【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

春色小花(野の花)は花盛り

2012-05-21 18:28:18 | 路傍の花~道草



【風を待つ花 「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」】







壺の隅に 小さな薄紫の花 の群がり咲いた、
細い茎を集めた小さい束が
水に浸してあったのが眼に付いた。
それは美しい人の仕業だと、麟一は思った。
その花の匂いを嗅ぐでもなく、
ただ手に取って見たかった。
小さなあけの星のように、薄紫の花は優しく
群がって咲いている、花の名は知らなかった。
ただ何となく懐かしく慕わしく思われた。
花そのものまでが
寂しい気品を伝えるように思われた。                
                【吉屋信子作 「地の果まで」 】


   


   




   予報では本日の天気は、午前9時頃まで曇り。
  しかしながらそんな予報は外れ、太陽燦々。

   お陰様で世紀の天体ショー、
  「金環日食」 は、バッチリ見る事が出来ました。
  居ながらにして2階、ベランダから。

   ご近所からは子供達のさざめく声や、歓声も。
  皆様の所は、如何だったでしょう。
  今日は日本中の人が、こうして空を見上げた事でしょうね。














   さて今日は天(空)を見上げた
  ものですが、今度は地(足下)
  に目を向けてみましょう。

   それにしても今日は上を
  見たり下を見たり忙しいこと!

   わざわざ散歩に出掛けなくても
  家の庭には可憐な野の花を
  簡単に見つける事が出来ます。

   その野の花、庭の片隅に
  ひっそりと咲く花あれば、
  自分の領域をどんどん広げて行き、生い茂るもの等など・・。

   そのひっそりと咲く可憐な花・・と言えば、
  「赤花夕化粧」 でしょうか。(冒頭から2、3枚目の写真)
  細い茎に小さな葉っぱ、風に揺れる姿は今にも崩折れそうで儚げです。

   一方、「長実雛罌粟(ナガミヒナゲシ)」。凄い勢いで繁殖。
  元々植えていたローズマリーなどは隠れて見えなくなる程。

   オレンジの小さな花姿は、これも可憐なのですが・・。
  抜こうか抜くまいか・・今、思案中です。

                                 



                           【「庭石菖(ニワゼキショウ)」】  
   そして、こちらは 「庭石菖
  (ニワゼキショウ)」 ですね。

   昨日の公園清掃の時に
  見つけました。

   「素焼の鉢なんかに
  植えたら素敵よね~!」

   ~なんて、ご近所の方と。
  (早速、植えたものです)   

   そんな様子を見ていられたのでしょうね。
  「名前は知らないけれど、どんどん増える可愛らしい花があるのよ。
  差し上げるわ」 と頂いたのが冒頭から4、5枚目の写真の花。

   花の名前は、まだ調べていません。
  「オキザリス」 くらいの大きさの、やはり小さな小さな花。

   知らない方が神秘的・・? 
  ~なんて、不精はいけませんね。早速、調べてみるつもりです。 











   上から2枚目の写真、「昼咲月見草(ヒルザキツキミソウ)」
  としていましたが、「赤花夕化粧(アカバナユウゲショウ)」
  と判明しました。夕化粧となっていますが、朝から咲きます。

   とは言っても 「昼咲月見草」 とは同じ仲間との事。
  ここにお詫びと訂正をさせて頂きます。