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「プリンセスチュチュ」ファンページ

ドイツ語強化月間(笑)18

2009-01-31 09:45:14 | ドイツ語強化月間(笑)
会話をする時、前置詞や副詞や形容詞は、無くてもまあ何とかならないこともないかもしれない(笑)ですが、名詞と動詞だけは絶対必要ですよね?
というわけで、動詞の基礎知識も(既に普通に使っちゃってますが)一応ざっと押さえときましょうか。

文章全体を見る前に、何はさておき、『動詞の形が変わる』ことについて。
これまでにも『~の変形』というのを何回か書いたと思いますが、ドイツ語の動詞は、他のたいていのヨーロッパ系言語と同様、主語や時制などによって微妙に形が変わるんですよ。
まずは主語による変化(人称変化)から片付けますか。これは基本的には語尾変化だけなので、簡単。

  ich (私は) ・・・・・・・・・・・ 動詞の語幹+e
  du  (君は) ・・・・・・・・・・・ 動詞の語幹+[e]st
  er、sie、es (彼/彼女/それは) ・・・ 動詞の語幹+[e]t

  wir (私たちは) ・・・・・・・・ 動詞の語幹+en 
  ihr (君たちは) ・・・・・・・・ 動詞の語幹+[e]t
  sie (彼ら/それらは) ・・・ 動詞の語幹+en


  ○erzaehlen エァツェ'ーレン (物語る) 《ae=aウムラウト》

  ich erzaehle  エァツェ'ーレ
  du erzaehlst エァツェ'ールスト
  er erzaehlt  エァツェ'ールト

  wir erzaehlen エァツェ'ーレン
  ihr erzaehlt  エァツェ'ールト
  sie erzaehlen エァツェ'ーレン

二人称敬称のSie(あなた/あなたたちは)に対する動詞の形は、三人称複数のsieと同じ(語幹+en)です。
この、変化しない語幹の部分にenが付いたのが基本形で、『不定詞(Infinitiv)』と言います。名前は覚えなくてもいいですが、とにかく、~enってのが動詞の基本の形だ、ってことだけ覚えといてください。
たまに~enではなく、~elnまたは~ernていう動詞もあって、そういうのはel/erまでが語幹です(ただしこれらはichの時の語尾変化で、手前のeが消えて、~le/~reになることがあります)。

語幹の最後がdやtや子音+m(n)の動詞は、語尾変化のstやtと音がぶつかるんで、間にeが入ります。
あと、語幹の最後がs(ss/β)やz(tz)の動詞は、duの時、間にeが入りますが、口語ではふつう、+tの語尾変化になります。

  ○tanzen タ'ンツェン (踊る)

  ich tanze  タ'ンツェ
  du tanzest タ'ンツェスト ←口語ではtanzt タ'ンツト
  er tanzt  タ'ンツト

  wir tanzen タ'ンツェン
  ihr tanzt  タ'ンツト
  sie tanzen タ'ンツェン

それから蛇足ですが、一つ注意しなきゃいけないのは、変化して後ろにstとかtとかが付くと、音が変わるものがあること。たとえば語幹がb/d/g/sで終わる単語はその音が濁らなくなり、chで終わる単語は「ヘ」が「ヒ」になります(名詞の変化でも同じように音が変わりましたよね。数詞や形容詞なんかも同様)。

  ① Sie lieben mich. ジ'ー リ'ーベン ミ'(ッ)ヒ 「あなたは(あなたたちは/彼らは)私を愛している」 (←るうちゃん 笑)
  ② Sie liebt mich. ジ'ー リ'ープト ミ'(ッ)ヒ 「彼女は私を愛している」
  (lieben=愛する mich=ichの4格)

ちなみに以前、「(文頭のSieが二人称敬称なのか、三人称女性なのか、)動詞を見れば分かる」と書いたのは、こういう↑ことです。
ついでにもう一つ。

  ③ Die Prinzessin sucht die Splitter. ディー プリンツェ'シン ズ'ーヒト ディー シュプリ'(ッ)ター
  ④ Die Prinzessin suchen die Splitter. ディー プリンツェ'シン ズ'ーヘン ディー シュプリ'(ッ)ター
  (Prinzessin=プリンセス suchen=探す Splitter=かけら)

違いがお分かりですよね?③だと「プリンセスはそのかけらを探す」、④だと「そのかけらはプリンセスを探す」になります。
前にもちらっと書きましたが(いずれまた詳しく書こうと思いますが)、ドイツ語は主語と目的語の場所が入れ替わってることがままあります。そういう時は名詞の格を見ればどっちがどっちか分かるんですが、この↑場合、Prinzessin(女性名詞)とSplitter(複数形←実はこの名詞は単複同型)の1格と4格は冠詞も含めて同じ形なので、名詞の形からではどっちが主語で目的語なのか分かりません。でも、動詞の形から、主語が三人称単数(Prinzessin)か、三人称複数(Splitter)か分かるってわけです。便利?


