あらよっと大作戦

荒くれ・酒盛り・若干の鼻唄 三拍子そろったトレラン&プロレス噺。

先週末は丹沢とハセツネ30K。そして、UTMFに想うこと

2012-04-03 | トレイルラン/ハセツネ
先週末は合宿状態で山三昧だった。

31日土曜日は、蚊取り線香さんと○島さん、現役山岳部のSくんと表丹沢の
主要ピーク制覇を狙って入山。
暴風雨のため、鍋割山~塔の岳で撤退し大倉にアウトした18K程度の行程。

雨はいいとして、風が強かったぁ。
塔ノ岳は365度からとばされそうな強風を体験。

だけど、楽しかった。
それは好天の日の方が格別ですが、雨だろうと山に入るのはしみじみ楽しい。

歩きながら&下山後のビールを飲みながら、いろいろと発表されてきたUTMFに関して、
情報や指南をいただいたが、自分がゴールするためにカギとなるのは、

100Kまで如何に足を残せるか?100K以降に時速4Kを維持するペース配分

100K以降は、このレースの最大のピーク天子山塊を越える地点でもある。
となると、前半の三つの山越え(試走にいったedyさんの情報だと難所とのこと)の
セーブに加え、A6水ヶ塚公園(68K)からA8西富士中学校(103K)まで
延々と続く下り区間を如何に走らずに膝えのダメージを回避するかだと思う。

関門制限がまだ発表されていないし、間に大エイドになる富士こどもの国もあるが、
ここで巻く作戦を組んだら足が終わるのは目に見えている。
緩やかな下りでストックを使ったパワー&インパクトセーブの方法をが必要となる。
まだ自分でなれてない使い方なので、これは練習しないと。
近場だと金比羅尾根の下りか、鍋割山から大倉までの下りか。


1日は今年2回目のレース「ハセツネ30K」に出場。
会場は今年から変更となり、小和田地区の特設会場に↓



コース変更により刈寄山登山口までのロード区間が延びたこともあるが、
まわりの選手の高速化が目立った。特に、ロードの登りは走る人が多い、それも速い。
これは、CP1~CP2の間でも感じたが、トレッドミル的な練習や対応力を持ったトレイル
ランナーが増えているということなのだろうか。

反面、本格的なトレイルにやっと入り、かつ、ハセツネの裏の核心部(鋸の歯状にUPDOWN
が続く前半エリア)を一部含むCP2~CP3まで、下りでも登りでも減速する方が多かったよう
に感じた。また、この区間で足きりされた声も聞く(どうも渋滞したらしい)。

シングルトラック部分では、後に何人も待たせている(詰まっている)状態なのに、
道を譲らない(譲れない?)人も何人か目にした。

これは仮説だけど、ハセツネ30Kの特徴として、ハセツネ本戦の近道=ポイントとして
参加する要素が強いことから、最近トレイルランをはじめた人が多いレースだと思う。

その中で、ロード区間が強いということは、鎌倉や高尾などの走りやすいコースを
日頃は走っていて、シングルトラックや厳しいUPDOWNが続くような難しいコースでの
練習(経験)が少ないが、坂道練習やトレッドミルのような練習はしっかりしている、
というトレイルランナーが増えているのではないだろうか。

今年の富士登山競争についても、富士登山人気の影響もあるとして、平日開催なのに、
応募者が殺到し瞬〆きりとなった。
そのあたりの傾向をうけてのことではないだろうか?
また、UTMBやUTMFはランナーの中で話題が多いが、TJARの話題が少ない
ことを踏まえると、山岳競技の延長よりも、マラソンの延長でトレイルランニングを
している人が主流になってきているのかもしれない。
 


どのみち、高速化していることにはかわらないが、荒れたトレイル(といっても、奥多摩の
マイナーな登山ルートでは普通レベル)の下り・登りで渋滞が発生しがちになるようならば、
ハセツネやキタタンなどの古くからあるレースの面白さが減ってしまうと思う。

トレイルは、けっして走りやすいとは限らない。
そんな非日常の場面をかっとばし楽しむこと。これがトレイルの醍醐味だ。これは自論。

それと、ハイカーやボラの人に挨拶しないトレイルランナーがいまだに多い。

トレイルランニングの入門書に書かれている注意事項として、一番はじめに書かれていること。
なぜ挨拶すらしないのか?そんなにシビアだったりシリアスな走りに集中しているのか。

トレイルランはマイノリティだし、山を楽しむハイカーたちが先人であって、
よくわからないルールでも先人の教え・ルールを守ることが重要。
それは、ハイカーでも挨拶しない人もいるが、気持ちよく共存したい。

先日、UTMFのコース前半の詳細が発表されたが、間にストック禁止区間や
追い越し禁止区間・熊鈴禁止区間ときめ細かく指定されている。
(ストック禁止区間が多く、想像以上のハードな前半展開)

各自アタマに叩き込んで厳守することは・・・エリアが書かれていても、
実際の現地の場所とアタマの記憶は照合はできないと思う。

トレイルランナーとして、大会に参加する選手として、そして、この大会がOSJ箱根の
二の舞いにならず継続するためにも、決めたルールを守る義務がある。

となると、主催者側でも厳守させる手助けをしっかりしてほしい。

具体的に書くと、

・禁止エリアのIN/OUTでの禁止事項の表示を看板等で大きく掲出する
・係員をIN/OUT常駐のこえかけとチェックを行う
・禁止エリア内のコース表示での禁止事項の継続表示

※2008年のキタタンで、国立公園エリアを追い越し走り禁止区間に指定した際は、
区間のトレイルを白いビニール紐で結んで明確にわかるようにしていた

トレイルランナーの各自の自主性に託すだけではなく、守ることを忘れることなく、
気づかせ、注意させるフォローだ。

また、UTMBのように意図的ではないがルールを守らなかった場合、
関門で●●分間止まらせるなどの時間的なペナルティを併用してもよいかと思う。


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2 コメント

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Unknown (月ひつじ)
2012-04-08 01:13:58
素晴らしい内容で感動!ホントマナーすら守れないトレイルランナーは絶滅して欲しいです。
>月ひつじさん (kyow)
2012-04-08 19:48:48
昨日、ハセツネグリーンフェスタのときの感じだと、
ランナーからの派生組や高尾~陣馬くらいしか走ったことない方
が増えてるようです。

ハセツネ30Kでも低体温症になった参加者がでたとのことなので、
マナーに加えて事故(自身だけでなく、ハイカーとの衝突など)が起きないか心配。

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