中国、西安 旅日記

西安を中心とした中国での旅行・観光日記、西安での出来事・思い出などを公開しています。

自家用車の買い替え

2019年10月26日 | 生活

 2010年に購入した鈴木SX4が、昨年の夏の内モンゴルドライブ旅行後から、あまり調子がよくなく、定期整備にも費用がかさむようになってきた。車検制度が変更になっていて、新車から6年目までは、毎年の車検も不要になり、以前から車を買い替えたいと考えていた。SX4の状態を考えて国慶節の1週間の休みで自家用車を買い替えることにした。もともとは鈴木スイフトを考えていたのだが、鈴木自動車は中国から撤退したので、トヨタのPHEVを検討することにした。

 西安では環境保全のための車両通行規制が行われていて、年間を通して月曜日から金曜日のうち1日、車両番号下1桁によって通行できない日が決められている。昨年まで、冬季の大気汚染が著しい場合に週3日通行ができなくなることが数回あった。そこで、こうした規制の適用外になる「新節能車(エコカー)」の購入を検討していた。電気自動車は、私のようなごく普通の都市生活環境では現状では給電に問題があり、個人での使用は現実的でなく、HEVは「新節能車」と認められていない。PHEVはエコカーに指定されているので、トヨタのPHEVが発売されるのを待っていた。トヨタのPHEVは今年の5月に発売されたが、価格がかなり高かった。しかも、カローラ(レヴィン)のHEV車をベースにPHEV車に変更したもので、PHEVという点を除けば、価格はひとつワンランク上の車種の価格だった。さらに、カローラ(レヴィン)のHEV車・ガソリン車が今年夏までにモデルチェンジをおこなわれたのに対し、PHEVのカローラ・レヴィンはモデルチェンジが行われなかったので、来年にはモデルチェンジされる可能性もある。今回、メーカーはトヨタに決めていたので、価格を抑えてにカローラ(レヴィン)のガソリン車を買うか、好みにあうC-HR(ガソリン車)を購入するか、カローラ(レヴィン)のPHEV車を購入するかを国慶節に決めることにした。

 10月1日から7日間の日程で西安モーターショーが開催されたので、初日の午後、見学に出かけた。家から近い高新区の会場にいくと、高級車しかなく、トヨタはレクサスしか展示されていなかった。曲江区の会場まで送迎バスが出ていたので、トヨタの上記の車を見るため曲江区の会場へ移動した。実車を見学したあと、「広汽豊田」「一汽豊田」という中国のメーカーで見積もりを出してもらったところ、カローラ(レヴィン)のPHEV車はかなり値引きされていることがわかった。メーカーの希望小売価格ではカローラ(レヴィン)のPHEV車がC-HRより高く、4万元ほどの差があるのだが、税金・保険などの費用も含めた支出額はほぼC-HR、と同じだという。カローラとレヴィンは、カローラの外見はヨーロッパ風、レヴィンは米国風という感じで、基本は全く同じだそうだ。「広汽豊田」がレヴィン、C-HR、「一汽豊田」がカローラ、IZAO(C-HRと外見もほぼ同じ)を販売している。レヴィンのほうがカラーラより外見が好みにあうので、「広汽豊田」販売・サービス会社から購入することに決め、対応した販売員の所属する北郊外にある正規販売・サービス会社(4S店)で5月3日にレヴィン、C-HRの試乗を予約した。

 「広汽豊田」の4S店は西安には4社あり、試乗予約をしたのは北郊外の4S店だったが、4S店間で見積もりが違うこともあるかもしれないので、10時過ぎに家から近い高新区の4S店に出かけた。価格は同じようなものだったが、すぐに試乗できるというので、C-HRとレヴィンのHEV車(PHEVは事前予約が必要)を試乗した。試乗した結果は、乗り心地・運転の快適さは圧倒的にC-HRがよかった。試乗はできなかったが、レヴィンのPHEV車は、白色の車の在庫が2台あるという話だった。近くで昼食を済ませ、北郊外の4S店へ行く。予約をしていたのにここでもレヴィンのPHEV車は試乗できなかった。この店はPHEV車の在庫はなく、トヨタの割り当て台数は販売しおわったので他店経由の購入になるということだった。帰り際に西校外に新しくできた4S店にも行ってみた。こちらでは、PHEVはトヨタの割り当て台数は少なく、ほとんど売れていなし、在庫も割り当て台数なく、今は販売していないという話だった。購入先を高新区の4S店(以下、4S店)と決めた。

