『世界の中心で、愛を叫ぶ』も『蹴りたい背中』も『いま、会いにゆきます』も全部、見事に全部流行る前に読んでる。
でもどれだって、別になんとも思わなかった。
なにより、印象に残ってるシーンが感動するとこと大きくかけ離れてる。台詞はそんな感じだった、ってレベルのうろ覚え。
『世界の~』の場合、朔太郎の「アキのブラジャーにさえ嫉妬する俺だぜ?」。
ギャルゲーの主人公っぽくて○(えー
俺の中じゃ朔太郎のキャラは完全にそんな感じ。だから森山未来には違和感ありまくりなんだよなぁ……。
『蹴りたい背中』の場合、ハツがプールの着替えの時に自分の下半身を描写するシーン。
妙に生々しかった。地の文はすげぇ上手いと思うんだけどな、綿谷りさ。
『いま~』の場合は、澪が佑司と一緒にお風呂から上がってきて体拭いてるのを食い入るように見つめる巧。
「ただ微笑ましくみてただけだよ」
「ウソ。絶対にあれはいやらしい目で見てたっ」
こういうやり取り大好きです、俺。
あともう一つが、
「でもそう考えると素敵じゃない? 私たち、ずっと好きだった人としか結ばれてないんだよ?」
だったかな……。
けどアーカイブ星の世界観と澪って名前でどうしても『ONE』を思い出しちゃったりする。消えるとかもかぶってるし。
だから俺ん中じゃずっと『いま~』=『ONE』。
他に誰もいないだろな、こんな等式が成り立つ人なんて……。
なんで急にこんな話しちゃったのかは内緒で。