ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

<厚労省>機能しない 弱者保護制度(医療)

2007年08月07日 16時21分03秒 | 格差社会と政治
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<理解できない非効率制度>
何ごとも 類は友を呼ぶ と云うが、’その道’ の情報は簡単に手に入る。

昨年 「高額医療費」 について、 後日の還付ではなく 最初から 限度額までの支払いで済む 高額療養費受療委任払い の制度があるという事で (お騒がせの 菅総務相を真似た訳ではないが、) そんな社会弱者向け制度 があるなら使ってみよう と思い立った。

<理解できない非効率制度>
病院を訪れ、 担当者を探したがあいにく不在で、 幸か不幸か 「代理」だという横柄な職員に対応して貰った。

「制度を利用したい」 と伝えた時点で いきなり ”クズ患者!” のような剣幕で 簡単には利用して欲しくない 旨を 懇切丁寧(詳細)に教えてくれた。 (実の担当者ならば教えてはもらえなかった事だろう)

<担当医嫌がらせ制度>
制度を利用すると、(月末等病院〆日毎に) 複数の医師で監査チームが作られ、 担当医の治療に 無駄な薬品使用や 余分な医療行為 がなかったか等を 重箱の隅を突くように調査し、 その監査結果で承認されてから 当該医療費を病院が直接請求するようなのである。

無駄を省くのは結構なことである。 だが、その実態は、
例えば、入院・手術 の結果が 3割負担で 60万の請求が来た。 病院に60万を支払って帰った患者は あれこれ余分な薬剤を用いながら 総額 200万の手術・入院をしても なんの 監査も無用 だ。

だが仮に 制度を利用して、 保険適用範囲で 数千円~数万円程度の 病院からの直接請求額 であっても 当該監査チームが組織され 重箱の隅を突きながら 担当医師の 欠点を暴き出すのだ。

<どこが弱者保護制度!?>
保険適用後の 例え100万円の高額支払いであっても 払える患者を担当した医師には そのまま何もないが、 弱者用制度を利用する患者を担当した医師は (たとえ 数千~数万程度のために)さんざんな屈辱を受けながら 当該患者を診察しなければならない実態 が、 どこが 公平な医療制度なのか!?

ドクターたちの監査時間を時間単価に治せば 一円の無駄を削るために 一万円を支払って監査して貰うようなものである。 大バカ制度だ。
この一般弱者向け制度が、 生活保護受給者の医療受診時も同じ だと聞いて 先述の「代理」の者が 興奮しながら説明した理由をはっきりと理解したのである。

こんな制度に 厚労省職員はもちろん 医療現場や 各担当者に 疑問が沸かない事自体が 制度改革(業務効率化) には とうてい無縁な証拠だ。

(続)

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