風のぱれっと  (ぱれっとパート2)

きれいな色をのせてみよう
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セミと猛暑

2010-08-16 10:34:14 | 季節・風景




母の家の周りではこんな感じです。

たとえ真夜中であろうと
少々雨が降ってこようと
セミたちはおかまいなし!

今年はセミの声をなかなか聞かないと
思っていたのは杞憂でしたね。
出だしこそ遅かったけれど
今や…

セミ時雨なんてなまやさしいもんじゃない
セミ嵐ですな!
朝は5時には鳴きはじめますもんねぇ…

昨日も猛暑でしたが
ただ座っているだけで汗だく!
少しでも涼しく快適に過ごしたいと思うわけですが
意外と熱源になっているのがテレビ。

甲子園の熱戦などついつい長いこと見ている時に
テレビの画面の前を通ると
その熱さに(試合でなく)びっくり!

最近のテレビは画面が大きいので
ちょっとした暖房器具といってもいいくらい。
エアコンを使いながら
テレビをだらだらとつけっぱなしにするのは考え物ですよ!

しかし立秋を過ぎ
ミンミンゼミやアブラゼミに
ひぐらしの声が混じるようになりました。
夜になると秋の虫の音も聞こえてきます。

体調に気をつけて猛暑を乗り切りましょう 



夏の庭 The Friends

2010-08-10 20:22:28 | 読書


「夏の庭 The Friends」  湯本 香樹実 著 新潮文庫
いろいろ受賞していて、映画にもなりました。
平成4年に福武書店刊行、新潮文庫になったのは平成6年。
ちょうど子育て真っ最中で当時は絵本ばかりに目が行っていましたっけ。
今めぐり合えてよかった!
もうご存知かとも思ったのですが、
面白かったのでご紹介します。

小学校6年生の木山、山下、河辺の3人は
塾もサッカークラブもいっしょの3人組。
山下が疎遠だったいなかのおばあさんのお葬式に行ったことから
人の死について興味を抱いた3人は
もうすぐ死にそうなおじいさんの情報を得る。

死んだらどうなるんだろう?
それでおしまいなのかな、それとも…
第一発見者になって、死んだ人ってどんなふうだか見よう…
本人には絶対迷惑をかけないってことで…

ばれないようにと心がけてはいるものの
3人の見張りはすぐにおじいさんに感付かれ
短気な河辺がついに叫んでしまいます。
「ちっくしょう! じじい、よく聞け! オレたちはおまえを見張ってたんだよ!
 おまえが死にそうだっていうから、見張ってたんだ! 
 おまえがどんな死に方をするか、オレは絶対見てやるからな!」(本文のまま)

こそこそ隠れることがなくなって
おじいさんと3人組の距離はぐっと縮まり
洗濯、草取り、スイカ、家の修理、庭の種まきなど
おじいさんを見張っているのだか、おじいさんにこき使われているのだか!

それまでなんにもしないで
ただ少しの食品の買出しと、テレビを見ていただけのおじいさんは
みごとに「復活」した…みたいです。

花火師だったおじいさん
南方の戦地で戦ってきたおじいさん

おじいさんはもう「今にも死にそうな知らない人」ではなくて
サッカーの合宿であったいろんなことを聞いてもらいたい人になっていました。

そして、3人が合宿から帰ってくると…

警察やお葬式や、いろいろなシーンで、
親戚付き合いも全然していなかったおじいさんの死を
心底悲しんでいるのは3人組です。

自分の遺言を3人組に託したおじいさん…
おじいさんにとっても
このひと夏の子供たちとの「友情」は
忘れがたいものとなったにちがいありません。

語り手の「木山」の心の描写が、ていねいで、的確で
気持ちがいいです。
3人それぞれがよく書き分けられています。
笑い所も多く、テンポもよくて一気に読めます。 

夕立、スイカ、花火、合宿
夏が溢れていて、面白いですよ。  


明日は出勤

2010-08-03 15:02:42 | 季節・風景


さるすべり
猿は木から落ち、河童は川を流れ
弘法にも筆の誤り…

こう暑いと
「達人」とは程遠い身は、間違いばかりしでかすはめに…
暑さのせいにしてはいかんのですがネ。

娘が夏休みで寄宿先から帰宅して
案の定、つれあいはこれ以上無いというほどのニコニコ顔 

さっそくカラオケに行けば時間オーバーで延長戦!
翌日は、母や私の弟もいっしょに大宴会!
いったい今日は何曜日?

私とつれあいの週休日がビミョウにずれているので
みんなが朝ゆっくりしていると
自分が出勤しなくちゃいけないことを忘れてしまいます。

ワーォ、なんてこったい… 

ちなみに明日は出勤です。