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血液がんワクチン開発 大日本住友、17年にも最終臨床試験

2015年06月25日 | 医薬
血液がんワクチン開発
大日本住友、17年にも最終臨床試験
2015/6/25 3:30 日経朝刊

 大日本住友製薬は急性白血病を引き起こす難病の血液がん「骨髄異形成症候群」に対するがんワクチンを開発した。今後2年間で健常者やがん患者ら40人程度に投与し安全性や有効性を調べる。2017年にも最終的な臨床試験を始める。大日本住友は副作用の少ないがんワクチンの開発を急ぎ、早期に国内外で販売したい考えだ。
 がんワクチンは細胞に発生するたんぱく質の一種「ペプチド」を人工的に合成したもので、体内に打ち込み免疫細胞の働きを促す。大日本住友は治療が難しい血液がんのワクチンを世界で初めて実用化することを狙う。
 開発するワクチンは免疫性能を高めて、がんの増殖を抑える働きを持つ。根治にはつながらないが、副作用が少なく幅広い患者で長期間の延命効果を期待できる。
 骨髄異形成症候群は世界で30万人の患者がいるとされ、うち日本でも1万人程度を占める。治療には家族・親族らの骨髄を移植することが必要だが、免疫不全を引き起こすこともあり手術による治癒は簡単ではない。
 大日本住友は精神疾患領域の治療薬が主力製品だ。最近では創薬ベンチャーのヘリオスと組み、iPS細胞を使った目の難病の治療薬の開発を始めている。
 がんワクチンで年間500億円以上の売上高を目指す。
 世界の製薬業界ではがんの治療法としてワクチンなどの免疫療法が「第4の治療法」として注目を集めている。これまでは切除手術、放射線治療、抗がん剤投与の3つが中心だった。

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