Je vis ma vie 〜ありがとうの気持ちがあふれる社会へ〜

マーケティングの本質は「ありがとうの気持ち」の探求だと考えます。こちらで社会にありがとうの種をまく活動や想いを綴ります。

こども哲学(実践編)

2017-06-12 | 子どもと学び
おはようございます。桑原です。



昨日、こども哲学をしてきました!



色々と試行錯誤させていただける、インターンとしての最後の時間です。




わたしは3-4歳児グループのファシリテーションを担当しました。




3−4歳児は、
まだ幼稚語が抜けきれていない子も多く、抽象概念の理解が難しい年頃なので
いわゆる大人の「哲学対話」とは全く違うアプローチが求められます。





これまでの半年間の子どもたちの変化を観察する中で
考える世界が「個」から「グループ」に広がり始めていることを感じていました。





それでも

子どもひとりひとり⇔ファシリテーター(大人)

という対話を超えていなかったので
今回は、何かひとつのモノに注目する中で
自然発生的に子どもたち同士の対話になってほしい!という想いを軸に、

「探求の共同体を作る」ことを目標に掲げチャレンジすることを決意しました。




準備にはかなり試行錯誤をしました。オブザーバーにも新たな視点をもらいました。

・何を素材として扱うか
・子どもたちが楽しく入り込みやすいテーマは何か?
・状況に応じて様々なアプローチができるように
 モチダマをたくさん準備しておかなければ・・・





最終的に、

「青りんご」

と向き合ってもらうことにしました。






向き合うために用意したツールはこちら・・・


・青りんご(は、子どもたちが食べちゃったので、写真は予備で準備した赤りんご)
・絵本「りんごかもしれない」/ヨシタケシンスケ著
・スケッチブック
・おもちゃの聴診器
・おもちゃのはさみ
・おもちゃの注射
・磁石
・虫眼鏡
・包丁(危ないので、使いたければイラストを私に渡してもらうことに)
・スケッチブック





用意したシナリオ・・・

①青りんごを見せる「これは何?」
 ⇒子どもたち「(恐らく)りんご!」

②「本当にりんご?じゃあ、この絵本読んでみない?」
 ⇒「りんごかもしれない」のかもしれない・・・部分を読む

③「このりんごはりんごかもしれない。りんごではないかもしれない・・・
  みんなで観察してみない?」
 ⇒ここから先は、すべて子どもたちに委ねよう・・・(五感を使うことを中心に促すのが私の役割!)

展開のアイデア(モチダマ)
●りんごではないかもしれないのは何か?絵に描いて見せ合ってみる?
●描いた絵を繋げてみんなでお話を作ってみる?
●外に出て、みんなで「◯◯かもしれない」探し
●室内で「かもしれない」探検
●「◯◯かもしれない大喜利!!」





さて、3-4歳児たちはどんな流れを創り出したでしょうか???笑
明日に続きます。











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