20日付けのasahi.comに次のような記事があった。
備蓄タミフル、5年で無駄? 新型インフルに使途限定http://www.asahi.com/life/update/0320/006.html
記事を要約すると。
国は、07年度末までに都道府県と国で計2100万人分のタミフルを行政備蓄する計画だが、その総額が約220億円になる見込みらしい。
この備蓄用のタミフルは、通常の治療用より安い値段で製造元のロシェ社から卸される。通常一錠約363円だが、備蓄用は約211円で販売される。
しかし、この安く販売されたタミフルは、”新型インフルエンザ”が発生した時にしか使ってはいけないという条件がついている。つまり、従来のインフルエンザが流行しても使用できない。
そして、ロシェ社との取り決めで、備蓄用タミフルは5年が過ぎるとすべて廃棄処分しなければならない。つまり、新型インフルエンザが発生しなければ220億円がどぶに捨てられるということだ。
そもそも、このタミフルという薬は健常者にはほとんど意味のない薬なのだ。
タミフルは、通常のインフルエンザに対して発熱期間などを1日程度短くする薬にすぎず、発症後48時間以内に服用しなければならない。数百億円もの巨費を無駄にするかもしれない価値があるのか。もう少し冷静に考えて、予算を少しでも高齢者や子どもなどハイリスクの患者の対策に回すべきではないか。
〈母里啓子(もり・ひろこ)・元国立公衆衛生院疫学部感染症室長の話〉
上記記事より
こんな薬を備蓄する意味そのものがまったくないのだ。
では、なぜ国や地方自治体はタミフルを備蓄したいのか。
それは利権確保以外の何ものでもない。医療行政というのは、みどり十字の汚染血液製剤の事件で明らかなように、国民の命を奪う結果となっても企業の利益を優先させる。
無意味な薬剤タミフルを多量に備蓄するのも当然利権のためだ。企業の利益を確保すれば、官僚には天下りのポストが用意され、政治家には分け前がまわってくる。
タミフルでもすでに死亡例が確認されている。
タミフル服用患者の死亡例、世界で71人 米FDA報告
http://www.asahi.com/life/update/1118/003.html
備蓄タミフル、5年で無駄? 新型インフルに使途限定http://www.asahi.com/life/update/0320/006.html
記事を要約すると。
国は、07年度末までに都道府県と国で計2100万人分のタミフルを行政備蓄する計画だが、その総額が約220億円になる見込みらしい。
この備蓄用のタミフルは、通常の治療用より安い値段で製造元のロシェ社から卸される。通常一錠約363円だが、備蓄用は約211円で販売される。
しかし、この安く販売されたタミフルは、”新型インフルエンザ”が発生した時にしか使ってはいけないという条件がついている。つまり、従来のインフルエンザが流行しても使用できない。
そして、ロシェ社との取り決めで、備蓄用タミフルは5年が過ぎるとすべて廃棄処分しなければならない。つまり、新型インフルエンザが発生しなければ220億円がどぶに捨てられるということだ。
そもそも、このタミフルという薬は健常者にはほとんど意味のない薬なのだ。
タミフルは、通常のインフルエンザに対して発熱期間などを1日程度短くする薬にすぎず、発症後48時間以内に服用しなければならない。数百億円もの巨費を無駄にするかもしれない価値があるのか。もう少し冷静に考えて、予算を少しでも高齢者や子どもなどハイリスクの患者の対策に回すべきではないか。
〈母里啓子(もり・ひろこ)・元国立公衆衛生院疫学部感染症室長の話〉
上記記事より
こんな薬を備蓄する意味そのものがまったくないのだ。
では、なぜ国や地方自治体はタミフルを備蓄したいのか。
それは利権確保以外の何ものでもない。医療行政というのは、みどり十字の汚染血液製剤の事件で明らかなように、国民の命を奪う結果となっても企業の利益を優先させる。
無意味な薬剤タミフルを多量に備蓄するのも当然利権のためだ。企業の利益を確保すれば、官僚には天下りのポストが用意され、政治家には分け前がまわってくる。
タミフルでもすでに死亡例が確認されている。
タミフル服用患者の死亡例、世界で71人 米FDA報告
http://www.asahi.com/life/update/1118/003.html
mixiの足跡から辿らさせてもらいました。
中司さんの日記を読まさせて頂いたのですがいろいろと考えさせられました。
これからもちょくちょく訪問しようと思いますのでよろしくお願いします。
これからも頑張ってください。
医師の間ではタミフル多量の保存は必要なしは
言われていたことです
それよりも高齢者施設のインフルエンザに対する
措置を考えよと
それにしても、人体にとって真に恐ろしいのは得体の知れないこの薬ですね。
多くの方にmixiからお越しいただいて感謝いたします。
多少なりとも参考になるものがありましたら幸いです。
微力ながらコツコツやっていきたいと思います。
またのお越しを心待ちにしております。
日本全体にはびこる利権構造は国民の健康をも平気でないがしろにしています。問題の根本は医薬に限らずこの利権構造と言えます。
メディアもまったく追求しようとしないのは大きな利権がからんでいるからでしょう。子供を奪われた方の怒りと悲しみはメディアによって封じられています。
この薬の扱いについてもそう。
メディアこそ、いろんな視点からの冷静な意見を報道して欲しいです。
医者ですら正しい知識がないということには呆れるばかりです。
今日、鳥インフルエンザが何故なかなか感染しづらいのかということを証明した論文が発表されました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20060323k0000m040150000c.html
以前から、鳥インフルエンザがなぜ感染力の強い型に変わらないのかというのが研究者の間では議論になっていたようです。
その一端が解明された感じです。
鳥インフルエンザ、騒がれているよりもコントロールしやすい感染症かもしれません。
現在のメディアはその役割を十分に果たしているように僕には見えます。
十分注意してメディアの報道に接することが必要だと思います。
そうするといろいろなものが見えてくるはずです。
鳥インフルエンザは決して脅威ではないのでは、という僕の疑問に少しだけ確証を得たように思います。
それにしても、医師ですらタミフルの知識がないというのには唖然としますね。
これでは、一般の方は言うに及ばずというところでしょう。
メディアの責任は重いように思います。