AccessとLinux

中小企業での販売管理プログラムの作成についての所感

VMware ESXi4.0のインストール 雑感

2009年11月05日 08時01分26秒 | Weblog
昨年、VMware Server 1.0を15万円だったかのサーバーを用意して導入しました。そして今年、約16万円で VMware ESXi 4.0を導入しました。

仮想化前のクライアントは4万円~5万円の低スペックマシンを購入していたので、今回のように16万円もかけてしまうと、4台分の端末を購入したのと同じことになります。奇しくもESXiのライセンス数も4つで、1台当り4万円の費用をかけたことになります。これとは別にシンクライアント端末が必要なことから、費用的にみるとサーバーに16万円もかけていたのでは、個別PCを購入するより高価になってしまいます。
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(修正)2010/4/28
「さとーし」様からコメントをいただき、5台目の仮想マシンを改めて試してみました。確かに稼働します。どうもセッティングの際、「processor no」を勘違いして何番目のプロセッサーという意味と思ってしまい、「5」番目と入力してライセンス違反になってしまったようです。お粗末で申し訳ない。
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ESXiの無償ライセンスでは起動可能な仮想マシンの数が4台ですが、ここ1年VMware Server 1.0 を仮想マシン9台で運用した感想からいうと、1台当りのサーバーに仮想マシン4台というのは正直言って適正な数のではないかと思います。

VMware Server 1.0 インストール時に仮想マシン5台目くらいから動作速度が急に落ちてきました。そのためにハードディスクを増設して、OS部と仮想マシン部を別ディスク分けることにしました。しかし、実際、朝9時頃に営業が全員そろった状態で仮想マシンを使用し始めると、とても使用に耐えれるような動作速度ではなかったようです。(最近、その状況を始めて知りました。IMEの最初の起動に30秒もかかっていたようです。また、Access2007で作った販売管理プログラムの起動も非常に遅く、起動してからコーヒーを入れ、戻ってきても画面が開いていない、といった状況だったとのことでした。)

VMware ESXiはVmware Serverよりかなり速いようです。実際に速度を比較したホームページがいくつかあります。しかし、ESXiにしても同時使用が集中してしまえば、速度が低下するのは仕方ないことです。

市販のシンクライアントサーバーではサーバー1台当り、20台の仮想マシンをセットしていあるものもありますが、実際、20台のクライアントが同時に一つのハードディスクにアクセスして、使用できる速度で運用できるものなのでしょうか?現物を見たことがないのでわかりませんが、CPUがいくら速くてもハードディスクの読み取り部は1つしかないので、速度は相当落ちるのではないかと思います。この状況はVMware ServerだろうとVMware ESXiだろうと変わりません。

そうなると自ずからサーバー1台当りの仮想マシン数は決まってきます。感じで言う、VMware Serverでは4台、ライセンス上の問題がなければVMware ESXiでは4台以上はいけると思いますが、10台というのは現実味のない数字ではないと思います。全く感じですが、6~7台程度のものではないでしょうか。

また、昨年末ESXiのアップデートの際、トラブルがあったようなホームページもあり、あまり多くのシンクライアントを1台に集中してしまうと、トラブル時に対応が難しくなります。私の場合、会社で用意しなければならない営業用PCの数はせいぜい10台程度なので、サーバー一台当たり4台の仮想マシンで、サーバー3台運用というのがまあ、現実的な線ではないかと感じています。

http://www.virtualization.info/jp/2008/08/vmware1200812-1.html

サーバー1台当り仮想マシン4台運用するためのPCを選定するとなると、現在のパソコン工房の約5万円のマシンスペックは

Amphis BTO SL517iC2
47,980(税込)
* Amphis BTO SL517iC2(OSプリインストール )
* Windows Vista(R) Home Basic Service Pack 1 正規版
* インテル(R) Core 2 Duo E7500(2.93GHz) /1066MHzFSB/L2 キャッシュ 3MB
* インテル(R) G41 Express チップセット
* DDR2 800 1GB ×2 (計2GB)
* 320GB 7200rpm Serial-ATA II
* 22倍速スーパーマルチドライブ
* G41 Express チップセット内蔵グラフィック

これだと少し力不足と思いますが、後三年もすれば低価格PCでもサーバーとして使用できる状況になるのではないかと思います。

また、ドライバーを含んだESXiは今後、新しいハードに十分対応していけるのだろうかと思います。VMware Serverの場合ホストOSで機器に対応していくので、それなりの対応が期待できます。ESXiの場合はVMwareと有志の方の好意でしか、ハード対応されない状況なので今後、不安です。
そういう意味ではドライバー部分の対応をホストOSで吸収するVMware Serverの方が、今後の不安が少ないと思います。高速なPCが安価になるほど、VMware Serverを検討した方が良い場面が増えるのではないかと思います。

また、今回はESXi上では新規マシンを作りませんでしたが、仮想マシン.vmxファイルの作成もVMware Serverの方が楽なようです。そう言う意味ではESXiで運用するにしても、コンバートの安易さも考えてホストOS Linux + VMware Server は1台用意しておいた方が良いと思います。
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2 コメント

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ESXi 4.0 は5台以上いけますよ。 (さとーし)
2010-04-23 13:23:13
仮想コンピュータを同時実行は5台以上動かせます。(私は実際に,5台同時に動かしています)

ESXi 4.0 無料では1仮想コンピュータあたり4CPUです。5CPU以上1仮想コンピュータに割り振れない制限はあります。

合計8コアCPU搭載サーバ機で動かし,5CPU以上の数でテストしましたが,無理なのを確認しています。

もちろん1仮想PCに5個以上割り振れませんが,実機の8コアを全部使ってくれます。
返信する
お礼 (Unknown)
2010-04-28 07:40:18
御指摘有り難うございます。
早速、試してみたいと思います。
返信する

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