で、だいたいの動詞は上↑↑のように規則的に変化するんですが、実は

  essen(食べる)
  fallen(落ちる)
  geben(与える)
  haben(持っている)
  helfen(助ける)
  sehen(見る)
  sein(~がある、~である)
  werden(~になる)
  wissen(知っている)

などは不規則に変化します(他にもいろいろ...)。しかもそういうのに限って、しょっちゅう使う、超重要な動詞だったりするんですねぇ。ま、たいてい何語でも、よく使う動詞ほど不規則に変化するじゃないですか?ドイツ語でもそうだってことですね。
とりあえず、スーパー基本単語のseinとhabenについてだけ、人称変化の形を御紹介しときます。

  ○sein(~がある、~である)

  ich bin ビ'ン
  du bist ビ'スト
  er ist  イ'スト

  wir sind ジ'ント
  ihr seid ザ'イト
  sie sind ジ'ント

  使用例:Du bist die Zukunft von Mytho. ド'ゥ ビスト ディー ツ'ークンフト フォン ミュ'ート
      「おまえはみゅうとの未来」(Zukunft=未来)


  ○haben(~を持っている)

  ich habe ハ'ーベ
  du hast ハ'スト
  er hat  ハ'(ッ)ト

  wir haben ハ'ーベン
  ihr habt  ハ'プト
  sie haben ハ'ーベン

  使用例:Sie hat geborenen wunderbaren Reiz. ジ'ー ハット ゲボ'ーレネン ヴ'ンダーバーレン ラ'イツ
      「彼女は持って生まれた不思議な魅力がある」(geboren=生まれつきの wunderbar=すてきな、不思議な Reiz=魅力)

まあ、基本の変化と似てると言えば似てるか?って感じですかね?
他のはe→i/eiになったり、i→eiになったり、ウムラウト化したり、色々です。一つ一つ覚えるしかないんで、見かけた時に、主語込みで丸覚えしちゃって下さい。

助動詞や時制については、長くなっちゃったので、また今度。
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デンマーク・ロイヤル・バレエ団

2009-01-23 22:41:42 | その他
世間様の御多分に漏れず、まぁイロイロ有る昨今ですが、チュチュ関係ですんごく嬉しい事があったので、全て忘れました(Y様ありがとうございましたv)。恐るべしチュチュの萌え力(笑)

ところで、チケットぴあからのお知らせで知ったんですが、デンマーク・ロイヤル・バレエ団が9年ぶりに来日公演するらしいですね(2009年5月、東京文化会館・兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール)。
演目はブルノンヴィル振付の「ナポリ」とノイマイヤー振付の「ロミオとジュリエット」。どっちも見たことない...(と思う)
解説を見る限りでは、細かい足技に注目らしいです。
詳しくお知りになりたい方は、(招聘元の)NBSの公式サイト
http://www.nbs.or.jp/stages/0905_danish/index.html
でどうぞ。
「ロミオとジュリエット」のハイライト映像(約3min.)も見れます。←ノイマイヤーらしい、『斬新』な振付です(笑)
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ドイツ語強化月間(笑)17

2009-01-19 01:23:18 | ドイツ語強化月間(笑)
ふぁきあ君一世一代の決めゼリフが出てきたところで、人称代名詞(「俺」とか「おまえ」とか)をやっときましょうか。これが言えなきゃ会話になりませんもんね。
まずは単数1格から...

  ich イ'(ッ)ヒ 「私(は)」  =英語の"I"

  du ドゥ' 「君(は)」  =英語の"you"
  Sie ジ'ー 「あなた(は)」  =英語の"you"

  er エ'ァ 「彼(は)」  =英語の"he"
  sie ジ'ー 「彼女(は)」  =英語の"she"
  es エ'ス 「それ(は)」  =英語の"it"

