昨日(20日)、JSTVでNHK総合チャンネルの番組「世界遺産フランス縦断の旅・リヨン」が放映されました(日本時間では午後10時から)。
この番組は、NHK・BS-hiで8日連続(総合では一部録画)放送される「世界遺産フランス縦断の旅」シリーズの一つで、16日からフォンテンヌブロー、セーヌ、プロヴァン、ヴェズレー、リヨンと進み、明日(21日)からはオランジュ、アビニョン、マルセイユと向かうとか。基本的には生放送番組で、NHKレポーター他数名が、それぞれの都市の魅力を2グループに分かれて紹介していきます(生放送の撮影クルーも2~3組いる)。番組によると、フランスには国連教育科学文化機関(ユネスコ)に登録された世界遺産が30件もあり、1998年登録されたリヨンの旧市街地区もその一つになります。
「リヨン」の場合、1組目が旧市街(Vieux Lyon)のサン・ジャン通りで古い建物の間の通路を抜けたり、ソーヌ河畔を歩いたりしつつ、古い町並みを紹介。もう1組はベルクール広場からスタートし、北西側へ歩いてシャンボネ大佐通り(rue du Colonel Chambonnet)にあるクネル店を紹介したり、そのままボナパルト橋(サンジャン教会付近とベルクールを結ぶ車道・人道橋)のたもとのソーヌ川沿いにあるカフェ(私も前を歩いたことはありますが入店したことはない)に入ったりしていました(ローヌの赤ワインを賞味)。更にもう1台の固定カメラがフルヴィエールの丘の見晴台に設置され、リアルタイムでリヨンの街並みが眺められた他、夜景の映像やソーヌ川沿いのマルシェ、クロワ・ルッスの丘付近の絹織物業者等も取材していました(読者投稿で「パールデューの高級食材市場レ・アルも取材してほしい」という手紙が紹介されていましたが、何故か取材は「レ・アル」ではなく一般のマルシェになりました)。
しかし生中継というのは色々とハプニングもあるもので、最後、旧市街を巡っていた組がケーブルカー(funiculaire)を利用してフルヴィエールの丘へ向かおうとしたところ、誤ってサン・ジュスト(St Just)行きのほうに乗ってしまい、結局最後のレポートをサンジャン大司教座教会の前でやっていました(たしかに、サン・ジュスト行きのほうが乗り場はちょっとだけ目立ちますが・・・)。
一つ残念だったのは、テロー広場(市役所前広場)が紹介されなかったことで、生放送中の徒歩移動時間もあって今回は取り上げられなかったのだと思いますが、プレスキル(半島)も一応世界遺産の指定区域のはずで、市役所もあれだけ壮麗な建物なだけに、もったいない気がしました。
旧市街の映像を見、あるいはベルクール広場の様子を見るたびに、「ああ、この番組の存在を知っていてリヨンに住んでいたら、生放送画面に出演してやったのに」・・・じゃなかった、「ああ、リヨンは今日も変わらず美しい」と思いました。生放送ゆえ、午後4時ともなると聞きなれた教会の鐘の音がそのまま中継され、それがまたなんだか懐かしい気分に。
うーん、今リヨンはとても暑いそうですが(最高気温が35度ぐらいあるらしい・・・)、今年中にでもまた行きたいなあ・・・
リヨンもものすごく暑い毎日です!
さて、この放送、マオ猫さんちでは早速観られたのですね。いいな~。特別の契約されてるんですね。
私は日本の娘に録画は頼んだんですが、送ってくれて観れるのはまだだいぶ先になりそうです。
でも詳しいご説明のおかげでどんなのかよくわかりました(笑)そうか~、旧市街とベルクール近辺だったのですね。加藤紀子が乗り間違えたせいでフルビエールからの中継は流れたと聞いていたので、あの丘からの眺めが一番大事じゃんか!と心配していたのですがちゃんと放映されたようでよかった、ホッとしました(笑)
私は親善大使か!!ハハハ!(^^;
いつか、リヨンに里帰りの折にはお声かけてくださいね!
フルヴィエールからの眺望は、本文でも触れたように、別の第三のカメラによって放送されており、全然紹介されていないということはありませんでした。しかし・・・旧市街駅のケーブルカー乗り場って、フルビヴェール方面ゆきの乗り場には「フルヴィエール」と書いてあったと思うんですが・・・。そんなに話題になっているとは知りませんでした。
>いつか、リヨンに里帰りの折にはお声かけてくださいね!
ホント、近々行きたいですー。
でも夏は猛暑なので、どうせなら欧州大陸北側が寒くなる秋か、春かな・・・。あとは、冬こそ南仏!たしかに夏は海水浴シーズン、冬はスキーシーズンですが、私はいまだになぜベルギー人やフランス人が、暑い夏にわざわざ南仏に、寒い冬にわざわざアルプスにでかけるのかがわかりません。春先の南仏やスペインこそ、寒いリヨンを脱出できてポカポカでよいと思うんですが・・・。
それでは!