[個人史]: 親から子へ 躾(シツケ)
父が自分の身体を張って私を止めた事がある。『ナイフは持つな!』だった。
私の高校の時、(今で云うサバイバルナイフの感覚で)学校で鉛筆などを削るために恰好の良いナイフを持ち歩くのが流行った。
流行には敢えて乗らない私だが、自分で収入を得る ようにもなり、カネは有ったので私もナイフを購入した。
早速家で着替え、持ち出そうとしたとき、たまたま父が部屋に入って来てそのナイフが見つかった。
あれこれと問いただすので、私は「ただ持っているだけだ」と答えても父は納得しない。
ドアの前に立ちふさがって「ナイフを(父に)渡せ!」の一点張りである。
父の云うことには、
「何かを持っていると、持っているだけでは気が済まなくなる。使って見たくなるのが人情だ」というのである。
また、「自分にはその気は無くとも、何かの拍子に誰かを刺してしまう(犯罪が起こる)こともある」と説得を続ける。
私が強行突破を試みても、父に押し返されるだけなので仕方なくナイフを渡した。
だが、
実際今まで持っていなかったのだから、その後もナイフが無くとも特に支障は無かった。
そして社会人となり、様々な犯罪等を見聞きするとき、父の云っていたことが確かであるとよく理解できる。
我が国、日本も学ぶ方が良い。と思うのである。
父が自分の身体を張って私を止めた事がある。『ナイフは持つな!』だった。
私の高校の時、(今で云うサバイバルナイフの感覚で)学校で鉛筆などを削るために恰好の良いナイフを持ち歩くのが流行った。
流行には敢えて乗らない私だが、自分で収入を得る ようにもなり、カネは有ったので私もナイフを購入した。
早速家で着替え、持ち出そうとしたとき、たまたま父が部屋に入って来てそのナイフが見つかった。
あれこれと問いただすので、私は「ただ持っているだけだ」と答えても父は納得しない。
ドアの前に立ちふさがって「ナイフを(父に)渡せ!」の一点張りである。
父の云うことには、
「何かを持っていると、持っているだけでは気が済まなくなる。使って見たくなるのが人情だ」というのである。
また、「自分にはその気は無くとも、何かの拍子に誰かを刺してしまう(犯罪が起こる)こともある」と説得を続ける。
私が強行突破を試みても、父に押し返されるだけなので仕方なくナイフを渡した。
だが、
実際今まで持っていなかったのだから、その後もナイフが無くとも特に支障は無かった。
そして社会人となり、様々な犯罪等を見聞きするとき、父の云っていたことが確かであるとよく理解できる。
我が国、日本も学ぶ方が良い。と思うのである。