一人称は、英語と同じく、「俺」も「私」も"ich"の1種類だけ。ただし"ich"は、英語の"I"と違って、文頭以外では大文字にならないので御注意。

二人称には、親称の"du"(ふぁきあが連呼してた「おまえ」はこちら)と敬称の"Sie"(チュチュとエデルさんはだいたいこっちを使ってたと見た)の2種類があります。二人称が1種類しかない英語はむしろ特殊ですね。で、この"Sie"は文のどこにあっても、必ず大文字から。
ドイツ人(オーストリア人)は基本的にそんなにすごくフレンドリーというわけではないんで、目上の人や初対面の人はもちろん、同年代でも親しくなるまでは"Sie"を使った方が無難かな?と思います(動詞の形もそっちの方が簡単だし 笑)。つか、ふぁきあ、なんでそんなにエラそうなんだ(笑)

三人称は、まぁ、見たとおりです。
「彼女(は)」の"sie"は、「あなた(は)」の"Sie"と発音は全く一緒。ただしこちらは、文頭以外では小文字です。←文頭にある時は、最初どっちか分かりにくい...(動詞を見ればわかるんですが。空気読め、ってヤツですかね 笑)。

じゃあ複数1格も、さらっと。

  wir ヴィ'ーア 「私たち(は)」  =英語の"we"

  ihr イ'ーァ 「君たち(は)」  =英語の"you"
  Sie ジ'ー 「あなたたち(は)」  =英語の"you"

  sie ジ'ー 「彼ら(は)、それら(は)」  =英語の"they"

「私」と同じく、「私たち」も1種類しかないです。つまり、23Aktのチュチュ・ふぁきあ二重セリフ、『私たちが』『俺たちが』は、ドイツ語では全く同じ言葉を言ってることになりますね。

それから、「あなた」と「あなたたち」は、単数も複数も同じ"Sie"。英語の"you"と一緒です。

三人称も複数になると"sie"の1種類だけ。楽ですね。

ごらんの通り、"Sie""sie"がかなりの仕事を受け持ってるので、その辺の見分けがネックかもしれません...まぁそれは追々。
この勢いで4格まで全部やっちゃいましょうか。

    「私(俺)」       「私たち」
 1格  ich   イ'(ッ)ヒ    wir  ヴィ'ーァ
 2格  meiner マ'イナー    unser ウ'ンザー
 3格  mir   ミ'ーァ     uns  ウ'ンス
 4格  mich  ミ'(ッ)ヒ    uns  ウ'ンス

    「君(おまえ)」     「君たち」
 1格  du   ドゥ'      ihr  イ'ーァ
 2格  deiner ダ'イナー    euer オ'イアー
 3格  dir   ディ'ーァ    euch オ'イヒ
 4格  dich  ディ'(ッ)ヒ   euch オ'イヒ

    「あなた、あなたたち」
 1格  Sie  ジ'ー
 2格  Ihrer イ'ーラー
 3格  Ihnen イ'ーネン
 4格  Sie  ジ'ー

    「彼(男性)」   「彼女(女性)」  「それ(中性)」     「彼ら、それら(複数)」
 1格  er   エ'ァ    sie  ジ'ー    es   エ'ス      sie  ジ'ー
 2格  seiner ザ'イナー  ihrer イ'ーラー  seiner ザ'イナー    ihrer イ'ーラー
 3格  ihm   イ'ーム   ihr  イ'ーァ   ihm   イ'ーム     ihnen イ'ーネン
 4格  ihn   イ'ーン   sie  ジ'ー    es   エ'ス      sie  ジ'ー

規則性が有るようで無かったり、同じかと思ってたら違ったりするので、ちょっと厄介ですが、とりあえずはざっと傾向だけ見といていただければいいかなと。
「あなた、あなたたち」と「彼ら」の1~4格は、頭が大文字か小文字かだけの違いで、発音は同じ。
あと、seinerとかihrerとかihrとか、全く同じのを違う人称で使ってたりするんで、ちと複雑ですかね?特にihrなんか、格も違うし。

ま、それはともかく、チュチュでもよく出てきた「愛してる」は、御存知の通り、普通は

  Ich liebe dich. イ'(ッ)ヒ リ'ーベ ディ'(ッ)ヒ
  (liebe;lieben=愛している《~(4格)を》 の変形)

