ノンばあちゃんのノンノン日記

おばあさんはヒマ?
そんなことないのよ。

あわてない

2013-05-31 13:12:36 | 旅行

年会費登録で

一年間観光バス乗り放題の会員になっている。

 

昨日、それを利用して仲良しと温泉へ行くことになった。

 

集合場所の、まさにバスに乗り込む寸前、

ノンが会員カードを忘れて来たことに気付いた。

原則、カード忘れは乗車ができない。

これで乗車できなかった人がこれまで何人もいる。

 

 ああ、どうしよう、どうしよう。

 

提示するべき乗車口で、機転を利かせた仲間のひとりが

「会員番号××、誰誰、次は××誰誰……」

とカードを見せずに手元の全員の控え番号を読み上げた。

確認していたドライバーさん、つい乗せられたか、

はいはい、どうぞ、と言ってくれた。

 

やったあ~で、急いで乗りかけたノンが、

ステップを踏み外しそうになった。

「あわてない、あわてない」とドライバー氏。

 

いえいえ、こちらに慌てる事情があるんです、とは言えなかった。

 

 

手前にもうひとつ予備室もあり、和室と洋室つづき、

この宿泊設備でなんと二食付きで一人8400円。

 

 


パソコングラス

2013-05-30 22:27:19 | 日記

パソコンと付き合っていると、目が疲れる。

ちらつき防止のグラスがあると聞き、

電器屋へ行った。

メガネの上にかぶせて使うのだから、

そりゃあ、眼鏡屋でしょう、と言われ

眼鏡屋Tに行ったがなかった。

眼鏡屋Aに行ったら、うちでは扱っていませんと言われた。

出ようとしたら、入口のケースの中に見つけた。

あなたねえ、自分とこの商品くらい覚えておきなさい、と

口やかましいバアサンは苦言を呈した。

 

ようやく手に入れた実感は、

たしかにちらつきはないけど、

中心の黒い留め具が視界に入る。

そのうち馴れるだろうかと期待している。


そのとおり!

2013-05-29 06:05:04 | 読書・文芸

文芸春秋6月号から。

 

――「老人力」の赤瀬川原平さん――

つげ義春さんから来たハガキに、

「いまはもう健康以外に欲しいものは何もありません」

とあり、

「全く同感です」と返事をしたそうである。

歳をとると、身体の機能が維持できなくなり、

「老人力」でぼーっとしているわけにいかなくなります、と書いてあった。

 

そうだろうなあ。

 

――野坂昭如さん――

人間にとって大事なものは何か。

ぼくは金より米を大事に思う。

(中略)

他国は自分の国にゆとりがなければ売ってくれない。

金なんぞ、何の役にも立たないときがあるのだ。

列島に住む人間が、自前で食えることこそ大事。

 

そのとおり!

 


マゴマゴ

2013-05-28 15:04:32 | 日記

友だち夫婦は大学生の孫と一緒に暮らしている。

女の子である。

この子の服装を、お爺さんが見咎めた。

「なんか、その格好は! ルンペンみたいなカッコして」

お爺さんは怒っている。

糸の垂れ下がったような短パンをはいた孫は、

「ええ? ルンペンってなあに~」

俗にいう、蛙のツラになんとやらである。

「夏だってのに、そのぞろ長いチョッキなんか脱げ!」

「ええ? チョッキってなあにぃ?」

まるで異人さんといるみたいで、話にならんのよ、

と友だちは嘆いた。

異人さんも古いなあ。


三婆トリオ

2013-05-27 17:01:25 | 音楽・映画

ノンは、ギタートリオを組んで長い。

今日も今日とて、

センター内の音楽室を借りて、練習をしていた。

老女三人のギタートリオがよほど珍しかったのだろう、

たまたま通りかかった男性が覗きこみ、

いきなり、

「みなさん、お齢は、おいくつですか」と訊かれた。

きゃはは、である。

 

マア、失礼な……とは言わず、

へいへい、あたしゃギターが杖がわりでございまして、

と答えてやった。

 写真は弦の張り替え中の愛器。

マメなひとは三か月に一度くらいかえるが、

ノンは半年ぶり。


スマホ ストリートビュー

2013-05-26 15:07:54 | 日記

 スマホ初心者は、まずは、ストリートビューを見る。

おお、我が家が映ってる、となぜか感動する。

「あらあ、車が車庫にある、

オジイサンたら、出かけるって言ってたのに」

 

傍らにいた若い友人、

「あのう、その写真、リアルタイムじゃないんですけど」

「あらそう?」

「リアルタイムなら常時カメラがお宅の前にあるわけで」

そうだった、そうだった。

ああ、恥ずかしい。

 

 うちのオジイサンはもっとひどい。

「家の中まで見られるのかと思った」ですって。


スマホ 3日目

2013-05-25 10:37:28 | 日記

 スマホを購入しても

料金説明は丁寧だったが、

使用方法の説明はほぼゼロに近い。

 昔、ワープロ機を買ったときは、

ガイドブックを頼りに、目次、索引、と

首ッぴきで覚えたものだが、

その手の説明書はなにもない。

 聞けば、

本屋に行けば売っているとのこと。

で、本を買ったが、

スワイプするだの、ピンチだのと書かれていても、

何が何やらわからない。

知りあいのパソコン教室の

若い先生に電話をして、教えてと言ったら

「私のはドコモじゃないですもん」

「いいから、いいから、教えてちょうだい」

厚顔無恥は年寄りの特権である。

押しかけ生徒で、特訓してもらった。

 

