ノンばあちゃんのノンノン日記

おばあさんはヒマ?
そんなことないのよ。

ごきげんよう

2014-04-27 10:12:20 | ごあいさつ

また薔薇の季節がめぐってきました。

あまり熱心でない「ノンノン日記」の

何度目の薔薇の写真になるのでしょうか。

 

気の向いたときだけ思い出したように

わがままに綴ってきました当ブログに

それでもお付き合いくださる方々がいて

ブロ友とは、なんとまあ有難いことかと

励まされてきました。

 

なにごとも継続するには

それなりの「熱」が必要で、

どうもこのごろのノンばあには

その「熱」が欠如しているとしか思えんのです。

 

 よって、この辺で、ひとまず閉鎖をと

思いましたが、気まぐれノンばあのこと

また、いつ、その気になるかわかりません。

ここはひとつ、休憩ということで

ご挨拶を申し上げようと思いたちました。

 

ことに、

焼酎学生さん、

まっすぐなご気性の、

好奇心満点の青年のような方でした。

 

大阪おやじさん、

あたたかいお人柄で随分助けていただきました。

 

リズさん、

家族みんな、それからお友達にも、

頼りにされる女性の鑑みたいな存在。

 

世阿弥さん、

個性的でちょっとつっぱっていて、

そこがカッコイイのよね。

 

Baaaabaさん、

珍しいペットを飼っていて、

チョー美しい写真を撮られてますね。

 

覗き見専門の、スズメさん、立派な応援団長でした。

 

ほんとにみなさんにはお世話になりました。

引き続き、皆さま方のブログは、

楽しみに拝見させていただきます。

コメントは失礼するかもしれませんが、

きっと、きっと、拝見させていただきます。

 

 子供のころ、

「さようなら」の代わりに

「ごきげんよう」

という挨拶をする友だちがいました。

すこぶる上品で、いいなあと思っていました。

ノンばあにふさわしいかどうかわかりませんが、

一度つかってみたかったので。

 

どうか、みなさん、ごきげんよう。

 

2014年4月27日     ノンばあ

 

 

 


ちょうちょ

2014-04-23 20:32:57 | ペット・動物

一昨日、歩道の上でじっとしている蝶を見つけた。

愚図なノンばあが、こうして写真に撮ったのだから

愚図な蝶である。

くわしい友達に見てもらったら、

ナガサキアゲハというそうである。

羽化したばかりで、

まだ飛べなかったのではないかということだった。

きれいに撮れているので

サボってばかりのブログにアップしなさいと

助言されたので……アップ。


「明治のサーカス芸人はなぜロシアに消えたのか」

2014-04-22 16:38:50 | 読書・文芸

大島幹雄

サーカスと聞くと、なぜかすぐに「美しき天然」の

ジンタの音色が思いうかぶ。

サーカスとは、

西洋から入ってきたものと勝手に思いこんでいたが、

そうではなかったらしい。

日本には伝統の曲芸があり、すぐれた芸人がいて、

海をわたったサーカス芸人は数多くいたそうである。

中でも日本海からウラジオストック経由で

ロシアへ入った芸人は多く、

向こうで結婚して子をもうけたひともいる。

日露戦争、ソビエト政権による粛清、

埋もれようとしているサーカスの歴史を追う著者は、

海外からのサーカスや道化師を招へいするプロモーターであり、

詳細な情報の記録である。 

2014年刊   祥伝社   1600円

 

 

 

 


「葭の渚」 石牟礼道子

2014-04-10 21:18:48 | 読書・文芸

「苦海浄土―我が水俣病」の石牟礼道子自伝である。

父祖の地の天草に生まれ、

物心ついてからは水俣で育った。

海岸道路の仕事を請け負った石工の祖父、父らの思いが

「道子」命名の由来である。

その祖父らの採算の合わない事業道楽から没落し、

葦や葭がはえる渚の近くに住まうようになる。

貧しい暮らしだったが、人が来るのが絶えない家庭であった。

盲目で心を病む祖母を神様のように扱う父がいて、

天性の明るさの母がいた。

渚の豊穣さに、[無限を感じ]るような育ち方は、

この家族によってもたらされたものであろうか。

 

終戦の日は、

「空白の中で、みんみん蝉だけが、時間という荷車を曳いてゆくように、

えーんえんえん、と鳴いていた」と書く。

 

 やがて、猫踊り病という奇病を知ることになり、

水俣病と深く関わり、「苦海浄土」を書くことになる。

 

2014年刊   藤原書店  2200円


切手

2014-04-07 14:27:42 | 時事・仕事

お手紙大好き人間である。

切手も葉書も、切らすことなく

いつも手もとに用意している。

消費税が上がったからと言って

きれいにつかいきれるものではない。

80円切手も50円葉書もまだ引き出しの中にある。

当分、2円切手を貼り加えてつかうつもりで

郵便局へ買いに行った。

なんと、2円切手は品切れとのこと。

 

これって、随分と怠慢じゃなかろうか。


「サンカとともに大地に生きる」 清水精一

2014-04-01 15:16:08 | 読書・文芸

 

本書は、1934年初版の「大地に生きる」を底本とし、

難解漢字を平仮名にし、送り仮名を変更して

2012年に初版されたものである。

著者、清水精一は河上肇、西田幾太郎に学び、

臨済宗の禅寺で修行し、山中独居を実践したのち、

サンカ(乞食)の群れに入る。

すべて、人はいかに生きるべきかという疑問からである。

のちに、社会事業の道に入る。

 

以下○印の数行などは

1934年(昭和9)と今の時代とあまりかわりなきことに思える。

 

       ○今の社会人はあまりに金に追われて逃げている。

       ○現代人は身体の整理統制を忘れ過ぎ、だから病むこと多く、

         病めばあまりに医者に頼りすぎている。 

       ○世は急速に貧富の懸隔が甚だしくなっていく。

       ○今の一般人の生活苦はあまりによけいなものを

         持ち過ぎ要求しすぎている。

 

                河出書房新社       1800円