ですが、チュチュが言ってたように「あなたを愛しています」だと、

  Ich liebe Sie. イ'(ッ)ヒ リ'ーベ ジ'ー

かなあ?という感じです。
ついでに、ふぁきあ君の名セリフをもう一発。

  Ich schuetze dich. イ'(ッ)ヒ シュ'ッツェ ディ'(ッ)ヒ 《ue=uウムラウト》
  (schuetze;schuetzen=守(ってや)る《~(4格)を》 の変形)
  「俺がおまえを守ってやる」

また「~てやる」か...(笑)
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マラ5

2009-01-17 01:29:10 | その他
意外なところで人気があるらしい『名曲探偵アマデウス』(笑)
次回は、拙作”Die alte Geshichte 23. 永遠”のBGMにしていたマーラーの交響曲第5番。

事件ファイル#25
謎の新薬とスパイの涙~マーラー 「交響曲第5番」
1/17(土)19:00-19:45 NHK BShi
1/25(日)23:00-23:45 NHK BS2

第1楽章冒頭の音形から、(ベートーヴェンの第5番に因んで)「マーラーの『運命』」と言われることもある有名曲ですが、私自身は、実はマーラーの曲の中ではそんなに好きな方じゃないです(笑)
でも第4楽章はやっぱりスゴイですね。(前にも書いたと思いますが)どちらかというと静かな曲なのに『激しさ』を持っているところが、『秘めた情念』を感じさせて、映画等のBGMとしても非常に映えるんだろうな、と思います。さらに(逆に?)お休み前のBGMにもなりうるというスグレモノ(笑)。
ず~っと昔に読んだ本によると、マーラーは『頭の良くなる音楽』らしいです...もっとも私の場合、頭痛は楽になりますが、頭自体は一向に良くなりませんでした(笑)

ついでに、その次の事件ファイル#26はバッハの「無伴奏チェロ組曲」、#27はチュチュで使われてたサン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」の予定みたいです。
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ドイツ語強化月間(笑)16

2009-01-12 21:26:17 | ドイツ語強化月間(笑)
#16というより#15-2かも...

形容詞の語尾が名詞の性(と格)によって変わるという、分かりやすい例(?)↓

  Guten Morgen! グ'ーテン モ'ーァゲン 「おはよう!」
  Guten Tag! グ'ーテン タ'ーク 「こんにちは!」
  Guten Abend! グ'ーテン ア'ーベント 「こんばんは!」

  Gute Nacht! グ'ーテ ナ'ハト 「おやすみ!」

どれも「良い~を!」という挨拶の言葉ですが、Morgen(朝) / Tag(昼) / Abend(夕べ)は男性名詞(4格)なので、前に付く形容詞gut(良い)の語尾が-enになるのに対し、Nacht(夜)は女性名詞(4格)なので、語尾が-eになるわけです。もっとも、実際に挨拶する時は、そんなこと気にしてないですけどね(笑)

結局、名詞の性とか、何格を使ってその時の規定詞の語尾はどうなるかとかを含めて、よく使いそうな言い回しは丸覚えした方が楽だって話です。たぶん、あひるちゃんもそうだっただろうし(?)。ああ、でも、あひるちゃんは、「おはよう」と「こんにちは」は言ってたけど、「こんばんは」と「おやすみ」は言ってなかったか...
まぁいずれにしろ、(当たり前のことですが)とにかくできるだけいっぱいドイツ語を読んだり聞いたりして接触量を増やすのが一番、てことでしょうね。


格変化の話ついでにもう一つ。前置詞によっては、後ろに特定の定冠詞が来ると、くっついて一つになっちゃうのがあるんですよ。

  an アン 「~で(場所・時・活動・手段・関係など)」
  《3・4格支配》  =英語のonに近い
  +dem デム (男性・中性名詞3格) → am アム
  +das ダス (中性名詞4格) →  ans アンス

  bei バイ 「~(の近く)で(場所・時・条件・理由・状態など)、~にかけて(誓い)」
  《3格支配》  =英語のbyに近い
  +dem デム (男性・中性名詞3格) → beim バイム

  in イン 「~(の中)で(場所・時・状態・方法など)」
  《3・4格支配》  =英語のinに近い
  +dem デム (男性・中性名詞3格) → im イム
  +das ダス (中性名詞4格) →  ins インス

  von フォン 「~から(場所・時・起源・理由);~の(所有・所属・材料・関与)」
  《3格支配》  =英語のfromやofに近い
  +dem デム (男性・中性名詞3格) → vom フォム

  zu ツー 「~に(方向・場所・時・目的・手段・付加・対比)」
  《3格支配》  =英語のtoに近い
  +dem デム (男性・中性名詞3格) → zum ツム
  +der デァ (女性名詞3格) → zur ツァ