 4日、4S店の担当したセールス・ウーマンに電話して、PHEV車の試乗を予約した。5日午後、PHEV車の試乗ができ、試乗をした際、4S店の試乗担当者がいろいろと説明してくれた。しかし、この担当者はC-HRのほうがおすすめだと言う。今回は、妻がC-HR、私がレヴィンのPHEVがよいということで意見が一致せず(実は私自身が迷っていたのだが)、なかなか決められないということにして値引交渉をしようと思っていたのだが、相手側に私が決めるのだということがバレていて、あえてC-HRをすすめているのだと思った。モーターショー期間中に購入すると割引がすこし多くなる、車の買い替えにあまり時間を使いたくない、やはりエコカーが欲しい。そう思って、レヴィンのPHEVを購入することに決めた。3日の見積もりより1000元安くなり、装備に含まれていないバック時の警報音、ドライブレコーダーをつけてもらうことにした。この4S 店に鈴木SX4を買い取ってもらうことにした。査定価格は1万6千元で、新車の引き取りと同時に4S店に引き渡すことにして仮契約を結んだ。自宅への帰路、もう少し高く売れるのではないかと妻が言い出したので、自宅近くの自動車修理屋で聞いてみたところ、3万元ちかくまで売値はあがりそうだった。自動車名義移転の手続きなどに立ちあわないと安心できないなど手間暇がかかるので、やはり仮契約をしている4S店に売ることにした。

 手続きが煩瑣なので、今回も妻の名義で自動車を購入した。新車の代金は、半額を頭金として支払い、残りはローンにした。6日の午前、4S店でローンの申請手続きをし、午後に申請が受理された。7日中に銀行から4S店にローン分が振り込まれたので、8日に4S店で新車の購入手続きを行った。妻はこの日から仕事が始まっていたが、午後から一緒に4S店に行き、内装カラーのことなる2車から黒色の内装カラーを選んで、車のチェックをし、保険を購入し、頭金を支払った。新車購入に関する諸手続き(税金、車検、ナンバープレートの取得など)は、通常は4S店で代行できるが、「新節能車(エコカー」は所有者が自ら行う必要があるということで、4S店の近くにある税務署へタクシーで移動し、自動車の購入税の納付手続きをおこなった。「新節能車」の購入税は免除されているので、必要書類を提出しただけだっただが。(ちなみにC-HRを購入すると1万4千元ほど税金がかかる)。

 「車両管理事務所」の手続きはインターネットから予約しなければならなくなっていたので、妻がインターネットの予約をおこなった。車両番号を選択・取得し、これでOKだと思い、11日朝一番の授業があったので、午後から4S店に行き、新車を運転して「車両管理事務所」へ行ったのだが、車検の予約をインターネットから事前にするように言われて、翌日の9時~10時の間の予約を取得した。12日は日曜日だが、国慶節の振替出勤日なので、「車両管理事務所」は業務をおこなっている。9時に4S店に行き、新車を運転して「車両管理事務所」へ行く。車検の時に一人しか検査に立ち会えないので、少し車になれるということで、今日は妻が運転した。11時には車検、ナンバープレートの取得などが終わり、4S店に戻った。昼食を食べたあと、妻は仕事に行き、私も月曜日の振替授業があるので、学校へ出かけた。夕方、4S店からガラスの保護フィルム、追加装備が終わったという連絡があった。
 翌日13日の日曜日、4S店に行くと新車に充電をはじめていた。SX4の引き渡し手続きを行った後、4S店の人達に新車にナンバープレートをつけてもらった。スマートフォンでSX4の写真を撮っていたら、担当販売員の女性が記念写真を撮ってくれた。充電が終わるまで2時間あったので、近くの公園を歩いて新設のショッピングモールへ行き、昼食を食べた。新車を運転して自宅に戻り、地下駐車場の情報を更新するためマンション管理事務所で新しい車両番号を登録した。

(1)10年近くともに過ごしてきたSX4


(2)新車にナンバープレートをつけてもらう


(3)地下駐車場に停車した新車

 

 

 

 ここ2週間ほど大学への通勤に運転しているが、今までの車より走りは快適で、燃費も格段によいが、前部など長さが長く車庫入りなどがまだスムーズにできていない。

 



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