[個人史]: 特質 気質 性質 特異:体質 小心さの理由(わけ) 嫌われて当然! 勘弁してよ! ・・
※ 無意識層制御中。 【回想】 ”新聞奨学生”
日本が高度成長期を謳歌する間、 私は 毎日朝夕、 休み無しで新聞配達の為に山間部をバイクで爆走していたが、 ようやく 「徐行」「左右確認」にも慣れたというのに ”やま”との別れが迫っている事を知らずにいた。
<10代最期に..>
朝刊をポストに入れて 戻ると、 配達用のバイクが倒れているのにはがっかりした。
一度は 新聞を積んだまま 華麗にバイクを起こそう と試みたモノの、 瞬間的に 『助けがないと無理だ』 と悟った私は 人も車も通ることがない道路上に立ちすくみ すっかり 職務放棄 を決め込んでいた。
<「なんてこったい!」(5)>
晴れ渡った 山間部の早朝は 都会の喧騒とは 永久に縁がない。 近くの人家と云えば 配達したばかりの 目の前の家しかないのである。
「あら? 新聞屋さん、そこで何してるの?」
配達から一時間ほどして、ようやく家人が ポストの新聞を取りに出てきたので 呼びかけた私に気が付いた。
新聞を積んだまま倒れているバイクの 横に突っ立ている私は何とも妙だ。
私は、
『スイマセ~ン、 アタタ.. 動けない・・。 ギックリ腰( 悲 悲 )みたいで.. 』
(続)
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05/25 回想: やまを去る日(終) - 悲鳴の響く道
05/23 回想: やまを去る日(3) ・・・ 本記事
05/23 回想: やまを去る日(2) - 職務放棄
05/15 回想: やまを去る日(1) - バイク転倒
05/14 日記: もうひとつの ダイハード(6) - エンジン停止
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<10代最期に..>
朝刊をポストに入れて 戻ると、 配達用のバイクが倒れているのにはがっかりした。
一度は 新聞を積んだまま 華麗にバイクを起こそう と試みたモノの、 瞬間的に 『助けがないと無理だ』 と悟った私は 人も車も通ることがない道路上に立ちすくみ すっかり 職務放棄 を決め込んでいた。
<「なんてこったい!」(5)>
晴れ渡った 山間部の早朝は 都会の喧騒とは 永久に縁がない。 近くの人家と云えば 配達したばかりの 目の前の家しかないのである。
「あら? 新聞屋さん、そこで何してるの?」
配達から一時間ほどして、ようやく家人が ポストの新聞を取りに出てきたので 呼びかけた私に気が付いた。
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私は、
『スイマセ~ン、 アタタ.. 動けない・・。 ギックリ腰( 悲 悲 )みたいで.. 』
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