【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

山里の素朴な花

2014-10-15 19:38:56 | 路傍の花~道草















元、良く行った場所をぶらついてみた ――
<のっぽのジョン> の茂み ――
古い果樹園 ――
(中略)
今日の道 ――
私はこの小さな道が大好きだ。
人間の友達のような気がする。
“ぶらつく” という言葉は
それなりに美しい言葉だと思う ――
ある言葉のように言葉そのものが美しいと
いうのではなく、その意味を
いかにも良く表現しているからである。
例え今まで一度も聞いた事がなくても
この言葉の意味ははっきり分かる ――
ぶらつく はぶらつく以外の意味ではあり得ない。
                  【「エミリーはのぼる」 第11章】










【午前6時8分の空】


【午前6時15分の空】






   台風一過、二日目の朝は、こんな美しい空になりました。
  こちらは、もうすっかり秋も深まった様相。

   昨日もそうですが、今日も上にもう1枚、
  羽織るものが必要な程、冷え込んでいます。
  尤も、日射しのある日中はそうでもありませんが。













【犬蓼(イヌタデ)の群生】




                              【花が終わった後・・?】
   さて、秋晴れの下、
  本当に久し振りに
  近所の山里を
  ぶらついて来ました。

   正確には山里の
  風情が残る場所・・
  と言った方が良い
  かも知れませんね。

   開発の波が
  押し寄せているようで、
  一方では昔ながらの
  家が残存しているような。

   ただ、今日、
  ぶらついて感じた事。

   ここでも巷で、
  問題になりつつある
  空家の家が何軒か
  目に留まって。

   そう、「失望の家」。
  その中の1軒は、
  比較的最近のお宅。

   もうほとんど終わりかけの萩の花で
  家中、覆われています。

   元の住人の方は、萩が殊の外、
  お好きだったのかも知れませんね。

   ともあれ、これまではなかった事。
  少子化、高齢化の波がここまでとは・・。

   目(ま)の当たりにしたという訳です。
  他人事(ひとごと)ではありませんね。

   そうそう、今日の野の花は、既にお馴染みのものばかり。
  ただ犬蓼の群生は見事でした。背丈が相当高いので大蓼でしょうか・・。

   採集して帰りたかったのですが、
  生憎、籠を忘れました。これからは準備して出なければ。