ふたご、あるいは三輪車

いつでも、どこへ行くのも一緒だった双子がいて、あるときそのうちの一人が風邪を引いて、もう片方の子だけが学校へ行ったんだけど、いつもとバランスが違って、歩きにくそうにしたり転びかけたりとすっかりリズムを乱す、そんなストーリーの漫画を昔読んだことがあった。

今週の月曜(１日)、horiさんと一緒にJiroさんの病院へお見舞いに行きました。
電車に乗って、普段あまり利用しない駅で降りました。そこから路線バスに乗るのですが、
「こういうとき、私たちっていつもJiroさんにまかせっきりで行動してたよね」
でも案内表示を見て、難なく乗ることができ、
「あんがい大丈夫だな」と大きいことを言っていたのもつかの間、発車直前に間違ってたことがわかり、慌てて乗り換えました。
二人とも運賃の２００円をぎゅーっと握ったまま、「私たち、表示も読めないのか？！」とアタフタしてしまいました。

その感じって、まるで三輪車のうちの一輪が取れたような不安定さでした。
昨日顔なじみの看護師さんにそれを言うと、
「２輪車で走るようにしなくっちゃね」とのアドバイスをいただきました。

Jiroさんはいつもの行きつけのじゃなく、ちょっと遠くの病院にいるので、私たちも初めてだったのです。
ちなみに「行きつけ」病院は地域型がん拠点病院だけど、そこは都道府県がん拠点病院です。