とりあえず思いつくのはこんなところでしょうか...他にもあるかもしれませんが。実はこれらはわりとよく使われるんで、一応覚えておかれて損はないと思います。
3・4格支配の前置詞の場合、おおまかに言って、場所を表す時は後ろの名詞は3格、運動の方向を表す時は4格にするみたいですね。

で、von(+名詞3格)は、ごらんの通り、名詞の2格と同じ意味を持ってます。

  das Herz vom Prinzen ダス ヘ'ルツ フォム プリ'ンツェン
 = das Herz des Prinzen ダス ヘ'ルツ デス プリ'ンツェン
  「その王子の心臓」

人名にvonが入るのは、英語でofが入るのと同じで、どこそこ(領地の名)のだれそれっていう、貴族の名前になります。←某銀河争奪話にいっぱい出てきてましたよね...みゅうと王子様も、たぶん正式名ではvonが付く可能性が高いです。

それから、anとbeiはどっちも「~のそばに」という意味ですが、イメージ的には、anは何か(大きなもの)に接して(それより小さなものが)存在している感じ、beiはそれほど位置関係が緊密でなく、おおまかに何かの近くという感じ...ですかね。
かの名セリフ(「俺がずっとそばにいてやるさ」)の場合は、たぶんbeiか、または「~と共に(随伴・対立・時・手段・関係)」という意味の"mit ミ(ッ)ト"《3格支配》を使って

  Ich bleibe bei(/mit) dir. イ'(ッ)ヒ ブラ'イベ バイ(/ミ(ッ)ト) ディーア
  (Ich=俺、bleibe;bleiben=留まる、~し続ける の変形、dir=おまえ)

ってとこでしょうか。ま、別の言い方もあるでしょうが。...つか、「いて『やる』」っていう言い方がよく分かりません(笑)
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ドイツ語強化月間(笑)15

2009-01-04 20:12:53 | ドイツ語強化月間(笑)
何の話をしてたか、もう忘れられてると思いますが。(自分でも忘れました 笑)
...ええと、定冠詞(前回参照)だけじゃなく、名詞に係るものはたいてい、名詞の性と格によって変化します(と言っても、変わるのは主に語尾だけ)。

 ○不定冠詞ein ア'イン「ある(一つの)」(不特定の一つのものにつける冠詞;英語の"a"にあたる)
      《男性》    《女性》    《中性》
  1格 ein  アイン  eine  アイネ  ein  アイン
  2格 eines アイネス einer アイナー eines アイネス
  3格 einem アイネム einer アイナー einem アイネム
  4格 einen アイネン eine  アイネ  ein  アイン

  〈例〉ein Mann  アイン マ'ン 「一人の男が」(男性名詞 1格)

 ○所有代名詞(のひとつ)mein マ'イン「私の」(英語の"my"にあたる)
      《男性》     《女性》     《中性》     《複数》
  1格 mein  マイン  meine  マイネ  mein  マイン  meine  マイネ
  2格 meines マイネス meiner マイナー meines マイネス meiner マイナー
  3格 meinem マイネム meiner マイナー meinem マイネム meinen マイネン
  4格 meinen マイネン meine  マイネ  mein  マイン  meine  マイネ

  〈例〉in meiner Erzaehlung イン マイナー エルツェ'ールング 「私の物語の中で」(女性名詞 3格)
     in meine Erzaehlung イン マイネ エルツェ'ールング 「私の物語の中へ」(女性名詞 4格)
     《ae=aウムラウト》

 ○指示代名詞(のひとつ)dieser ディ'ーザー「この」(英語の"this""these"にあたる)
      《男性》     《女性》       《中性》       《複数》
  1格 dieser ディーザー diese  ディーゼ  dieses ディーゼス  diese  ディーゼ
  2格 dieses ディーゼス dieser ディーザー dieses ディーゼス  dieser ディーザー
  3格 diesem ディーゼム dieser ディーザー diesem ディーゼム  diesen ディーゼン
  4格 diesen ディーゼン diese  ディーゼ  dieses ディーゼス  diese  ディーゼ

