tar.gzか.rpmでダウンロードできます。.rpmならRedhat系ならアッサリインストールできます。Debianでもalienを使用すれば、.rpmはインストール可能なのですが、デフォルトのUbuntuではalienは使用できませんでした。単に使用の仕方が悪かっただけなのでしょうが、コマンドを調べるにしてもRedhat系とはディレクトリ構造が違うので、一から調べなければなりません。ついつい面倒になってUbuntuはギプアップしました。
Debianにしろ、CentOSにしろネットワークインストール可能です。ネットワークインストールの起動ディスクは非常にプログラムサイズが小さく、CDに焼くのも短時間で終ります。後は、チョロっと設定入力してダウンロードするだけです。便利になったものです。

CentOSのインストールは特に難しいこともないのですが、途中、いくつか注意するところを書くと、
(1)当然のことなのですが、ネットワークインストールの起動ディスクのisoファイルを落としてきたページと同じページをネットワークインストール先として指定してやらなければなりません。

http://mizushima.jp/Linux/CentOS/CentOS-install1.php

を参考にしてインストールしましたが、インストール起動ディスクは適当に拾ってきて、FTP Setup の FTP site name だけ上記ホームページと同じにすると、インストールに失敗してしまいます。
バージョンは激しく、上がるので、その都度最新のバージョンをインストールするのなら、やはりその都度、FTP site name は確認しなければなりません。

ちなみに今回CentOS5.1ではFTP site name は

ftp.riken.go.jp

CentOS directory は

/pub/Linux/centos/5.1/os/i386

としなければなりませんでした。

まあインストールできるんだからいいだろうと思ってやっていると後から失敗する原因になります。(VMware Serverのインストール時、カーネルソースが必要になるのですが、そのソースのバーションが実際にインストールしたバージョンと違っていてエラーがでてしまいました。)


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