昨日未明の豪雨により、自宅周辺の道路がすっぽりと冠水しました。
28日の21時頃から、会社のある尾張北部での雨足も強くなり、23時のピーク時にはまるで大瀑布の傍に立っているかのような雨音。
頻繁に雷鳴も轟き、階下の製造工場では落雷による影響で電源供給が瞬間的にストップし、自動機の稼動にも支障が出ていたようです。
これだけの大雨は2000年9月の東海豪雨以来でしょうか。
冠水した道路を走った当時の恐怖が思い起こされました。
日付変わって29日1時頃、仕事を終えて帰宅の途につく頃には小雨程度の降雨量となっており、心配していた路面の冠水も会社周辺では見当たらず。
それでも慎重に名古屋~江南線を南下。
岩倉、西春と順調に通過し、国道22号線経由で庄内川を渡り、名古屋市入りしたところで、それまで順調だった行程からは想像もつかない光景が。
第1、第2通行帯がプールと化し、冠水した道路上でエンストした車が列をなして道を塞いでいます。
自宅まで残り数十mというところなのに迂回を余儀なくされました。
もっとも、塞がれていた自宅への進入路は周囲より低地になっているため、走破は困難だったと思います。
15cmほど冠水した道路を迂回しつつ、自宅への進入路を探したものの、行く手を水が阻みます。
大きく迂回して、北側の幹線道路からアプローチをしようと22号線を左折。
この判断がまずかった。
曲がってすぐは10~15cm程度の水位だったものが、進むにつれ深さを増し、ついには水面が車のヘッドライトに届くくらいまでの深さに。
エンジンルームに浸水し始めたせいでバッテリーが不安定となり、ヘッドライトが異常点滅、バッテリー警告灯が点灯するなど、いつエンストしてもおかしくない状態でした。
かろうじて最深部を抜けることが出来たので、道路脇の一段高くなった私有地に一時退避。
自宅まで2km程度のところでどうすることも出来なくなりました。
このまま車内で夜を明かすことも考えましたが、なんとか自宅へ戻ることが出来ないものかと、徒歩で自宅までの路面状況を確認することに。
膝下まで水に浸かりながら歩いていくと、私が使うつもりだった北側の幹線道路の冠水は想像より酷いものでした。
幹線道路上には累々と連なるエンスト車の山。辺り一帯、冠水した車から鳴り続けるクラクションで夜中の2時とは思えない賑やかさ。
Uターンしようとした途中に力尽きたのか、逆向きで停まっていたタクシーが印象的でした。
道中、所々水位が40cmに迫るところもあり、自宅の周囲も30cm程度の水深があったので、車での走行は困難と判断。
自宅で若干の休憩を取り、翌日の着替えなどをリュックに詰め、再び車の置いてある場所へと水の中を歩いて戻りました。良い足腰の強化になったと思います。
車に辿り着いたのが3時頃。それまで上がっていた雨が再び降り始めてきましたが、さほど勢いは無かったのが幸いです。
この頃になってようやく水位が下がり始めてきたので、再び路面状況の調査に。
完全に水が引いているルートが確認できたので、車へ戻りエンジンスタート。
動き始めた他の車の渋滞に巻き込まれながらも、なんとか自宅へ戻ることが出来ました。
時計を見ると、4時になろうというところ。
会社を出てから約3時間。散々な目に遭った帰り道でした。
IXY DIGITAL 800IS
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