＜共謀罪＞見えない政権者による見えない定義

「共謀罪」の通常国会成立を指示＝野党に理解求める－安倍首相
【見出し記事】　安倍晋三首相は19日午前、首相官邸で長勢甚遠法相と外務省の谷内正太郎事務次官と会談し、昨年の臨時国会で継続審議となった共謀罪創設を柱とする組織犯罪処罰法改正案について、25日召集の通常国会で成立を目指すよう指示した。(時事通信)
［記事全文］

参考： 法務省見解 「組織的な犯罪の共謀罪」に対する御懸念について （法務省ＨＰ）

法務省は ただの 共謀罪 とは云わず限定条件を付けて「組織的な犯罪の共謀罪」 と説明するが、首相は単に 「共謀罪」 としか云わない。

これまでも何ごとも、狭い 一点 に穴を空けた（法案成立）後、 その後 勝手に拡大していくのが 政府の手法 である。

そもそも テロ組織 とは誰か？ 暴力団も国の許可を得て 暴力行為（犯罪実行ならびに加担業等） でも営業しているというのか？

法務省や政府・国 が 勝手に 犯罪組織 と認めるだけで誰でも対象となるのだ。 為政者である 裁く者の一存 で何ごとでも自分に都合良く決める事が出来るではないか。

法務省が 例に挙げた事例("keiji30-1.pdf") でも、 ”居酒屋で上司を殺そうと言う”　は関係ないが、 ”居酒屋で盛り上がって首相を殴ってやろうと合意する” はダメだとも簡単になってしまうのだ。

ほんとうに 中途半端な仕事しかできない 国の政府 である。 いや、拡大可能な状況に持っていく 策士 である。 いやいや 真実を語らない 秘密政治屋 である。