LINEN GYOZA 近況日記

十年たちました…

薬剤師さん&タマゴさん

2010-07-09 14:22:30 | 治療・体調・医療
病気って、平坦なようで案外でこぼこしてる。
ちょっとしたでこぼこにもつまずきそうになるしね。

たとえば薬の変更。
これについて、良い体験をしました。
どなたかの参考になるかもと思い、ちょっと長くなるけど詳しく書きます。



私の乳がんはホルモンの影響を受けるタイプなので
ホルモンのお薬を飲んでいます。
これまでは閉経前の人用だったけど、8月から閉経後の人用に替えましょうと去年主治医に言われていました。

自分の病気に関して勉強熱心な方ではない私は「あー、そうなんだ」と受け止めました。

しかし・・・
まわりの病友たちからは、
「調べてもらってからの方がいいのでは?」との意見が相次ぎ、
主治医に検査を申し出たのですが、「不要」とのこと。

不要といわれると、気になってきて、
‘もしかして私の生理は薬に拠って仮死状態になってるけど、服薬をやめると復活するんじゃないだろうか?’
と考えました。

ちょうどその頃、娘の幼なじみで薬大生のTちゃんと会いました。
Tちゃんは今私がかかってる病院の薬局で実習中です。
Tちゃんは私の相談を薬局の薬剤師さんにたずねてくれました。
その回答内容を電話で聞き、むずかしい医学的なことはさておき、
どうやら主治医の判断は妥当なもののようでで、薬の変更には納得できました。
さらに、薬局の薬剤師の先生は『その患者さん(私のことです)がまだ不安なら直接答えますよ』と言ってくださったとのこと。

Tちゃんの言葉だけで充分不安が無くなっていたのですが、
薬のことを薬剤師さんに相談するというのはなかなか面白そう・・・

がん相談支援室のコンシェルジュMさんにそれを話すと、即面談の予約を取ってくれました。

後日、服薬指導室という小部屋でお会いしたA先生はニコニコとゆっくり聞いてくださった後、
『薬で生理を止めていて、その後薬をやめた場合、45歳までなら生理は戻る可能性が高いが、46歳以上(私はこっち)だと可能性は低くなる。主治医の判断は妥当だと思うが、もし調べるなら血液検査でわかる』
と、Tちゃん経由で伺っていたことをさらに分かりやすく教えて下さいました。

昨日の診察時に、A先生から教わった、血液検査に加えて欲しい項目を主治医に伝えました。
FSH(卵胞刺激ホルモン)と、E2(エストラジオール)の二つです。

きっと結果は検査をするまでもないことでしょうが、節目節目を納得して進むためには患者の方ももこうやって勉強してるんですよというのを主治医に見せたかったというのもあるかも。

それにしても、病気のことって主治医だけに頼るんじゃなく、ちょっと見回すだけで、
病院内にたくさん味方になってくれそうな人が見つかるのがありがたい。
今回もA先生とTちゃんに助けてもらえました。
以前、コメディカルについての日記でも書いたけど、今回もあらためてそう思いました。

そして、Tちゃんには今後も私の専属アドバイザーとして相談に乗ってもらえるよう、
ますますお勉強してもらうことにしましょう

Tちゃん、ありがとう



8 コメント

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体験談 (manami)
2010-07-09 23:27:10
今後の参考になりそうです。
私はまだ「病気」というものに向き合ったことはありませんが、小さい頃からアトピーで、色んな病院を回り、先生の言葉に一喜一憂して振り回された。(自分が勉強不足なだけですが)
いつの間にか先生の言葉を信用出来なくなったこともありますが、院外薬局が出来てからは、薬剤師さんに薬の事をしっかり聞けるようになってからは、なるほどなーと信じれる事が多々です。

「ちょっと見回すだけで味方になってくれそうな人がたくさんいる」というのは奈津古さんの人徳です!
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そういう体験があったのね (奈津古)
2010-07-10 06:38:53
 manami様、
アトピーはすぐに改善されず相性の良い医師や薬に出会うまで放浪してしまうイメージがあります。

ご苦労なすったのね

実際に病気になるまでに見ていたドラマの中の医師の姿の残像ってのもある。

そんなの幻想だよとあきらめる前に、もう一度よく見ると頼れそうな人が見えてくるのにね。
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Unknown (プレドン)
2010-07-10 12:16:21
45歳と46歳の境界線かあ。
プレドニン服用の私のもやもやも晴れました。
とっくに期限切れだったんだ。
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もやもや (奈津古)
2010-07-11 08:15:16
 プレドン様、
プレドニンもいろいろ体に変化をもたらすのね。
明日はそんなこんなを話しながら行きましょうか。

      
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コメディカル (mnrose)
2010-07-11 09:04:01
閉経でホルモン療法の薬の選択をします。
境界域の薬の選択は、微妙なようですね。
いろいろ調べたり、聞いたりしました。
まず、「閉経」とは?ぱたっと、なくなる人はまずない。らしい。生理が1年以上ないことが、「閉経」といいます。
健康にしていたら、さほど気にせずこの時期を迎えたのかもしれませんが、薬の選択ということがあり、いろいろ疑問が現れました。婦人科の医師にも相談しました。看護師にも質問、患者会の公開質問のときに、質問しました。主治医の意見だけではなく、広くいろいろなコメディカルの力は利用し、疑問を解決することは大切です。
まして、長期的に病気となかよくする必要のある人はね。新しい薬もまだまだ出ます。
先日聞いたメンタルケアを専門の先生の話で、頭に残っていることを、書きます。
1.治療や検査をしっかり受けること。
2.病気であるために感じる苦痛があるのだから、少しぐらい甘えて当然。あなたがその家族なら、甘えさせてあげてください、
3.どんなに具合がわるくても、家族のなかでは、普遍です。母は母、妻は妻、今までと同じ。
と、わかる?
アロマターゼ阻害薬を選択するときは、
骨密度を測ることを勧めます。




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なるほど… (奈津古)
2010-07-11 16:32:46
 mnrose様、
ご存じのように、少々の疑問などそのまま放置してここまで来てる私にとって、mnroseさんがあちこちで調べたり学んだりしたことを教えてもらえるのはとても助かります。

明日の中でメンタルケアの先生の話、もう少しくわしく教えてね。

明日はいろいろ楽しみ~
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はじめまして (もも)
2010-07-12 23:48:45
同病つながりで、ここにたどり着きました。
私は術後ノルバを飲み(43歳でした)
その後、閉経状態と判断されアリミデックスに変更(44歳)
そして2年後の今年、生理復活!で、またまたノルバに逆戻り、おまけにリュープリンの注射もついてきました

今回、血液検査をしてもらったとの事で、治療方向がしっかり見えるでしょうから、よかったですね☆

さくらんぼクラブ・・・楽しそうですね♪
病院が違うと、参加は出来ないんでしょうか
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そうなんだー (奈津古)
2010-07-13 09:52:34
 もも様、ようこそおいで下さいました

同病つながりでここへいらして、コメントを残してくださった方は、もしかして、初めて…かな。
うれしいなぁ。

ももさんもやはり迷走したんですね。
なかなか最適コースがわからず、右往左往です。

ももさんは姫路に近いところに住んでいるのですか?
さくらんぼは毎月第4金曜にやってるので、よかったらどうぞ。
他の病院の患者さんも来られてますよ~
次回は7月23日です
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