【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

風の香り

2013-03-24 17:07:27 | 私の手作り夢時間







暖炉の火影ほかげ
グリーン・ゲイブルスの壁に踊っていた。
春とは言え、肌寒い夕であった。
開け放った東の窓からは、
えも言われぬ美しい
夜の諸声もろごえが流れ込んでいた。
マリラは炉辺に座っていた ――
心は若返った足で、
踏み慣れた道をさまよっていた。
最近マリラは、双子の編物をしなければ
いけないと思いながらもこうして
何時間も過ごす事が多くなった。                  
                【「アンの愛情」 第22章】


   今日も晴れの天気となりました。朝方はヒンヤリ。
  でも、これで平年並みでしょうか。
  ただ日射しはありますから日中は暖かくなりました。

   当然、朝晩と日中の気温差はかなりあるようです。
  体調管理には気を付けませんと。

   ところで、こんなお天気なものですから、
  つい、フラフラ~ッと庭に出てしまって、
  思わぬ時間を過ごす事が多くなりました。
  ~なんて、いつもの事ですね。

   今日などは一歩庭に出た途端に、甘~い香り。
  その香りを辿って行きますと、やはり匂い菫の場所に。

   今日はそこに、ちょっと刺激的な香りも加わって。
  これは、お向かいの沈丁花の香り。そこに目を遣れば・・。

   両手でも抱え切れない程の大きさになっているではありませんか。
  こんな香りのプレゼント、嬉しいですね。

   今度お会いしたら、お礼を言っておきましょう。
  結婚と同時に、こちらに来られて何年になるでしょう。

   大層感じの良い方で、秋に紅葉(もみじ)の落葉の、
  お詫びを言った時も、「子供は落葉が大好きで、大喜びなのですよ」
  まだお若いのに、笑顔でこんな言い方をなさる方なのです。







   さて、風が香り、庭にいる時間が長くなって来ますと、
  家の中で過ごす時間も自ずから減ってしまいます。

   そんなこんなで。
  すぐに出来上がるつもりの例のレース編み(ランプカバー)、
  未だに編む羽目に。

   でも、やっと最後の縁飾りに入り、
  後半周すれば終わり・・の段階にこぎつけました。

   そう言えば、あの生真面目な マリラ だって、
  春には訳もなくボ~ッとする事があるのですものね。
  私などには仕方のない事か・・と。勝手な言い草ですけれど。

   そうそう、ここはリラ版 「リンド夫人の部屋」 でもありましたね。
  今日はお部屋をカントリー風に。と言っても形だけですが・・。