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伊藤忠、シェールガス撤退

2015年06月24日 | 再生可能エネルギー
伊藤忠、シェールガス撤退
2015/6/24 3:30 日経朝刊

 伊藤忠商事はシェールガス開発事業から撤退する。25%出資していた米石油・ガス開発会社サムソン・リソーシーズの全株式を同社に1ドルで売却した。伊藤忠は2015年3月期までに同事業で累計約1千億円の減損損失を計上している。原油価格の下落でサムソンの業績が悪化し今後も当面、安定収益を得るのは困難と判断した。大手商社でシェールガス事業から撤退するのは初めて。
 伊藤忠はシェールガス開発を米国でのみ手掛け、既に別の開発会社の株式も売却済み。保有株をほぼ全額減損処理しており、業績への追加の影響はない。
 伊藤忠は11年、米投資ファンドなどとサムソンを買収、出資比率分の780億円を投じた。だが、15年3月期にサムソンが未開発鉱区の再評価をした結果、再度、採掘設備の減損処理を迫られた。伊藤忠は出資比率に応じた損失として追加で435億円を計上、累計の減損額は1千億円規模に達していた。
 シェール事業の採算悪化の影響は大手商社で違いが出ている。住友商事も大型の鉱区から撤退する方針で、15年3月期に1992億円を計上した。一方、先行した三菱商事と三井物産は利益が出ている鉱区もある。そのため、事業継続を前提に原油価格下落の影響のみを減損処理し、減損額はそれぞれ300億円と390億円にとどまっている。

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