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パフューム Perfume -The story of a murder-

2007年03月05日 | 娯楽。
観てきました!

写真は、映画館入り口にあった香水瓶です。
劇中、最後に登場する香水の瓶と同じ形ですぞ☆
バラ系の香りが ほわ~ん。

さて、感想は…

にわか原作ファンですが、概ね満足

原作がイイものって、映画になるとイマイチ、ってことが多いですし、
テーマが「匂い」という、映像化の難しいものなだけに、
ちょっと心配だったんですけど、
うんうん、よかったですよ♪

グルヌイユ役のベン・ウィショーさん、かなーりイメージ通りでした!
演技がイマイチでぎこちないように見えますが、
むしろ、それこそ、ジャン=バティスト・グルヌイユ!
嗅覚の世界で生きている異質な感じとか、
うまく普通の世界に馴染めていない感じがしました。

プロデューサや脚本の方は、かの「薔薇の名前」映画も手がけた方々だそうです。
あれ作った人達なら、この作品にぴったりだなぁと納得・満足。

多少、端折られてはいるのですけど、
まぁあのシーンなら仕方ないか、という感じ。
作品全体の陰湿なかんじとか、グルヌイユの異質さ・孤独感が、
同行した原作未読の友人にも伝わったので、よしよしです。

ただ、やっぱり原作知らないと分かりにくいところは有ったようです。
まぁしょうがないかとは思いますが。

一番の山場は、私の大好きなシーンであり、
一番 映像化が難しいところだと思うので心配だったのですが大丈夫でしたv
少し物足りなさが無くもないのですけど、
それは香りを映像化することの限界だと思ってヨシとします。
でも、ちょっとぐっと来ましたぞ。私は。

ただ、その後の、ちょい山場(と私が思っているシーン)は、

…なーんかアッサリし過ぎ…。

PG12指定ではアレが限界なのかなぁ…。

それならR15とかR18にして、
  もっとド派手効果
     ↓
  群集の目の色が異様に変わる
     ↓
  グロテスク・ぐちゃぐちゃ・陰惨
の方が原作のイメージに近いんだけどねぇ…。
でもそれじゃ引いちゃう人がいそうなので駄目だったのかもしれませんが…。


原作未読だと、多少分かりづらいところはありますが、
先が読めないドキドキ感は満点です。

既読なら、も少しこうして欲しかった…と思うところはあるでしょうが、
ストーリィは楽しめますし、ちゃんとドキドキします!
入り込みやすくて、よく分かるでしょうしね。

多少の難はありますが、トータルでは「秀」で御座います。
めったに買わない、パンフ買っちゃったし。
も1回観てもいいですよ、私は。


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