おそるおそる、

しかし、楽しくスマホ一年生である。

 


スマホ初心者

2013-05-24 09:51:52 | 日記

スマホを買った。

携帯電話もパソコンも使えるのだから、

スマホくらい……と思ったのだが、

あにはからんや。

 

かなり勝手が違う。

そもそもタップがなにやら、

フリックがなにやらまったく分からない。

俄かにあわてたが、しかしもう買ってしまったのだ。

 

 10年前、はじめて携帯電話を持ったときのことを思いだした。

あのときもそうだった。

街に出て、自分の携帯が鳴っているのに受け方が分からない。

あわてふためき、バス停の、見知らぬ若者に声をかけた。

すみません、

電話がかかってきたんですが、どうしたらいいのでしょうか。

アハハハのノンばあだが、ま、スマホもなんとかなるだろう。


健康チェック

2013-05-23 09:25:18 | 健康

ノンの散歩コースで見かけたオナガガモ

この時季はもう北へ渡ってしまうのが普通だそうです。

市の福祉健康課から、健康チェックリストなるものが送られてきた。

★バスや電車で一人で外出してますか~に始まり、

★最近転んだことがありますか、

★週一回以上外出してますか、

★自分が役にたつ人間だと思えますか、等など、 30項目。

 

自慢じゃないが、ノンは、

オール丸印の優等生だった。

 

チェックのあと、

受取人払いの封筒で送り返せとある。

往復の郵送料と、これを発送、集計する手間、つまりは税金だよねえ。

 

健康作りのための教室案内など差し上げる場合がありますとある。

余計なお世話、と思うがどうだろうか。

元気なものまで、いちいちお金つかってまで、

役所にこういう管理されたくないなあ。

困った人だけに税金を使ってください。

 


読んだふり

2013-05-21 16:49:21 | 読書・文芸

 

読んでない本が話題になったとき、

「読んでないよ」

と言ったら、それで会話はおしまいになる。

ふんふん、そうそう、と読んだふりをすれば

相手は嬉しくなってその本についてどんどん話す、

こちらもそれで知識が増える。

読んでみようかなという気になる。

文芸評論家の加藤周一さんの書いた本にも、

「読んだふり」は大事なこと、とあるそうだ。

 

買ったままで、ツンドクでも、いまから読むふりをしていれば

いつかぼつぼつ読むことだってあるのだそうだ。

 

以上、週刊現代 5月4日号より要点抜粋。

 いやあ、参考になった。


薔薇風呂

2013-05-20 16:45:05 | 植物・園芸

お隣のママが

咲き終えた薔薇の花を落としていた。

まあ、もったいない、薔薇風呂にしたらいいのに、

とノンが言った。

どうぞ~、さしあげますよ~。

 

うちでもしたことありますけど、

良い気持ちで入浴していたら、

虫がモア~っと花の間から出てきて、

虫風呂になりましたよ、とのこと。

 やめとこ。


薔薇づくし

2013-05-19 16:22:20 | 植物・園芸

今年は、どこの薔薇もことに美しかったような気がする。

まずは、我が家の庭の薔薇。

こちらはお隣の庭。

 

 

 

 

 

 

これは、通りがかりに見つけた薔薇。

「薔薇大輪無惨にならぬうちに切る」

俳句のつもりだが、下手な句には解釈がいる。

薔薇の散りぎわは、どこか無惨な気がするので、

ノンは、早め、まだ惜しいうちに切る。

 


死語辞典

2013-05-18 09:41:49 | 読書・文芸

 

 花盗人も悪いけど、

これはこれで?

なんだかなあ。

 

 

   ところで、

宝島社の死語辞典

という本が売れてるらしい。

「社会の窓」とか

「アッシー君」が死語で、

「コール天のズボン」となると

絶滅用語だそうである。

 これは大変と、本屋へ行った。

 カウンターで尋ねると、こちらです、と案内された。

見上げた棚の分類は、スピリュチュアズム、霊界,死後の世界などとある。

 あのう~、死語違いのようですが~。

 あら、と店員さんは了解してくれた。

店にないので、パソコンで調べたら、出版社でも品切れだった。

 目下再版準備中の人気本らしい。

  ばあさんなので、

死後の方が近いと思われたようだが、どうしてどっこい、まだもう少し。 


馬の骨

2013-05-17 11:21:19 | 健康

写真は記事に関係ありません。

 ノンの散歩コースです。

元気印の友だちが

異変を感じて受診した。

癌の疑いがあると言われ、

三日後のCTを予約して帰った。

 

CT検査の結果、やはり怪しげな物質が尿管にある。

「何か薬でも飲んでましたか」と医者が首を傾げた。

彼女は医者も薬も嫌いな人間である。

風邪で熱を出しても、こめかみに梅干しを貼り、

卵酒を飲んで寝るという超古典派である。

「いいえ、薬なんか……」

答えながら、はたと思い当たった。

海外旅行の折り、

まあ、かりに、某国某所としておこう。

野生馬の生息地で、

この馬の骨の粉末を飲んでいれば骨粗鬆症にならないと勧められた。

観光地の、いいかげんな土産売りの口上に、まんまとのせられたのだろう。

3万円出してこれを買い、一年近く飲み続けたという。

「ああ、それだ」

医者は、「ほら」とその尿管に連なる汚物を指し示したという。

 

自然派志向の彼女は、

目下「馬の骨」を排泄するべく、きらいな医薬品を服用中である。