シリーズ第三弾。
今回は、行天の過去が少し解ったり、多田の恋愛が!
シリーズ3作目を読んで感じたのは、しをんさんは、今はもう行天=龍平をイメージして書いているんじゃないかな・・・。
行天の取る行動とか、松田龍平にしか思えない^^
そのくらい、行天に龍平がピッタリ来るというか・・・。1作目よりも3作目の方が、若干コミカルな風味が増して来ている感じがあるような。私はそういう方向は好きですが。
最初の方の仕事で、行天が布団で屋根を滑り落ちる?シーンは、映像を想像しただけで笑えて来ます。
あまりに行天の個性がユニークで魅力的な分、多田が普通の良い人ってキャラなのが、なんだかちょっと気の毒かな。
いずれにしても、このコンビ、いいです。
また、過去の作品で登場した人達が、色々登場するのも読んでいて嬉しかったです。
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
多田と彼女は、最初のデートで彼女の寝室にGO!そこまでは長かったものの、あっという間に、そういう仲に。
そして行天の過去は?というと、行天の母親が新興宗教にハマっており、その宗教団体の中で、幼い行天は特別な存在、未来の神の子、みたいな風にされていたそうな。思春期になってから、夜は部屋に鍵をかけて寝ないと、夜間に母親が入って来て、人に言えないような事をされていたそうで・・・。具体的にどういう事をされていたのかはわからないけれど、可哀想だな・・行天。今はもう無くなっているその宗教団体で一緒だったメンバーが、今回登場する自然野菜を作って売る団体の有力メンバーになっていました。
自分の娘ハルちゃんを、かばって受けた怪我(また同じ個所の指が切り落とされた)の後、多田から50万円渡され、姿を消している間、なんと!多田の彼女の家の1階に居候していたとは・・・。そして多田便利軒の隣の部屋が空きになって、そこを行天が探偵事務所として契約し、戻って来る。以上
でも、ちゃらんぽらんな行天がたまに良い事をぼそりと言うんですよね。長期入院しているお婆ちゃんとか、今回は自然野菜を売る宗教団体に入っている母親の子供とかに。
また第4弾も楽しみです!4つ★
まほろ駅前狂騒曲(2013/10/30)
まほろ市で便利屋稼業を営む多田と行天。ある日多田は行天の元妻から子供を無理やり預けられて困惑する。
月魚
舟を編む
「木暮荘物語」「天国旅行」
「まほろ駅前番外地」
星間商事株式会社社史編纂室
神去なあなあ日常
「光」
「悶絶スパイラル」「人生劇場」「仏果を得ず」感想
「きみはポラリス」感想 三浦しをん
「むかしのはなし」三浦しをん と「最後の恋」感想
「桃色トワイライト」「まほろ駅前多田便利軒」感想 三浦しをん
「秘密の花園」、「風が強く吹いてる」
何だかいろんな出来事がたくさんありましたが、それでもごちゃごちゃしていないのが流石だなと思いました。
多田は良かったですねぇ。何があったとしても、許されないことはないんだと思いました^^
今後がとても気になる終わり方だったので続編も楽しみです。
オダギリジョーって感じじゃないような。
私が一番好きなのは、はるちゃんと二人きりになる行天の不安を知りながら、多田がはるちゃんに何かあれば死ぬことにする、とさらっと言う所です。
何だろう・・・あの信頼して、親ライオンが崖から子ライオンを突き落とすようでいて、相手の暗部に踏み込む覚悟を命がけでする、BLに近い感覚でもあり・・・とにかく、あそこキュンとしました。
映像化されるとか。すごく楽しみです。
バスの間引き疑いは、実は私も思った事があるんですよ。(普段は無いんだけど、大雨でダイヤが狂ったりとかした時に、あれ??変だぞ・・って事があった)
本に登場するバス会社、私が普段使っているバス会社なんです。
今後、どうなるんでしょうね。
また続編が楽しみです
龍平行天は、これから町の探偵屋になったら、父になっちゃいますがな。
最近オダギリジョー、見てないなぁ・・・(ドラマに出てるんですが、見てないので・・)
また見たいなぁ。。。
>多田がはるちゃんに何かあれば死ぬことにする、とさらっと言う所
あのシーンは、ゆるーいこの小説の中で、際立って印象に強く残るシーンでしたね。
私も、読みながら、そのセリフのシーンは、おおっ!!と、椅子から若干体が浮きました。
映像化、楽しみです。
あと、牧場主さんは、ご覧になっていなかった様な気がするのですが、中井貴一と小泉今日子のドラマ「最後から2番目の恋」だったかな? あれも春から第二弾を放映するそうで、そちらも楽しみなんです。
じゃ、見てみようかな~、第二弾からでも。
松田龍平の探偵物語的展開を少し想像しましたが・・・
あっちは確か、ユニフォーム(コスチュームっていうか)がかっちりしててかっこ良かったのに、私のイメージする行天は、確か原作に、多田のジャージのズボンをマフラーか何かみたいに巻いているっていう・・・こう、ゆるすぎ・・・解決する気あるのか、みたいな。
かけあい、面白いですよ!
でも、昭和な感じかなぁ・・・45歳以上の人をターゲットにしてる感じがプンプンするドラマだから、この世代以外の人が見ると、どうでしょうか・・。
そういえば、同じ探偵でも、父さんと龍平じゃ、随分違いますね!
確かに父は、あの衣装が重要だったのに、息子はゆるゆるな感じ。
今の時代に合うのは断然ゆるゆる行天ですね。私も今見るなら、ゆるゆる衣装の探偵の方が好きです。
また似合うのよね
それにしても、松田龍平、良い役者になったなぁー!!
多田と行天、素敵ですよね。
誰かのせいで、酷い目にあっても
決して、その誰かを責めたりしない。
いい男(たち)だよなぁ・・・
私ね、このシリーズを最初に読んだ時は、行天はオダギリジョーが演じるのかな、って思っていたんですよ。
でも今は、松田龍平しか考えられなくなっちゃいました。
実は第一作目を読んだときは、それほど好きなお話ってわけじゃなかったのです。
でもだんだん好きになって、今はかなりお気に入りの作品になりました。