『ありがち日記』

「軍中楽園」

盛岡では6日間限定で、しかも1日1回しか上映されていない本作。
Twitterで盛岡で上映されることを知って、何とか都合がついたので行ってきました。
週末には人の入りがあまりよくないと聞いていたので心配していましたが、
平日にしては7~8人?入ってましたけどねー(それが多いか少ないかは…)

ホウ・シャオシェンの名前がどーんと最初に出てくるので、
「あれ?監督じゃないよね?」って一瞬疑問だったんですけど、編集協力とのこと。

あらすじです。(シネマトゥデイ)

1969年、台湾南部出身の20代の青年ルオ・バオタイは軍に入隊し、中国大陸から目と鼻の先の金門島に兵士として派遣される。中台がにらみ合う一触即発の最前線の小さな島で、彼は厳しい訓練で有名な“海龍蛙兵”ことフロッグマン部隊に入る。その後831部隊に転属になり……。

中国と台湾とが緊張状態にある中で、主人公の青年は最前線にある島の娼館に転属となる。
実在した軍管轄の娼館を舞台に、さまざまな事情を抱える女性たちや古参兵士の物語が描かれ…
砲撃が来るような場所で、兵士たちが楽園と呼ぶその場所、果たして楽園と呼べるものなんだろうか。
実際にはあまりに哀しく、切ない。名前とのギャップ。

台湾の歴史には、こういう一面もあったのだということですね。
(知っていたとしても、目をそらしていたりタブー視していたり…だったでしょう)
直接的な描写は無いとしても、戦争の愚かさも描かれていたと思います。
この時代に生きて哀しい思いをし、翻弄されてきた人々がいたこと、
そのことを伝え続ける人がいて私たちが知ることができるということ、
そういう面で重要な意味を持つ映画です。

先月、台湾へ行ってきましたが、また1つ歴史の一面を知ることができました。
孫文や蒋介石の名前が出てきたり、日本でも有名なテレサ・テンさんの名前も出ました。

キャストも実力があり有名な方々が名を連ねていますので、
劇場ではなくとも観る機会がありましたら観ていただきたいなぁなんて。

話は変わり、盛岡でアジア系の映画上映は少ないのですが、
観る人が少ないというのも原因ではありますね。。。
私も毎回劇場に足を運べるかというとそうでもないので強くは言えないのですが、
このままだともっと上映が少なくなっていくんではと危惧しています…
どうにかならないもんかな~(>_<)


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