  〈例〉dieses Gefuehl ディーゼス ゲフュ'ール 「この気持ち(は、の、を)」(中性名詞 1、2、4格)
     《ue=uウムラウト》

場所も気力もあんまり無いんで、あとはドイツ語の本か辞書を御覧ください(笑)
でもだいたいパターンは読めましたよね?お気づきのように、語尾の音が、定冠詞の語尾(前回参照)とだいたい同じになってます。
が、ところどころ違うところもあるんで(男性の1格、中性の1格と4格)、そこだけ御注意いただければokかと。

それぞれの語が名詞化して使われる場合(ある物(人)、私の物(人)など)も、上↑と同じ格変化です。

  Dieser (Anhaenger) ist mein. ディ'ーザー (ア'ンヘンガー) イ'スト マ'イン
  「これ(このペンダント)は私のです」(ist イ'スト;sein ザ'イン=…は~である の変形)(男性名詞 1格)

ただし、指示代名詞/関係代名詞として使われる場合のder デ'ァ(英語の"that"にあたる)だけはちょっと特殊な変化をしますが、これも場所がないので省略。

それからもちろん、形容詞も変化します。が、実は形容詞の格変化には3タイプあるんですねぇ↓

 ①強変化(冠詞などが付いてない時)
    《男性》  《女性》 《中性》 《複数》
  1格 -er     -e    -es   -e
  2格 -en (-es)  -er   -en   -er
  3格 -em     -er   -em   -en
  4格 -en     -e    -es   -e

  (例)schwarzer Prinz シュヴァ'ルツァー プリ'ンツ 「黒い王子が」(男性名詞 1格)

 ②弱変化(定冠詞やdieserなどと一緒に使う時)
    《男性》  《女性》 《中性》 《複数》
  1格 -e      -e    -e    -en
  2格 -en     -en   -en   -en
  3格 -en     -en   -en   -en
  4格 -en     -e    -e    -en

  (例)der schwarze Prinz デァ シュヴァ'ルツェ プリ'ンツ 「その黒い王子が」(男性名詞 1格)

 ③混合変化(不定冠詞や所有代名詞、keinなどと一緒に使う時)
    《男性》  《女性》 《中性》 《複数》
  1格 -er     -e    -es   -en
  2格 -en     -en   -en   -en
  3格 -en     -en   -en   -en
  4格 -en     -e    -es   -en

  (例)ein schwarzer Prinz アイン シュヴァ'ルツァー プリ'ンツ 「ある黒い王子が」(男性名詞 1格)

どういう理屈か、なんとなくお分かりになったでしょうか?つまり、基本(①)はdieserの語尾変化(上記参照)と同じなんですが(違うのは男性と中性の2格だけ)、その前に定冠詞derみたく『格変化のはっきりした』規定詞が付けば、形容詞の方の格変化は曖昧になる(②)わけです。で、不定冠詞einみたいにところどころ格変化が落ちてる(男性の1格、中性の1格と4格)ものが付く場合は、そこの部分を補う形で形容詞が変化する(③)んですね。なんつーか、細かいとこまで几帳面過ぎるっつーか、正直しちめんどくさい。と、私も思います(笑)

あと、強変化の男性2格が2通りある(-enと-es)ことについて一応御説明しとくと、2格で-enが付く男性名詞(弱変化の男性名詞)の場合は、形容詞が強変化して-esが付き

  schwarzes Prinzen(2格) シュヴァ'ルツェス プリ'ンツェン 「黒い王子の」

それ以外の男性名詞は2格で名詞自体に-sが付く(強変化)ので、形容詞は弱変化して-enが付く

  schwarzen Fakirs(2格) シュヴァ'ルツェン ファ'ーキァス 「黒い魔術師の」

わけです。まあこれは、-(e)sと-enが入れ違いになってるだけなので、簡単ですね。
てことで、例文。

  Bei einem See war das Haus eines schwarzen Prinzen.
  バイ アイネム ゼ'ー ヴァ'ール ダス ハ'オス アイネス シュヴァ'ルツェン プリ'ンツェン
  「ある湖のそばに一人の黒い王子の家があった」
  (war ヴァ'ール;sein ザ'イン=…は~である の変形)

  Der schwarze Prinz fand ein klines Entchen.
  デァ シュヴァ'ルツェ プリ'ンツ ファ'ント アイン クラ'イネス エ'ントヒェン
  「その黒い王子は、一羽の小さなアヒルの雛を見つけた(拾った)」
  (fand ファ'ント;finden フィ'ンデン=見つける、拾う の変形)

なんだそりゃ(笑)
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