⭐️⭐️浅野まことのここだけの話⭐️⭐️

浅野まことがここだだけの話をブログで大公開!!

米、人民元自由化迫る 戦略対話 サイバー攻撃「中国政府が支援」

2015年06月24日 | 国際政治
米、人民元自由化迫る
戦略対話 サイバー攻撃「中国政府が支援」
2015/6/24 15:30 日経夕刊

 【ワシントン=大越匡洋】米国と中国が両国間の懸案を話し合う戦略・経済対話は23日、経済問題を集中討議した。気候変動への対応や投資協定の交渉加速では協調路線を確認したものの、米国のルー財務長官が中国に通貨・人民元の為替制度の改革を迫ったほか、「中国政府が支援するサイバー攻撃」への懸念も表明した。経済分野での摩擦も浮き彫りになった。
 ルー氏は討議で「中国の為替介入は昨年の対話以来、相当減った」と中国の改革姿勢を評価した。一方で「さらなる為替制度の改革が重要だ」と念押しし、人民元の資本取引を自由化する必要性に言及した。
 中国は今年、国際通貨基金(IMF)の準備資産であるSDR(特別引き出し権)への人民元の採用をめざしている。米国はこの機をとらえ、人民元をドルや円などと同様に「自由に取引できる通貨」とするよう、中国に改めて改革を迫った。
 中国側も為替管理に関する事前審査の削減など、改革の方向性を説明したもようだ。同時に、米国に対して「投資を増やし、世界経済の成長への貢献をさらに高めてほしい」(楼継偉財政相)と、経済成長を一段と高めるよう注文をつけた。
 ルー氏は米企業を狙うサイバー攻撃を巡り「中国政府が支援するサイバー攻撃に深い懸念を持っている」と述べ、中国を名指しで批判した。中国側も「サイバーセキュリティーはとても重要だ」(楊潔篪国務委員)としているが、「サイバー問題は経済分野の議題ではない」(中国政府筋)との立場で、両者の隔たりは大きい。両国は9月の習近平国家主席の訪米を控え、地球温暖化への対応などで、世界1位と2位の経済大国の協調を演出することにも腐心した。

最新の画像もっと見る