Officer's '70s Theater

'70年代の恐竜的ハイパワー車ファンが昔を懐かしむブログ

女囚701号/さそり

2012-10-22 18:40:24 | 映画(女優)
Meiko Kaji - Urami Bushi

1972年8月25日公開
監督:伊藤俊也
原作マンガ:篠原とおる(ビッグコミック)
主演:梶芽衣子
女優陣:扇ひろ子、渡辺やよい、横山リエ、小林千枝
男優陣:渡辺文雄、室田日出男、夏八木勲

<あらすじ>
松島ナミは麻薬取締り課の刑事「杉見」(夏八木勲)の恋人であり、体を許した仲だった。
杉見に懇願されて囮捜査に協力したナミは組織に潜入するが、バレて輪姦されてしまう。
杉見は犯人を逮捕するどころか、ナミを餌に押収した麻薬を持って組織に寝返った。
怒りに燃えたナミは刃物を振りかざして杉見を襲うが、負傷させただけで捕らえられ、裁判で有罪となって女子刑務所に投獄される。「殺人未遂現行犯の狂った女」が杉見の不正を訴えても、誰も聞く耳を持たなかったのだ。

女子刑務所は女牢名主が新入り女囚を苛める地獄だった。牢内では盗みの濡れ衣を着せられてリンチされ、外に刑務作業に出れは男性看守に『態度が反抗的だ』と強制労働を命じられ虐げられるナミ。しかし彼女は「脱獄と復讐」を決して諦めない。
やがて内部抗争で蓄積した女囚たちのストレスは頂点に達し、刑務所内の倉庫に女囚が集団で篭城する事件が発生する。

<梶芽衣子という女優>
痩せ型(貧乳)でレモン型の輪郭に長いストレートの黒髪。昔風の日本女性の典型とも言える彼女は「つり目だが二重の大きな目」が特徴で、目力による存在感があります。
役柄上、無口で「男を睨み付ける」事が多い彼女ですが、話すと高い(女性っぽい)綺麗な声が男心をくすぐります。
最近の女優さんに例えると「柴崎コウのデビュー時」のような感じです。

現実の彼女は「暴力とは程遠い」穏やかで上品な女性で、日本酒のCMに和服姿で登場していますが、高嶋礼子のような「元ヤン姉御キャラ」ではありません。

私生活で婚約中にこの映画がヒットしてしまったのが不幸でした。『彼氏の親族に体裁が悪くなるから、もうやりたくない。辞めさせて。』という梶の発言に驚いた東映は、社長みずからが周囲の説得に乗り出して「あの手この手を使って」続編にズルズルと何作も出演させてしまい、結果的に縁談は破談になってしまいました。


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