榮桐齋ブログ

書や篆刻、作品の裏打ち、製本。花の写真。料理。手芸。
日常感じた事を綴った日記です

写仏と短いお経

2023-06-06 10:03:22 | 
先日の大雨、皆様被害はありませんでしたか?
テレビで見ていると怖くなります。
被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。

昨年秋に肩こりから始まった首の痛み、少しましになったと思って、また細かい作業=写経や写仏を始めてしまい、
また、元に戻り、首が痛くなってしまいました。

まだ練習不足ですが、第1回目の作品見ていただきたいと思います。

仕上げを色紙と決めて写仏は ①仏画展で頂いた観音様のコピー、②は本から選んだ千手観音様を縮小拡大コピーしました。
写経は、今練習中の短いお経 「延命十句観音経」
①では、王羲之の「集字聖教序」の集字 ②では、普通の写経体で、です。
今回は、仮名半紙に敷き写し、写仏には少し色を入れました。
その後、簡単裏打ち色紙版です。

「延命十句観音経」は中国の東魏(534~550年)の頃、無実の罪の孫敬徳が、
処刑前夜、夢でお坊さんに「十句観音経」を千回唱えなさいと
経文を教えてもらい唱えたら処刑を免れた。というお話があり、千回唱えたら、願いが叶うと。(諸説あり)
日本では霊元天皇(1654~1732年)が比叡山の僧=霊空に霊験あらたかな経をさがせと命じ、
この「延命十句観音経」を得た。
その後、白隠禅師(1686~1769年」)が広めたと言われている。(本、ネットからの説明です)

  ⓵ 
  
                                                  
  ②
  

このお経は仏画展で教えていただいたものです。
般若心経を練習していましたが、これを紹介してあげた方には、
一回写経する時間が短くて、楽しいと言われました。
ちなみに般若心経は人によりますが、1回の写経に1時間半から2時間半くらいかかります。
皆様もいかがですか?