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「プリンセスチュチュ」ファンページ

リース・クレーター

2010-03-22 00:02:45 | その他
わりとどうでもいいことですが...

『金冠町』ことネルトリンゲンについて、隕石が落ちてできたクレーターの上に作られたから円い形の町になった、という説明をたまに見かけるんですが、これはかなり誤解を招く表現のような気が...

たしかにネルトリンゲンの在るリース盆地(またはリース・クレーター)は大昔に隕石が落ちた跡ですが、御存知のように盆地自体はネルトリンゲンの旧市街(城壁のあるとこ)よりだいぶデカいものです。
リースクレーター博物館(Rieskrater-Museum リースクラーター・ムゼウム;『樫の木の庭』のとこ)の展示を見て私が理解できた限りでは、隕石の落ちた中心点はたぶんネルトリンゲンより少し東~北東のあたり?で、ネルトリンゲンはむしろクレーターの端寄り。
ネルトリンゲンの南側が南北に少し高い丘陵になっていることを考えると、地質的にはクレーターの底というより、衝突時の衝撃波が集積された縁の部分に近いのかな、という気がします。
例の円い城壁の直下に別のクレーターがあるってわけでもありません(例えばクレーターの上にさらに隕石が降ってきてできるような複合クレーター等)。

まあ強いて言うとすれば、城壁の形ってのは地形に依存するので、ネルトリンゲンの場合、(あの辺りには珍しく)リース・クレーターという広い平地があったから、円形(最少の城壁で最大の面積を囲むことができる)の町を作ることができた、ってとこですかね。

...にしても、『彼』が樫の木とチャネリングできたのは、彼の希少な素質もさることながら、隕石パワーのお陰もあったのかな...(笑)
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もうすぐ春の祭典

2010-03-13 22:46:09 | その他
残すところあと1週間。参加御予定の皆様、準備は万全でしょうか?
特にギリギリでコピ本etcを御用意なさってる方、こんなトコ見てる場合じゃないですよ(笑)

さて、(あんまり関係ありませんが)明日のN響アワーは「春の祭典」(オーケストラ演奏)です。

2010/3/14(日) 21:00-22:00 NHK教育
N響アワー 20世紀の「春」と「恋」

 バレエ音楽「春の祭典」(ストラヴィンスキー) (←”Die alte...”24. 生贄のBGMでした)
 [収録:2010年2月6日, NHKホール]
 
 交響曲 第5番嬰ハ短調から第4楽章(マーラー) (←”Die alte...”23. 永遠のBGMでした)
 [収録:2010年2月12日, NHKホール]

 管弦楽:NHK交響楽団
 指 揮:セミョーン・ビシュコフ

N響はともかく(前回のチャイコフスキーの交響曲第4番でもしょっぱなから笑わせてくれました...)、ビシュコフは注目に値しますね。
ロシア(ソ連)出身の指揮者で、ロシアものが得意というイメージがありますが(ラフマニノフの交響曲第2番とか... ←拙作”Lohengrin”、”Der Schwanengesang”のBGMでした)、深い音楽解釈に基づいた、曲の魅力を引き出す演奏を聴かせてくれる人なので、マーラーもなかなかイケると思います。

マラ5の第4楽章は、マーラーの、妻アルマへの恋心が表現されているとか言われますが、私の個人的な見解としては、(マーラーは純粋に普遍的な概念や感情を表現する『音楽』として曲を作るタイプの人なので)本人や周りの人が何を言ってようとあんまり真に受けず、純粋に「美しい音楽」として楽しめばいいんじゃないかなと思っています。
そういや今年はマーラー・イヤー(生誕150年。来年は没後100年)でもあるんですよね...
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玉砕しました...

2010-03-07 23:51:34 | その他
思ってた以上に激しいチケット争奪戦でした...
ロンドンまで観に行け、ってことですかね。
でもROHではマイヤーリングの公演は終わっちゃってるし、ロミジュリも来週までだし...
今年は他に観に行きたいオペラもあるしな...

そういえばミラノ・スカラ座の「アイーダ」は、かなりたっぷりバレエが入ってて、その点でも『豪華』でしたね。
オペラ公演で子役ダンサーが出演する場合、マリインスキーやパリ・オペラ座なんかは付属バレエ学校の生徒さんが出るんでしょうが、他のとこはどうしてるんでしょうね?オーディション?

ところで今更ですが、今日の「名曲探偵アマデウス」はハルサイでした。
(↑"Die alte..." 24. 生贄のBGMでした)
ちょっとだけ(参考資料程度に)バレエも出てましたが、どこのバレエ団だか分かりませんでした。新国立劇場とかかな?
指揮者の外山さんが、「変拍子だけど、人間の持っている自然なリズムに反しない」というような話をされてて、すごく納得できました。
確かにハルサイは、不協和だし、不規則だし、楽譜を見るとすごいことになってるんですが、聴いてて気持ち悪くはないんですよね。
もしかしたら興味がお有りの方がいらっしゃるかもしれませんので、一応、再放送予定を↓

事件ファイル#58 大ピンチ!走れない女~ストラヴィンスキー「春の祭典」
3/9(火) 8:00-8:45 NHK BSハイビジョン
3/12(金)8:15-9:00 NHK BS2
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