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2005.3.23 ジョージ・フォアマン「敗れざる者」

2005年03月23日 | 
 ジョージ・フォアマンの自伝を9年ぶり?に読んでいます。

 キンシャサでのアリ戦直前、フォアマンはノドが乾いていた。
 トレーナーのサドラーが渡した水を飲むと、薬みたいな味が! フォアマンは吐き出しそうになった。
 フォアマンはアリに逆転KO負け。
「ロープ・ア・ドープ」水にヤクが入れられていたかも、と記者に話してからこの試合にはそういう別名がついた。
 あの薬の味と、ひどい疲労感をどう説明すればいい?
 その後1ヶ月、具合が悪くだるかったのは?・・・とフォアマンは書いている。

 TVでこの試合を観ていたシュガー・レイ・ロビンソンは「フォアマンはまるでヤクをやっているようだ」と。

 サドラーは大きな賭けをでっち上げるために、マフィア所属のボクサーにどうやって薬を飲ませたか・・・という話をフォアマンにしていたという。

 フォアマンは薬を飲まされたのか、答えは出ていない。
 アリとフォアマンにいくら賭けられていたのか?

 だがフォアマンは「広い目で見れば、負けたことで人間的に成長できた」と書いている!
 ここが素晴らしいところ!

 勝敗だけを考えると、そこからの成長やもっと素晴らしいことが見えなくなったりする。
 僕も愛する“アズーリ”が韓国で沈んだ日、素晴らしいことが何も見えなくなっていた・・・

 素晴らしいこと、それはいつもある。
 どんな屈辱的な惨敗でも、その経験を活かすのが大事ですね!

「JFK」や「911」のように、何十年もしてから本当のことが見えたりするのでしょう。