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事故の原因究明が優先されるべき

2005年04月27日 | 私しゃ、こう思う!
事故が起きると「効率ばかりを追い過ぎました。安全を徹底するよう指導致します」って決まり文句の様に繰り返される。
今回の尼崎脱線事故でも国会で同じ様な話が出ていた。

効率ばかりを追い過ぎたのは確かでしょう、しかし安全を徹底するよう指導しただけでは事故は減らないのです。
事故を減らす指導をしても事故が減らないのは、根本の原因の解明が出来ていないからです。

今回の件で云えば、電車のオーバーランは事故なのです。
それを運転士への罰則や再教育にばかり解決策を求めたところに今回の大事故の根本原因が有ると考えています。

前回や前々回、または今回とは別に起きているオーバーランについてその度に根本的な原因の追及を行ったのでしょうか。
運転士の未熟で片付けて来たのではと思うのです。

本当は真実はどうだったんでしょうか。
今頃になってATSが旧型だったとか言ってます。
長時間勤務で疲れていて操作を誤ったとか、居眠りしていたとか、スピードを出し過ぎて止まれなかったとか、遣っては行けないことを遣ってしまってそれを事故原因として言えなかったのではないですか。

全ては未熟で片付けられて本質は置き去りにされて行く。
本当の事が判らなければ問題の解決など出来ないのです。
面倒なトラブルを嫌う上司やトップが居る限り根本的な解決は難しいのです。
自分の代で無用の混乱を起こしたくない、余計な事を言う奴は左遷してしまえ。
責任者は責任を取ってこそ責任者と言えるんでしょう。
高給は取っても責任は取らない、何時から、なんで日本はそんな国になってしまったんだろう。

外国には免責、司法取引と云う物があるそうですが、日本でも取り入れた方が良いんじゃないかと思うんです。
本当の事を話して、それが原因の究明に役立ち、社会に貢献するものなら罪を軽くする。しかし嘘をついたら罪は更に重くなる。
罪は憎んで人は憎まずの精神です。
こう云う司法取引をしてでも事故の原因を究明する事が、同じ様な事故を二度と繰り返さない為に必要です。
原因が解ったなら、それを改善し実証して指導教育、見直し改善と常に改善へのサイクルを回し続ける事が必要なのです。

今までは出来上がったマニュアル・規定を絶対のものとして、それを守ることだけを絶対的使命としてきたのではないでしょうか。
常に安全への改善・改革に向けた努力を怠って居たように思えます。

最近航空関係のトラブルが多い様ですが、そちらも全ての原因究明を行い、大惨事にならぬよう事故の芽は事前に摘み取る事です。

JR福知山線事故


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